焼酎のお湯割りは冬だけじゃない! 一年中味わえるおいしい飲み方
焼酎のお湯割りは、体を内側から温める冬向けの飲み物という印象がありますが、季節を問わずたのしめる飲み方です。なかでも芋焼酎は、お湯で割ることで風味が増し、素材の香りがグッと引き立ちます。ここでは焼酎のお湯割りの魅力やたのしみ方を紹介します。
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焼酎のお湯割りならではの魅力
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焼酎のお湯割りで、体の内側から温まる
焼酎のお湯割りは、寒い冬にぴったりの飲み物。体が内側からじんわり温まる心地よさを味わうことができます。
とは言え、焼酎のお湯割りは冬場に限ったものではありません。焼酎通のなかには、暑い夏場も焼酎はお湯割りで、という人も少なくないようです。季節を問わず、年間を通してたのしめる焼酎のお湯割りには、どんな魅力があるのでしょうか?
焼酎をお湯割りで飲めば悪酔いしにくい!?
焼酎のお湯割りは、温めることでアルコールが体に吸収されやすくなる傾向があることから、酔いが回りやすいと言われます。後から一気に酔いが回る水割りに比べて、酔ってきたことを自覚しながら飲めるので、飲み過ぎを防ぐことができるのだとか。
もともと本格焼酎は他のお酒と比べて悪酔いしにくいと言われていますが、今日は羽目を外せない、翌日には引きずれないという日は、本格焼酎のお湯割りを試してみてはいかがでしょう。
本格焼酎は、お湯で割ることで香りはや味は引き立つ
焼酎のなかでも、単式蒸溜で造られる「本格焼酎(乙類焼酎)」は、お湯で割ることで風味が増します。
本格焼酎は、芋、米、麦など、素材本来の持ち味をたのしめるのが魅力ですが、とくに芋焼酎は、お湯割りにすることで、素材の甘味や旨味、香りが引き立つともに、よりまろやかな口当たりに。
本格焼酎ならではの素材の風味をたのしみたい人には、お湯割りがだんぜんオススメです。
焼酎の「お湯割り」は温度が重要
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焼酎のお湯割りの適温は40〜45度
焼酎のお湯割りをたのしむうえで、重要なのが「お湯の温度」。温度が低すぎると、香りや風味が思うようにふくらまず、また高すぎると飲みにくくなるだけでなく、アルコール分も飛んでしまいます。
焼酎のお湯割りの温度に“正解”はありませんが、人肌よりちょっと高めに設定すると、香りがふわっと立ち上がり、風味が際立つと言われています。まろやかな飲み口をたのしむ場合は、40〜45度が目安とされます。
焼酎のお湯割りは温度によって味わいが変化
焼酎のお湯割りの適温を紹介しましたが、これはあくまでも目安。温度によって異なる味わいを知って、お好みの温度に調整しましょう。
たとえば、50度程度まで温度を上げると、焼酎がキリッとした口当たりに。逆に30度程度とぬるめのお湯割りにすれば、じんわりと飲みやすい焼酎になります。
焼酎の種類や銘柄によっても適正温度は異なるため、いろいろと試して、自分に合った温度を探してみましょう。
焼酎が先? お湯が先? おいしいお湯割りの作り方
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焼酎のお湯割りは、焼酎が先? お湯が先?
焼酎のお湯割りの作り方に、絶対的なルールはありません。しかしながら、焼酎とお湯、どちらを先に器に入れるかによって味わいは大きく変化します。
推奨されるのが、酒器にお湯を先に入れる方法です。酒器によってお湯の温度が少し下がり、また温かいお湯に後から焼酎を注ぐことで、温度差による対流で、かき混ぜなくても自然に混ざり合って、おいしく仕上がります。
焼酎とお湯の割合に正解はない
焼酎とお湯の割合についても、これと言った決まりはありません。焼酎:お湯=6:4で作る「ロクヨン」、5:5で作る「ゴーゴー」、4:6の「ヨンロク」など、さまざまな比率でたのしまれています。
こちらも原料の種類や銘柄に応じて、最適な比率を探してみましょう。
焼酎のお湯割りは、一年中おいしく味わえ、一度ハマると他の飲み方ができなくなるという声も多数。いろいろ試して、お気に入りの銘柄や温度、割合を見つけてみてください。