スキットルを活用して、野外でもウイスキーをたのしもう!

スキットルを活用して、野外でもウイスキーをたのしもう!
出典 : stefan johansson/Shutterstock.com

スキットルとは、屋外にウイスキーを携帯するための、ポケットに納まるような容器のこと。ウイスキー愛好家にとって必需品ともいえるスキットルには、知られざる歴史や豊富な種類があります。ここでは、そんなスキットルについて詳しく紹介します。

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スキットルって、そもそも何?

スキットルって、そもそも何?

Piti Tan/ Shutterstock.com

スキットルとは、ウイスキーなどの飲み物を携帯するための容器のこと。海外のハードボイルド映画などで、ダンディな主人公がお尻や懐のポケットから小さな容器を取り出して、ウイスキーをあおるシーンを見たことはありませんか? あれがまさにスキットルです。
通常の水筒は円柱型ですが、スキットルは円柱を横から押しつぶして薄く広げたような形状をしています。さらに、お尻のポケットにも入れやすいよう、湾曲しているのが一般的です。

ウイスキーなどのお酒が日本よりも日常に根づいている海外では、外出時にもお酒をたのしめるよう、スキットルが広く普及しています。
ただし、「スキットル」とは英語ではなく和製英語です。その由来は、その形状がボウリングの元となったイギリスの遊び「スキットル」に使われる木柱に似ているためだとか。本場の海外では「ヒップフラスコ」「フラスクボトル」などと呼ばれており、「スキットル」といっても通じないそうなので、注意してください。

屋外にもお酒を携帯できるスキットルは、お酒、とくにハードリカーを愛する人にとって、欠かせないアイテムです。ウイスキーだけでなく、ブランデーやウォッカ、ジン、テキーラ、バーボンなど、さまざまなお酒を入れることもあり、「似合う/似合わない」といった意見もあるでしょうが、日本酒や焼酎を入れてたのしんでも問題ありません。
サイズは100~200ミリリットル入るくらいの大きさのものが多く、
デザインも豊富ですので、お酒好きの方なら、お気に入りのスキットルを探してみてはいかがでしょうか?

スキットルが生まれた歴史と背景

スキットルが生まれた歴史と背景

Patricia Hofmeester/ Shutterstock.com

スキットルの歴史は、18世紀のイギリスで始まったとされています。その誕生の背景には、日本とは異なる水環境がありました。

同時代の日本は江戸時代の中頃。もちろん水道などは普及していませんが、井戸水や湧き水、川の水など、飲み水として利用できる安全な水が豊富に手に入る、恵まれた環境にありました。
ところが、当時のヨーロッパ、とくに都市部では、産業革命による人口増加によって、川に汚水や排水が垂れ流され、川の水は「病原菌の温床」とまで呼ばれる状況でした。
川周辺の井戸水も汚染され、安全な水を得ることが難しい状況だったといわれていますが、人は水を飲まなければ生きていけません。そこで、水の代わりにお酒、とくに長期保存しやすいウイスキーなどの蒸溜酒を飲んでいたのだとか。
こうした状況下では、お酒をポケットに入れて携帯するのは日常的なこと。そこからスキットルが誕生したと考えられています。

このスキットルが次第に世界各地に広がっていきますが、なかでも急激に普及したのはアメリカでした。そのきっかけとなったのは、1920年から1933年にかけて施行された、悪名高い「禁酒法」。アルコールの製造、販売が禁止されるなか、それでも酒を飲むのはやめられないという人々は、ウイスキーを入れたスキットルをポケットにしのばせて、こっそりとたのしんでいたというわけです。

スキットルで広がる、ウイスキーのたのしみ方

スキットルで広がる、ウイスキーのたのしみ方

AVN Photo Lab / Shutterstock.com

スキットルは、日本ではお酒好きの人以外には、あまりなじみがないようですが、海外ではアウトドアや登山のお供として一般的な存在です。
こうした違いは、スキットルの知名度という以前に、日本と海外でのお酒に関する文化の違いによるものと考えられます。
というのも、欧米では、日本よりもお酒を身近な存在としてとらえている文化的な側面があります。海外ドラマを見ていても、何気ない日常のシーンにお酒がたびたび出ており、日常にとけ込んでいるのがわかります。
もちろん、日本でもお酒を飲む人は少なくありませんが、それでも夕方以降に室内で飲むというのが一般的で、昼間や野外で飲むというのは、まだ少数派かもしれません。

しかし最近では、日本でも若者を中心に、アウトドアグッズとしてスキットルの存在が広まりつつあります。
山や海など、開放的な場所で味わうウイスキーの味は格別なもの。登山やキャンプはもちろんのこと、お花見、バーベキューや釣りなど、さまざまな野外活動のお供として、スキットルの人気は今後、さらに広がっていくのではないでしょうか。

スキットルの素材とそれぞれの魅力

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