ウイスキーと梅酒のマリアージュ
ウイスキーに梅酒を加えると、さわやかな酸味と甘味が合わさって、ウイスキーがまろやかになり飲みやすくなります。そんな相性のよさを活かした梅酒を使ったカクテルや、ウイスキーで作る梅酒について紹介します。
- 更新日:
ウイスキーと梅酒は、どちらも主役!
Filosofff/ Shutterstock.com
ウイスキーと梅酒の組み合わせ方は、ウイスキーと梅酒のどちらを主役にするかで2つに別れます。ウイスキーを梅酒で割れば、ウイスキーベースのカクテル、ウイスキーで梅を漬け込めばウイスキー梅酒となります。
いずれの場合も、梅酒の魅力であるさわやかな酸味と甘味が、ウイスキーの味わいを引き立てる一方で、ウイスキーの飲み口をまろやかにする効果もあります。
こうした飲みやすさに加え、梅酒に対する健康的なイメージから、ウイスキーと梅酒の組み合わせは若い女性から注目を集めています。
ただし、梅酒であってもアルコールを含んでいることに変わりはないので、とくにアルコール度数の高いウイスキーと一緒に飲むときには注意をしてください。
ウイスキーの梅酒割りはウイスキーが主役
出典:ニッカウヰスキーサイト
ウイスキーを梅酒で割れば、それだけでおいしいカクテルとしてたのしめます。ウイスキーと梅酒の割合はお好みで。さらに水や炭酸水などを加えてもよいでしょう。
例えば、ニッカウヰスキーでは「ブラックニッカ」を梅酒と炭酸で割る「梅のハイボール」を紹介しています。基本的な作り方は、グラスに氷をたっぷり入れ、ウイスキーを30ミリリットル、梅酒を10ミリリットル、炭酸水を120ミリリットルが目安だとか。
好みでレモン汁を少し絞ると、酸味によってより一層さわやかさが増します。ウイスキーの味わいを、適度な梅酒の甘味と酸味で包んだ、スッキリとした口当たりの「梅ハイボール」でもたのしんでください。
もう一つ、梅酒が大好きな人は、梅酒をベースにウイスキーを少し入れてたのしむのはいかがでしょう。梅酒の香りにウイスキーの芳醇な味と香りが加わって、ちょっぴり大人の梅酒が完成します。
ウイスキーで作る梅酒は梅が主役
Roongrudee Pipattanakij/ Shutterstock.com
ウイスキーを使った「ウイスキー梅酒」の作り方を紹介します。
一般的に、梅酒にはホワイトリカーなどアルコール度数が20度以上の酒類が使われます。その理由は、アルコール度数が35度程度あると、梅の成分が出やすくなることと、アルコール度数が20度未満の酒類を使用することは酒税法で基本的に禁止されているからです。詳しくは国税庁のホームページで確認してみてください。
参考:国税庁「お酒に関するQ&A」:自家醸造
さて、ウイスキーをベースにした梅酒作りは、一般的な梅酒作りと何ら変わりません。ホワイトリカーの代わりにウイスキーを使って、氷砂糖とともに漬け込むだけ。ただし、使用するウイスキーの銘柄には注意が必要です。基本的には、好みで選んで構いませんが、梅の風味が損なわれないように、スモーキーな香りが少なくクセのないウイスキーがおすすめです。
ウイスキー梅酒の特徴は、梅の香りのなかにウイスキーの味と香りがミックスされた独特の風味。ウイスキーの銘柄や氷砂糖の量などを調整しながら、自分好みのウイスキー梅酒をたのしんでください。
ウイスキーと梅酒のコラボを紹介しました。「梅ハイボール」は梅酒の甘さと酸味が女性に人気の飲み方です。「ウイスキー梅酒」は、梅酒作りのバリエーションと言えます。どんな組み合わせがよいか、いろいろと試してみてください。