神奈川のビール【さがみビール】 創業200年の老舗蔵元が造るクラフトビール
「さがみビール」は、厚木市七沢の地で江戸時代末期から酒造りを続けてきた老舗蔵、黄金井酒造が、その創業180周年を記念して醸造を開始したクラフトビールです。今回は、歴史と伝統ある蔵元が造る「さがみビール」について紹介します。
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「さがみビール」に息づく日本酒蔵の歴史と伝統
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「さがみビール」の製造元となる黄金井酒造は、江戸時代後期の文政元年(1818年)に、初代黄金井伝四郎氏が小さな濁酒屋を始めたことからその歴史が始まります。以来、200年にわたって地元の厚木市七沢で酒造りを続け、代表銘柄である「盛升(さかります)」を中心に、地元を代表する老舗蔵元として全国にその名をとどろかせています。
現在、黄金井酒造では、その長年にわたって磨かれてきた酒造りの技を活かして、日本酒だけでなく焼酎やドライジン、リキュールなど、さまざまな酒造りにチャレンジしています。その一環として、1998年に創業180周年を記念して製造を開始したのが「さがみビール」です。
「さがみビール」は、誕生以来、すでに20年におよぶ歴史をもつ、クラフトビール業界のパイオニアとして知られています。現代表の黄金井康巳氏は、かつては全国地ビール醸造者協議会の会長を務めており、現在も協会の相談役としてクラフトビールの普及に尽力。「さがみビール」は、その造り手ともども、日本のクラフトビール業界をリードする存在といえるでしょう。
「さがみビール」の本物の味へのこだわり
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「さがみビール」のビール造りには、黄金井酒造が200年にもおよぶ酒造りで培ってきた知識や経験、そして「本物の味」へのこだわりが詰まっています。
大きな特徴としては、清酒「盛升」にも使用している丹沢山系から流れる「七沢の名水」を仕込み水として使いること。甘味のある軟水として知られる名水が、のどごしもスッキリとした味わいを演出しています。
さらに、原料には米やコーン・スターチなどの副原料はいっさい使わず、麦芽100パーセントの一番麦汁とホップだけで造られています。また、熱による殺菌や酵母のろ過をいっさい行わず、ビール酵母が生きたままの状態で提供。ビール本来のフルーティで豊かな香りと濃厚なコクのある味わいがたのしめます。
「さがみビール」のおすすめビールを紹介
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「さがみビール」は、クラフトビール激戦区として知られる神奈川県で長年にわたって親しまれてきたクラフトビールです。今回は、その「さがみビール」のおすすめビールを紹介します。