「ブルックリン」はNYで一番のクラフトビール

「ブルックリン」はNYで一番のクラフトビール
出典 : ブルックリンブルワリーサイト

「ブルックリンブルワリー」は、ニューヨークのカルチャー発信地・ブルックリンのクラフトブルワリー。ミュージシャン、俳優、シェフ、科学者など、世界20カ国から個性豊かなメンバーが結集し、こだわりのビール造りを続けています。米国におけるクラフトビールのパイオニア、ブルックリンブルワリーを紹介します。

  • 更新日:

「ブルックリンブルワリー」のパイオニアとしての歴史

「ブルックリンブルワリー」のパイオニアとしての歴史

出典:ブルックリンブルワリーサイト

移民の街・ブルックリンは、かつては米国最大のビール産地

ブルックリンは、ニューヨーク市内にある5つの行政区のひとつ。“移民の街”として知られるように、多種多様な人種と文化が混ざり合うことで、独特の文化を発信しています。
ブルックリンの産業は、近年では金融やIT、サービス業などが主体ですが、もともとは製造業を主体に発展してきました。ビール産業もそのひとつで、19世紀には米国最大のビール産地でしたが、20世紀以降は下火となっていました。

ブルックリンブルワリーの創設へ

「ブルックリンのビール産業を復興させたい」との想いから、中東帰りの新聞記者、スティーブ・ヒンディ氏が、ブルックリンの自宅でビール造りに挑戦し始めたのは1980年代後半のこと。
その後、志を同じくする銀行員のトム・ポッター氏とともに1988年にブルックリンブルワリーを設立。将来的な自社醸造をめざしつつ、周囲のブルワリーの力を借りて「ブルックリンラガー」を開発、ホップの香りが際立つビールとして人気を集めました。

ブルックリンブルワリーは米国クラフトブルワリーのパイオニア

ブルックリンブルワリーがブルックリン西部のウィリアムズパークに自社醸造場を完成させたのは、1996年のことでした。
念願の自社醸造を開始し、質・量ともに充実したブルックリンブルワリーのビールは、大手ビールメーカーの寡占状態にあった米国ビール産業に旋風を巻き起こし、ついには世界30カ国で愛飲されるまでに成長します。
ブルックリンブルワリーは、米国にクラフトビール革命を起こしたパイオニアとして、そして米国のクラフトビールを世界に広めた先駆者として、その名を不朽のものにしています。

「ブルックリンブルワリー」がつなぐ多彩なカルチャー

「ブルックリンブルワリー」がつなぐ多彩なカルチャー

出典:ブルックリンブルワリーサイト

ブルックリンは世界から注目のオシャレな観光スポット

ブルックリンは、多様な人種・民族・言語が融合した独自の文化が育ち、ファッション、アート、ミュージック、グルメなど多彩なカルチャーの発信地として注目されています。
今や若者に人気のオシャレな観光スポットとして、世界的な知名度を誇るブルックリンですが、かつては経済不安から治安が悪化し、近寄りがたい街だった時期もありました。

ブルックリンブルワリーと多彩なカルチャーとのコラボレーション

ブルックリンが現在のようなオシャレな街に生まれ変わる大きなきっかけが、20世紀末頃からこの地で活発に行われるようになったカルチャーイベントでした。
街そのものをキャンバスとしたアート展示や、ファッションショー、ライブ演奏など、この地に集まってきた多くのアーティストたちが、ブルックリンの街を再生に導いたのです。
ブルックリンブルワリーは、こうしたアーティストたちと積極的なコラボレーションを展開。ブルックリンの街に根づき、ブルックリンととともに発展を遂げたのです。

「ブルックリン」のカリスマ・ブルーマスター

「ブルックリン」のカリスマ・ブルーマスター

出典:ブルックリンブルワリーサイト

ブルックリンブルワリーを支える醸造責任者

ブルックリンブルワリーを語るうえで、ブルーマスター(醸造責任者)であるギャレット・オリバー氏の存在を欠かすことはできません。
オリバー氏がブルックリンブルワリーに加わったのは、まだ自社醸造場が完成していない1994年のこと。すでにビール職人として確固たる地位を築いていた彼の存在があったからこそ、ブルックリンブルワリーの自社醸造が可能になったと言っても過言ではありません。

ブルックリンブルワリーの新たな挑戦を主導

ブルックリンブルワリーのブルーマスター、オリバー氏は、ビールに関する多くの書籍の著者であるとともに、映画や文学にも造詣が深く、幅広い人脈を活かして多くのコラボ―レーションを実現しました。
また、世界各地でティスティング会やパーティーを開催し、ブルックリンブルワリーのファン拡大に大きな貢献を果たしています。
オリバー氏のプロデュースによって、今後もブルックリンブルワリーから新たなコラボレーションビールやビールカクテルが提案されることを期待しましょう。

「ブルックリン」の、世界中で愛されるビールを紹介

「ブルックリン」の、世界中で愛されるビールを紹介

出典:ブルックリンブルワリーサイト

ブルックリンブルワリーの原点、「ブルックリンラガー」

「ブルックリンラガー」は、ブルックリンブルワリーが自社醸造を始める以前からの看板商品です。
下面発酵のラガービールは、かつてブルックリンが米国有数のビール産地だった時代の主力商品でした。「ブルックリンラガー」は、そんなブルックリン伝統の製法で造る、ホップの濃厚な香りがたのしめるビール。大手ビールメーカーによる軽くて薄いビールが主流だった米国ビール市場にあって、ブルックリンラガーの爽快かつ濃厚な味わいはまさに“革命的”で、米国にクラフトビールが根づく大きな契機となったのです。

ブルックリンの文化と北海道のホップが融合した「ブルックリン・ソラチエース」

ブルックリンブルワリーのブルーマスター、ギャレット・オリバー氏が2009年に限定発売した「Brewmaster‘s Reserve」シリーズのひとつが「ブルックリン・ソラチエース」。
「ソラチ」とは北海道空知郡のこと。この地を原産とし、米国で栽培されたホップ「ソラチエース」は、柑橘系の果実を思わせるトロピカルな香りが魅力。このホップを用いて作った「ブルックリン・ソラチエース」は、魚介類との相性がバツグンで、限定品から通年商品となり、今やブルックリンブルワリーの定番商品のひとつとなっています。

ブルックリンブルワリーは、2017年にキリングループが資本参加したこともあり、日本でも身近な存在となりました。共同出資による日本法人が、2020年には都内に旗艦店を出店するとの情報もあり、ますます目が離せませんね。

国内販売元:ブルックリンブルワリー・ジャパン株式会社
公式ブランドサイトはこちら

おすすめ情報

関連情報

ビールの基礎知識