甘口で人気の日本酒が知りたい!

甘口で人気の日本酒が知りたい!
出典 : Wako Megumi / Shutterstock.com

甘口の日本酒の人気が、女性を中心に急速に高まっています。年季の入った日本酒通からは「日本酒は辛口」という声も聞かれますが、米の甘さを活かしたフルーティな甘口の日本酒は、女性ならずとも魅力的! チェックしておきたい甘口の日本酒を紹介します。

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甘口の日本酒、その魅力とは

甘口の日本酒、その魅力とは

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甘口の日本酒、なぜ人気?

甘口で人気の日本酒は、米の甘さ、ふくよかさを感じさせながらも、透明感やキレのよさがあり、普段、日本酒を飲み慣れない人にとっても飲みやすい点が魅力です。
「辛口ブーム」と言われて久しい日本酒業界ですが、近年、「まるでワインやジュースのよう」と、ワイングラスなどで甘口の日本酒をたのしむ人が増えているのです。

“甘口”の日本酒の見分け方

そもそも、日本酒の甘口と辛口は、何を基準に区別するのでしょうか? 味わいそのものに明確な基準はありませんが、甘口、辛口を分けるひとつの指標とされるのが「日本酒度」です。これは日本酒に含まれる糖度を示す数値で、糖度が高いほど日本酒度はマイナス表示になり、「甘口」とされやすい傾向があります。
ただ、日本酒の味わいは甘味だけでなく、酸味や苦味などのバランスによって決まるため、日本酒度がマイナスだから、つまり糖度が高いからと言って、飲み手が「甘い」と感じるとは限りません。人によって異なる印象を持つこともあるので、まずは飲んで確かめてみましょう。

日本酒の甘口辛口は数値にできる?!

甘口で人気! キウイ酵母を使った「新緑の上善如水(じょうぜんみずのごとし)」

甘口で人気! キウイ酵母を使った「新緑の上善如水(じょうぜんみずのごとし)」

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「上善如水」のイメージを覆す「新緑の上善如水」!?

「上善如水」は、新潟県魚沼の老舗蔵、白瀧(しらたき)酒造の代表銘柄です。「水の如く」という銘柄名のとおり、雪解け水のようにすっきりとした口当たりで人気に火がつきました。
もともと“淡麗辛口”のイメージが強い「上善如水」ですが、近年では「甘口」もラインナップ。とくに4月限定の「新緑の上善如水」は、日本酒度が「マイナス70」という、あまり見ない数値です。

超甘口!? 日本酒度マイナス70の味わい

「新緑の上善如水」は、日本酒度からすると、かなりの甘口に思えますが、実際には、後味がほんのり甘い程度で、さっぱりとして飲みやすい味に仕上がっています。
その秘密は、珍しいキウイ由来の酵母にあります。キウイを思わせるフルーティな香りが広がる、甘酸っぱく爽やかな味わいに加え、9度以下という低めのアルコール度数も、日本酒ビギナーから注目される理由です。

製造元:白瀧酒造株式会社
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甘口で人気! “越後三梅”に数えられる「峰乃白梅(みねのはくばい)」の限定Sweet

甘口で人気! “越後三梅”に数えられる「峰乃白梅(みねのはくばい)」の限定Sweet

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新潟の日本酒を象徴する“淡麗辛口”の代表格

「峰乃白梅」は、寛永年間(1624~1643年)から約380年続く、新潟県内では2番目に歴史ある老舗、峰乃白梅酒造の代表銘柄です。
石本酒造の「越乃寒梅(こしのかんばい)」、丸山酒造場の「雪中梅(せっちゅうばい)」と並んで「越後三梅」と呼ばれ、新潟らしい“淡麗辛口”の味わいで1980年代の地酒ブームを牽引しました。

人気が高まる甘口の日本酒への挑戦

峰乃白梅酒造では、淡麗辛口を極める一方で、いかに新しい時代のエッセンスを取り入れていくか、さまざまな試みを行ってきました。そのひとつが「甘口」への挑戦です。
量販系チャネルで限定販売されている「峰乃白梅Sweet」は、日本酒度マイナス2の甘口純米吟醸酒。ふくよかな米の味わいと、スッキリとした後味のよさで、幅広い食事シーンでたのしめます。
女性を意識したボトルデザインも含めて、新たな日本酒ファン獲得に貢献しています。

製造元:峰乃白梅酒造
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甘口で人気! 老舗銘柄「白鶴 大吟醸」のSWEET EDITION

甘口で人気! 老舗銘柄「白鶴 大吟醸」のSWEET EDITION

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大手老舗が手掛ける甘口の日本酒

国内有数の酒処、兵庫県灘にある大手老舗の白鶴(はくつる)酒造は、「時をこえ 親しみの心をおくる」のスローガンどおり、時代を映し、消費者の目線に立った日本酒造りを続けています。
蔵元の高い技術力を駆使した「白鶴 大吟醸」は9年連続でモンドセレクション金賞を獲得していますが、その甘口バージョンが2019年2月に登場した「SWEET EDITION」です。

上品な甘口が人気の「SWEET EDITION」

「白鶴大吟醸SWEET EDITON」は、精米歩合50%まで磨き上げたお米を手間ひま惜しまず丹精込めて醸し上げたお酒で、日本酒度はマイナス15。香り高く、洗練されたやさしい口あたりが魅力。ふくよかで上品な甘味に加え、白地にピンク字のソフトなイメージのラベルも女性に好まれそうです。

製造元:白鶴酒造株式会社
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甘口で人気! ビギナーにも飲みやすい 「月桂冠あまくち」

甘口で人気! ビギナーにも飲みやすい 「月桂冠あまくち」

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辛口の流れに逆らう甘口の商品開発

京都伏見の大手蔵元、月桂冠(げっけいかん)では、2016年2月に甘口の紙パック商品(2リットル入)「月桂冠 あまくち」を発売しました。「辛口」が訴求されている日本酒が多いなか、一方では甘口の酒質を好む人や地域もあることから、ラインナップ拡充の一環として開発したものです。

米が生みだすやさしい甘口が特徴

「月桂冠あまくち」は、米のやさしい甘味からうまれる日本酒本来の旨さを備えた味わいの日本酒。やや濃醇な甘口で、5~10度に冷やしてもよし、ぬる燗(40~45度)や上燗(45~50度)でもよしと、やわらかい飲み口で、日本酒ビギナーにもオススメです。
ひょうたんをモチーフとしたデザインや、かな文字のとろけるような書体など、見た目も“甘口”な1本です。

製造元:月桂冠株式会社
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甘口の日本酒について紹介してきましたが、一口に「甘口」と言っても、その味わいは銘柄ごとにさまざまです。「甘口」「Sweet」などと掲げられた銘柄を飲み比べて、お気に入りの1本を見つけてみましょう。

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