新潟のビール【胎内高原ビール】ドイツの伝統製法で造るクラフトビール
「胎内高原ビール」は、飯豊連峰を望む緑豊かな胎内高原に工場を構えるブルワリーで、ドイツの伝統的なルールに則して「モルト(大麦麦芽)・ホップ・水」だけで造られる本格派クラフトビールです。今回はそんな胎内高原ビールについて紹介します。
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「胎内高原ビール」が守り続ける「ビール純粋令」とは
出典:胎内高原ビールサイト
「胎内高原ビール」は、新潟県北部にある胎内高原において、クラフトビールの本場・ドイツに古くから伝わる「ビール純粋令」に則して造られる、新潟を代表する本格派クラフトビールです。
ビール純粋令とは、今から500年以上も前の1516年、バイエルン王ヴィルヘルム4世によって制定されたもので、ビールの原料を「モルト(大麦麦芽)・ホップ・水(後に酵母が追加される)」だけに限定しているのが大きな特徴です。
胎内高原ビールでは、ビール純粋令にもとづく伝統的なビール製法を学ぶため、本場ドイツからブルーマイスターを約1年間にわたって招聘しました。
このとき学んだ製法を受け継ぎ、ドイツ産の最高級の麦芽とホップ、それと標高2,000メートルを超える飯豊連峰から流れる伏流水だけを使ったビール造りは、醸造開始以来、変わることはありません。シンプルでありながら、その深い味わいが数多くのビールファンに評価されています。
「胎内高原ビール」の新ブランド「吟米ビール」が人気
出典:胎内高原ビールサイト
「胎内高原ビール」では、さわやかで飲みやすい「ピルスナー」、フルーティな香りと味わいが特徴の「ヴァイツェン」、芳醇なコクが特徴の「アルト」、柑橘系の香りがさわやかな「シトラヴァイツェン」という、4種類の定番ビールを取り揃えています。
これに加え、近年は新たなブランドとして「吟米ビール」シリーズを発売しています。そのコンセプトは、米処として知られる新潟ならではのクラフトビール。原料となる名産米「コシヒカリ」は、ビールの製造時に副生される麦粕を肥料にして自ら生産するほどの熱の入れようです。
こうして生まれた吟米ビールには、苦味を抑えたフルーティな味わいが特徴の「吟米WHITE」と、ホップの苦味と香りが調和した「吟米IPA」の2種類があり、米の旨味がたのしめるクラフトビールとして大きな注目を集めています。
「胎内高原ビール」が飲めるおすすめショップを紹介
出典:胎内高原ビール 公式Facebook
「胎内高原ビール」を飲むなら、醸造元である新潟ビール醸造が運営する「山の駅 胎内高原ビール園」がおすすめ。施設内にあるレストランでは併設されたブルワリーで造られる、できたての胎内高原ビールがたのしめます。また、「ビールを食べる」をコンセプトとした、ビールに合うフードメニューも充実しています。
胎内高原ビール園には、レストランのほかにも、胎内高原の名産品であるハムやソーセージなどの加工品、ピクルスやドレッシングなどの自社ブランド商品、地元生産者より委託を受け販売する農産品や加工品などを販売するお土産コーナーもあります。さらに、併設のブルワリーでは工場見学も可能です。
また、胎内市表町のJR中条駅西口から徒歩1分の場所には、直営のダイニングバー「ビアダイニングen」があり、地元食材と一緒に新鮮な胎内高原ビールを飲むことができます。ぜひ、気軽に訪ねてみてください。
“胎内”とはアイヌ語で「清い水が流れる土地」のこと。まさにビール造りにうってつけの場所で造り出される「胎内高原ビール」を、ぜひみなさんも味わってみてください。
製造元:新潟ビール醸造株式会社
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