熊本の焼酎【天使の分け前】琥珀色に輝く樫樽からの贈り物
「天使の分け前」は、熊本の自然に囲まれた蔵元、山都酒造が製造する米/麦ブレンド焼酎 です。琥珀色をした、まるでウイスキーのような焼酎は、樫樽でじっくり熟成されたもの。ここでは「天使の分け前」が生まれる過程や魅力について見ていきましょう。
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「天使の分け前」は、香り高いウイスキータイプの焼酎
出典:山都酒造サイト
「天使の分け前」は、文政4年(1821年)から代々にわたって酒造りを続けてきた山都酒造の米/麦ブレンド焼酎です。山都酒造では、300年近くにわたる歴史のなかで脈々と受け継がれてきた伝統技法をベースとしつつも、さらなる革新に挑んでいます。
山都酒造がめざすのは、飲む人がたのしくなれるような酒造り。その実現に向けて、さまざまな個性をもった焼酎や日本酒を多く送り出してきましたが、その代表格となるのが「天使の分け前」です。
この焼酎は、ほんのりとした琥珀色の輝きをもつ、まるでウイスキーのような色合いが特徴。その色合いは、ウイスキーと同様に、樫樽で長期熟成することから生まれます。
銘柄名の「天使の分け前」とは、ウイスキーファンにはよく知られている言葉で、樽で熟成される間に蒸発によって失われる、年に2%ほどの分量を指します。「ウイスキーの一部を天使におすそ分けした」といった意味合いをもつこの言葉を、ウイスキータイプの焼酎につけたというわけです。
「天使の分け前」を生む、熊本東部の恵まれた風土
出典:山都酒造サイト
「天使の分け前」の蔵元、山都酒造がある上益城郡山都町は、熊本県東部、すなわち九州の中央部にあたります。阿蘇山系の豊かな自然に囲まれた高原地域のため、気温は平野部とくらべて4度近く低い環境に置かれています。
また、山都町は五ヶ瀬川と緑川という2つの水流を擁し、豊富な水にも恵まれた土地。こうした環境は、焼酎造りに適しているだけでなく、原酒をじっくりと熟成させるのにも最適です。
「天使の分け前」の特徴である樽熟成においては、一定した温度管理が必要不可欠。焼酎の熟成に適した温度に保つためには、山都町の冷涼な気候が好都合でした。こうした恵まれた環境のもと、じっくりと熟成された「天使の分け前」は、芳醇なコクや香りをまとった、深みのある味わいになるのです。
「天使の分け前」は、世界に通用するハイレベルな焼酎
出典:山都酒造サイト
「天使の分け前」の確かな品質は、国内はもとより、広くから世界から認められています。2000年には、世界を代表する高品質な飲食品類に贈られる「モンドセレクション」において、グランドゴールドメダルを受賞しました。
「モンドセレクション」には、毎年さまざまな飲食品が世界各国から集まり、その数は2,000種類を超えるといわれます。このコンテストで高い評価を受けるということは、その品質が世界に通用することを示します。
「天使の分け前」は、いわば世界に認められた焼酎であり、日本の焼酎文化の素晴らしさを世界に知らしめたもの。この特別な焼酎を気軽に手に入れられるのは、私たち日本人の特権といえるかもしれません。
美しく澄んだ琥珀色や、樽での長期熟成によって生まれるウイスキーのような甘味とコクは、「天使の分け前」など、ごく少数の銘柄でしか味わえないもの。世界が認めた焼酎を、ぜひ一度味わってみてください。
製造元:山都酒造株式会社
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