「武者返し(むしゃがえし)」ヒノヒカリ100%のこだわり米焼酎【熊本の焼酎】

「武者返し(むしゃがえし)」ヒノヒカリ100%のこだわり米焼酎【熊本の焼酎】
出典 : K321 / Shutterstock.com

「武者返し」は地元、熊本産のヒノヒカリを100%使用した米焼酎です。蔵元である寿福酒造場が創業以来こだわり続ける常圧蒸溜によって造られています。「武者返し」に込められたこだわりや、おいしい飲み方を見てみましょう。

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「武者返し」は、ヒノヒカリ全量使用のやさしい味

「武者返し」は、ヒノヒカリ全量使用のやさしい味

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「武者返し」はWTO(世界貿易機関)から認められた焼酎の地域ブランド、「球磨(くま)焼酎」を代表する焼酎のひとつ。「武者返し」を製造しているのは、球磨焼酎の蔵元が軒を連ねる人吉市で、明治23年(1890年)に創業した寿福酒造場です。
「武者返し」の特徴は、なんといっても原料米に地元・熊本産「ヒノヒカリ」を100%使用していること。ヒノヒカリは焼酎の原料米のなかでも、比較的あっさりした味わいが特徴で、まろやかでやさしい味の焼酎に仕上がります。

「武者返し」は、ヒノヒカリ由来のまろやかさのなかにも、芯の通ったコクのある味わいをもち、水割りやお湯割りにしても旨味が薄まることはありません。「武者返し」は、米焼酎のやわらかさと、芋焼酎のようなコクを兼ね備えた焼酎といえるでしょう。

なお、「武者返し」という銘柄は、地元のシンボルである熊本城の石垣に由来します。築城名人とされた加藤清正の工夫により、石垣の上にいくほど角度が急になり、攻め寄せる武者を寄せ付けないようにしたことから、「武者返し」の異名がついたと伝えられています。

「武者返し」は、常圧蒸溜ひとすじを貫く本格派

「武者返し」は、常圧蒸溜ひとすじを貫く本格派

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「武者返し」の蔵元、寿福酒造場では、焼酎の製造法として伝統的に常圧蒸溜を貫いてきました。常圧蒸溜とは、通常の気圧のなかで蒸溜を行う方法で、球磨焼酎のスタンダードな製法でもあります。この常圧蒸溜により、深いコクや厚みのある味に仕上がるのです。

常圧蒸溜は、近代の主流となっている減圧蒸留にくらべて時間がかかり、1次仕込み、2次仕込みとトータルで1カ月近くを要します。「武者返し」の深い味わいは、こうした手間ひまを惜しまぬ蔵元の努力によって生み出されています。

寿福酒造場で造られる焼酎は、すべて常圧蒸溜のみで造られます。その徹底ぶりは、創業当時から変わりません。さらに、その工程はすべて手作業というのも寿福酒造場のこだわりのひとつ。そのため量を造ることはできませんが、それだけ随所に人の温かみを感じられるのも「武者返し」の魅力といえます。

「武者返し」は、燗にして飲みたい焼酎

「武者返し」は、燗にして飲みたい焼酎

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「武者返し」は、どんな飲み方でもたのしめますが、とくに燗にして飲むのがおすすめです。燗にすることで甘味やまろやかさが華やかに引き立ち、「武者返し」の豊かな香りを存分に味わうことができるからです。

燗にした焼酎の飲み方には2つあります。ひとつがそのまま温める「直燗」です。ストレートか水割りにした「武者返し」をガラなどの容器に入れて火にかけます。このとき、風味が飛んでしまわないよう、沸騰する前に火を止めるのがコツです。

2つ目の飲み方が、燗をした「武者返し」に氷を入れる「燗ザロック」です。燗によって引き立った甘味やまろやかさを壊すことなく、さわやかな飲み口をたのしめます。
「武者返し」を手に入れたら、まずはぜひ、燗にして味わってみてください。

「武者返し」は熊本産「ヒノヒカリ」を厳選し、伝統の常圧蒸溜にこだわって造られた至極の1本です。蔵元が心を込めて手作業で造る米焼酎からは、品質のよさに加えて、蔵元の温かい想いも感じることができるでしょう。

製造元:合資会社寿福酒造場
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