日本酒の甘口辛口は数字にできる?!

日本酒の甘口辛口は数字にできる?!

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ラベルを見てわかる日本酒の甘口辛口

MAHATHIR MOHD YASIN/ Shutterstock.com

自分好みの日本酒を探すときにはお店の人に自分の好みを伝えるのが一番早いのですが、それができないときはどうしたらよいでしょうか? 参考にしたいのが日本酒のラベルです。もちろん、日本酒の繊細な味わいは、ラベルだけでは語れない部分もあります。でも、ある程度の味わいを想像することはできます。

ラベルには、法律によって義務づけられている記載事項があります。原材料、製造時期、保存や飲用上の注意事項、輸入品の場合は原産国名、製造者の氏名または名称、容器の容量、アルコール分などです。

このほか、記載義務はないのですが、味わいを知るのに役立つのが日本酒度と酸度です。日本酒度とは、酒に含まれる糖分の量を比重で表した単位。酸度とは、日本酒に含まれる有機酸成分の数値のことです。

とくにこの日本酒度は、酒の甘口辛口の目安になります。水の比重を0(ゼロ)とした場合、比重の重いものをマイナス、軽いものをプラスで表します。日本酒度のマイナス値が大きいほど糖分が多く含まれているため甘口、プラス値が高いほど糖分が少ないので辛口となります。

ちなみに酸度ですが、一般的に日本酒の酸度の平均値は1.3程度といわれています。酸度が高いほど味が引き締まり辛く濃く感じ、酸度が低いと甘く淡く感じます。たとえば、酸度が2の日本酒より0.8の日本酒のほうが淡麗甘口に感じるということです。

日本酒の成分と味わいについて

Shinari/ Shutterstock.com

ちなみに、この日本酒度と酸度のほかに、アミノ酸度が記載されている日本酒もあります。アミノ酸度とは、複雑な旨味を構成する要素。アミノ酸度1.3の日本酒よりも、1.6の日本酒の方が複雑で濃醇に感じる、という使い方をします。ただし、このアミノ酸度が高いと雑味の原因にもなるので、高いものが一概によいというわけではありません。

日本酒度と酸度、アミノ酸度を組み合わせることで、複雑な日本酒の味わいを少しでもわかりやすく数値化しようと試みていますが、これはあくまで目安。これら数値化も人間の感覚を基に行われていますから、人によって差異があるのは仕方のないことです。

日本酒度や酸度を参考にいろいろな日本酒を試して、自分ならではの味わいの基準を持つのも大切です。そうやって自分好みを見つけ、味わいを人に説明しておすすめできるようになれば立派な日本酒通ですね。

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