長野の焼酎【霧ヶ峰(きりがみね)】歴史ある造り酒屋が手がける米焼酎

長野の焼酎【霧ヶ峰(きりがみね)】歴史ある造り酒屋が手がける米焼酎
出典 : Scirocco340 / Shutterstock.com

「霧ヶ峰」は、230年以上もの歴史をもつ諏訪地方を代表する老舗蔵、麗人酒造が丹精込めて造り上げた本格米焼酎です。日本有数の景勝地の名を冠するだけあって、“美酒”と呼ぶにふさわしい味わいをもつ「霧ヶ峰」。その魅力を詳しく紹介します。

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「霧ヶ峰」を造るのは霧ヶ峰の伏流水を活かした“水の蔵”

「霧ヶ峰」を造るのは霧ヶ峰の伏流水を活かした“水の蔵”

出典:麗人酒造サイト

「霧ヶ峰」を手がける麗人酒造は、寛政元年(1789年)に創業という歴史をもつ老舗蔵。1789年といえば、日本では江戸時代の中頃。アメリカでは合衆国憲法が制定され、ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任した年といえば、その歴史の深さがわかるというものです。

麗人酒造が蔵を構える諏訪盆地は、標高750から900メートルの高地。四方を山に囲まれ、中央には景観美で知られる諏訪湖を擁する自然豊かなエリアです。湿気が少なく空気が澄んでいて、水源も豊富な諏訪盆地の気候は酒造りにも適しています。
なかでも特筆すべきは水の質。この地には、霧ヶ峰高原に降り注いだ雨が長い時を経て浄化され、伏流水となって流れ込みます。麗人酒造の蔵にある井戸には、この水が毎分150リットル以上も湧き出ており、創業以来、日本酒や焼酎、地ビールなど、さまざまな酒造りに活用してきました。まさに、名水に育まれた“水の蔵”といえるでしょう。

一方で、麗人酒造は、長期熟成にこだわりをもつ“古酒の蔵”としても知られています。口当たりがよく、体にもやさしい古酒は、江戸以前から重宝されてきましたが、明治以降は酒税の影響により姿を消してしまいます。しかし、フランスのコニャックやイギリスのスコッチ、中国の紹興酒など、文化の発達した土地には必ずうまい古酒が存在するもの。そう考えた麗人酒造は、昭和47年(1972年)より古酒の蓄積を開始。試行錯誤の末、大吟醸の25年古酒や、シェリー酵母を介在させて熟成した純米古酒など独自の長期熟成酒を開発し、人気を集めています。

「霧ヶ峰」は造り酒屋自慢の米焼酎

「霧ヶ峰」は造り酒屋自慢の米焼酎

出典:麗人酒造公式オンラインショップ

「霧ヶ峰」は、景観美で知られる諏訪の名所・霧ヶ峰の名を冠した米焼酎。日本酒の「麗人」、地ビールの「信州浪漫」と並ぶ、麗人酒造を代表する銘柄です。ラベルには「諏訪さけ焼酎」とありますが、これは諏訪清酒を蒸溜して造った焼酎を意味しています。

「霧ヶ峰」には、定番品と長期熟成焼酎の2種類がラインナップされています。
定番の「霧ヶ峰20度」は、アルコール度数が20度と低めながら、米の甘味やふくよかな味わいが堪能できる1本です。料理を選ばずたのしめるので、食中酒としても大活躍。おすすめの飲み方はロックですが、水割りやお湯割りでもおいしくいただけます。

一方、「霧ヶ峰オールド40度」は、常圧蒸溜でていねいに蒸溜した本格米焼酎を樫樽で5年以上熟成させたもの。米のまろやかな旨味と、樫樽貯蔵ならではの風味がたのしめます。

「霧ヶ峰」と飲みくらべたい、長期熟成の粕取り焼酎

「霧ヶ峰」と飲みくらべたい、長期熟成の粕取り焼酎

出典:麗人酒造公式オンラインショップ

「霧ヶ峰」だけでなく、個性の異なる多彩な日本酒、焼酎などを造る麗人酒造ですが、なかでも“古酒の蔵”ならではの魅力にあふれた銘柄が、30年熟成の本格粕取り焼酎「昔心(しゃくしん)」です。

「昔心」は、厳選した清酒の酒粕を使い、昔ながらの粕取り焼酎の手法で造り上げた焼酎もろみを常圧で蒸溜し、長期にわたり貯蔵熟成させたもの。現在、発売されているのは1979年に蒸溜したもので、熟成期間は30年を超えています。

粕取り焼酎は、個性的な味と香りがあるクセの強いお酒ですが、「昔心」は長期熟成によって非常にまろやかな飲み口になっており、古酒ファンにとっては至高の1本といえます。

「霧ヶ峰」は、歴史ある造り酒屋のこだわりが存分に発揮された米焼酎。米のふくよかな味わいを堪能したい人は、ぜひ一度試してみてください。

製造元:麗人酒造株式会社
公式サイトはこちら

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