新潟のビール【新潟麦酒】100種類以上のビールを生んだマイクロブルワリー

新潟のビール【新潟麦酒】100種類以上のビールを生んだマイクロブルワリー
出典 : 新潟麦酒サイト

「新潟麦酒」は、1997年の創業以来、自分たちがおいしいと感じるビールだけを造り続け、これまでに100種類以上ものオリジナルビールを手掛けてきた国内有数のマイクロブルワリーです。今回は、そんな新潟麦酒のビール造りの特徴について紹介します。

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「新潟麦酒」は地ビールよりも「自ビール」を追求

「新潟麦酒」は地ビールよりも「自ビール」を追求

出典:新潟麦酒サイト

「新潟麦酒」の創業は1997年、その立ち上げをイチから手掛けたのが、現在も代表を務める宇佐美 健氏。地元・新潟出身の宇佐美氏は、大学卒業後、外資系の製薬会社に勤めていましたが、ある時、手造りのビールを飲む機会があり、そのおいしさにすっかり魅了されたのだとか。
これをきっかけに「自分もこんなおいしいビールが造りたい」と決意し、酒造免許の取得から醸造タンクの製造まで、すべてを独学でスタートさせたのが新潟麦酒の始まりだったそうです。

そんな宇佐美氏が掲げるテーマは「地ビールより自ビール」。なによりも自分が飲んでおいしいと思えるビールを造り続けることを大切にしているのだとか。
その強い信念から、創業以来、20年以上にわたって、さまざまなビール造りに取り組んできた結果、これまでに手掛けたビールの数は100種類を超えるという、日本国内でも有数のマイクロブルワリーへと成長しています。

さらに、近年では自社のビール以外にも全国各地の地ビールの委託製造を請け負うほかに、韓国や中国、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど世界各地へ輸出するなど、ワールドワイドに活躍。現在はビール製造のかたわら、トリュフの人工栽培や畜産にも力を注ぐなど、そのユニークな取り組みが、地元のみなならず世界中から注目されています。

「新潟麦酒」は国内初の「瓶内発酵・瓶内熟成」によるビール

「新潟麦酒」は国内初の「瓶内発酵・瓶内熟成」によるビール

出典:新潟麦酒サイト

「新潟麦酒」では、常温でも麦そのものの味わいがたのしめる本物のビールを追求すべく、ドイツやベルギーなどヨーロッパで古くから伝わる「瓶内発酵・瓶内熟成」(缶ビールの場合は「缶内発酵・缶内熟成」)による伝統製法に注目。この製法によるビール製造としては、日本国内で初めて酒造免許を取得しました。

「瓶内発酵・瓶内熟成」とは、発酵後にろ過して酵母をこし取る一般的なビールの製造方法とは異なり、酵母を瓶詰め直前に加えて栓をする製法です。生きたままの酵母が瓶内でじっくりと発酵し、きめ細かい泡と旨味を生み出すとともに、まるでワインのように熟成が進むことで風味が増し、常温でも麦本来の旨味と香りを最大限に引き出すことができます。

また、一般的に賞味期限の短いことが多い地ビールのなかでも、「瓶内発酵・瓶内熟成」によって造られる新潟麦酒は、スタンダードビールで約6カ月、プレミアムビールだと約2年にわたって長期間保存が可能です。

「新潟麦酒」のおすすめビールを紹介

「新潟麦酒」のおすすめビールを紹介

出典:新潟麦酒サイト

「新潟麦酒」では、「瓶内発酵・瓶内熟成」によって麦芽とホップの深い味わいがたのしめる数多くの本格的なビールを提供しています。そのなかから、現在の定番ビール4種を紹介します。

【ブラックビール】

深煎りされたニュージーランド産モルトによる力強い苦味が特徴のスタウトビールです。

【プレミアム・エール・エディンバラ】

イギリスの特別仕込みのモルトを使用した、淡いブラウン色のビール。コクのあるしっかりとした味わいが特徴です。

【ヨーロピアンケルシュ】

ドイツ・ケルン地方の伝統的なビールをアレンジ。フルーティな香りがひろがる小麦色のビールです。

【新潟麦酒 缶】

適度な苦味で、飲みやすさを追求した初心者にもおすすめの缶内発酵タイプのビール。発売以来人気の新潟麦酒を代表するビールです。

新潟麦酒では、紹介した定番ビール以外にも、さまざまなスタイルのビールがたのしめます。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。

「瓶内発酵・瓶内熟成」という自然発酵法で造られる新潟麦酒のビールは、まるでシャンパンやワインのような芳醇な味わいがたのしめます。みなさんもぜひ味わってみてください。

製造元:新潟麦酒株式会社
公式サイトはこちら

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