ビールでハワイ気分を満喫! 人気観光地ハワイのビール銘柄を紹介
ハワイといえば、日本から訪れる人も多い人気の観光地。「ハワイならではのビールを満喫したい!」というあなたに、ハワイのビール事情と、日本でもたのしめる銘柄を紹介します。
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ハワイ産ビールのおいしい魅力
Kailua-Kona, HI, USA / Shutterstock.com
日本のビールとは異なる味わいをたのしめる
ビールは発酵方法の違いによって、大きく「エール」と「ラガー」に分けられます。たとえば、日本で多く飲まれているビアスタイル(ビールの種類)の「ピルスナー」は「ラガー」に分類されます。
一方、ハワイでは「エール」が主流。そのなかにも「ペールエール」「スタウト」「IPA(インディアンペールエール)」など多くのビアスタイルがあり、銘柄もバラエティーに富んでいます。また、ビールの瓶や缶に、海や太陽などハワイならではのモチーフがあしらわれているのも特徴です。
日本でふだん飲んでいるビールとはまた異なる味わいと雰囲気をたのしめるのが魅力です。
ブルワリーがこだわりの地ビールを製造
ハワイでは、もちろんアメリカ本土で生産されたビールも多く売られています。一方で、現地のブルワリー(ビール醸造所)が造る地ビールも人気。ハワイならではの個性を持たせ、ほかのビアスタイルや銘柄では味わえないビールを提供しているのです。
また、ブルワリーには、ビールの醸造所にパブやレストランが併設されていることも多く、食事と一緒に造りたてのビールを味わうのが、ハワイならではのたのしみ方になっています。
もちろん、ブルワリーが造ったビールは日本にも輸入されているので、家にいながら、ハワイにいるような気分を味わうことができます。
ハワイの人気ブルワリーを紹介
Orange Grove / Shutterstock.com
環境保護にこだわりながらビールを造る「コナ・ブリューイング・カンパニー」
1994年、ハワイ島コナに醸造所をオープンし、その後、オアフ島にも支店を構えたブルワリー。ハワイの地ビールの火付け役ともいえる存在です。
環境保護にもこだわり、醸造所の電力に太陽発電を使用。醸造に使った水も自家庭園のためにリサイクル。さらに、ビール造りに使用した麦をピザに入れ込むなど徹底しています。
銘柄には「ビッグウェーブ・ゴールデンエール」「ロングボード・アイランド・ラガー」「ハナレイ・アイランド IPA」などのようにハワイらしい名前が付けられているのが特徴です。
地元のエコにこだわる「マウイ・ブリューイング・カンパニー」
「マウイ・ブリューイング・カンパニー」は2005年にマウイ島にオープン。ハワイでもっとも大きなクラフトビールの造り手として知られています。マウイ島に醸造所を持つほか、マウイ島やオアフ島に4つのレストランを構えています
地元の環境を大切にすることをポリシーにしているのも特徴。ビール造りに使われた素材を農場の飼料や肥料のために提供しています。
マウイ産のパイナップルを使った「パイナップル・マナ・ウィート」など、マウイならではの味わいを追究しています。
さまざまなサイズのグラスで頼める「アロハ・ビール・カンパニー」
「アロハ・ビール・カンパニー」は、2012年にオープンしたものの翌年に閉店。2017年に再オープンしました。
柑橘系の香りづけをほどこした西海岸スタイルのビールのほか、クラシックなヨーロッパのラガービール、南ベルギーの伝統的なビールをアレンジしたものなど、個性的なビールを製造しています。
日本で手に入るハワイ産ビール銘柄
Lynn Watson / Shutterstock.com
多彩な銘柄でハワイアン気分を味わえる“コナビール”
コナ・ブリューイング・カンパニーの“コナビール”は、どこのスーパーにも置いてあるほど、地元の人にはおなじみのビール。日本でも見かけることの多いブランドです。ハワイをイメージさせるイラストがラベルにほどこされているのも特徴です。
【ロングボード・アイランド・ラガー】
「ロングボード」(サーフボードの一種)の名のとおり、パッケージにサーフィンの風景をデザインしています。見た目は明るいゴールド色。苦味は抑え目で、のど越しはさわやか。ハワイをイメージさせる暑い季節に飲みたいビールといえます。
【ファイヤーロック・ペールエール】
柑橘系やカラメルの甘味、苦味、渋味が絶妙に混ざり合った味わい。後味はフルーティーな印象が残り、ハワイの空気を感じさせます。ロコモコなど、ハワイの料理と一緒に味わいたいところ。パッケージにはハワイの火山をあしらい、デザインのかわいらしさから、ハワイのお土産としても人気を集めています。
伝統的な製法で造られるマウイ・ブリューイングの缶ビール
マウイ・ブリューイング・カンパニーでは、ハワイの強い日差しから守るため、缶ビールのみを販売。缶に描かれたキュートなイラストにも要注目です。
【ビキニ ブロンド ラガー】
ビキニスタイルで金髪(ブロンド)のハワイアンガールをあしらったパッケージが目印。見た目はゴールド色で、上にのった泡の白色が映えます。口の中で、ほんのり甘味のあるパンやビスケットのような味わいが広がり、そのあと南国を思わせるホップの苦味がやってきます。太陽が降り注ぐビーチをイメージしながらたのしみたいビールです。
【ココナッツ ヒワ ポーター】
6種類の麦芽とホップ、手作業でトーストしたココナッツを使用したビールです。口の中でココナッツの香りと麦芽の風味、ホップのスパイシーさが広がり、ハワイらしさを醸し出します。ココナッツやヤシの木をあしらったパッケージのデザインも、まるでハワイにいるような気分にさせてくれるでしょう。
濃厚ながら軽やかに飲めるオアフ島の“アロハビール”
アロハ・ビール・カンパニーが造る“アロハビール”は、ブルワリーがオープンするまで、特定のレストランやイベントでしか飲むことができませんでした。現在では、ハワイのスーパーはもちろん、日本にいながら、家飲みでもたのしむことができます。
【アロハ・ラガー】
見た目は濃いオレンジ色で、泡立ちのよさが特徴。口に含むとしっかりと麦芽の風味が感じられます。ハワイのビールといえば淡い味わいをイメージしますが、コクや甘味が濃厚で、最後に苦味がじんわりときいてきます。一方で、じっくりと味わいながらも軽やかに飲めるので、さまざまな料理と一緒にたのしめます。
ハワイで造られる地ビールは、ほかでは味わえない個性を持ったものばかり。ぜひ、ハワイ産ビールで、常夏の島にいる気分を満喫してください。
個性的なクラフトビールを作るハワイの定番人気といえば?