長野の日本酒【真澄(ますみ)】信州諏訪で350年続く伝統

長野の日本酒【真澄(ますみ)】信州諏訪で350年続く伝統
出典 : 宮坂醸造サイト

「真澄」は、日本酒好きであれば知らない人はいないほど有名な長野県の地酒です。「真澄」の造り手、宮坂醸造は「きょうかい7号」酵母の発祥蔵としても知られる存在。手造りにこだわる「真澄」の仕込みを追いかけます。

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「真澄」を育む信州諏訪の豊かな自然

「真澄」を育む信州諏訪の豊かな自然

vKanaKanav /Shutterstock.com

「真澄」を醸す宮坂醸造は、寛文2年(1662年)創業という、長野でも指折りの歴史をもつ老舗蔵です。蔵を構えるのは、四方を山に囲まれた信州諏訪の地。宮坂醸造では、この地に根づいた諏訪杜氏が、霧ヶ峰を源とする伏流水と、盆地ならではの冷涼な気候風土を活かした酒造りを続けてきました。

この地の風土が酒造りに適していることは、上質なお酒を造るための清酒酵母として広く全国の蔵元で利用されている「きょうかい7号」が、もともとはこの蔵で発見されたことでも証明されています。宮坂醸造では「きょうかい7号」発祥蔵という誇りを胸に、恵まれた環境を最大限に活かした酒造りを続けています。

蔵の名であり、代表銘柄の名でもある「真澄」は、この地を守護してきた諏訪大社に伝わる宝物「真澄の鏡」に由来したもの。その名のとおり、澄み渡るようなクリアな味わいが魅力です。

「真澄」の米は農家と杜氏の共同作品

「真澄」の米は農家と杜氏の共同作品

出典:宮坂醸造サイト

「真澄」は現在、2つの蔵で造られています。ひとつは、創業以来の本拠であり、きょうかい7号酵母の発祥蔵でもある「諏訪蔵」。もうひとつは、需要の拡大に応えるため昭和57年(1982年)に建設された「富士見蔵」です。
富士見蔵は、諏訪蔵と同様の酒造りに適した環境にあり、外観こそ近代的ですが、酒造りの基本はやはり伝統的な手作業。全国新酒鑑評会において両蔵そろっての受賞歴が豊富なように、どちらの蔵で造っても「真澄」の品質に変わりはありません。

富士見蔵の大きな役割は、精米機による全量自社精米です。「真澄」の旨味は、原料である米に対するこだわりによって生まれたもの。原料となる米は、兵庫県産「山田錦」や長野産「美山錦」、長野県産「ひとごこち」など、確かな生産者のもとで栽培された酒造好適米だけを厳選。玄米の状態で仕入れ、仕込む前、ベストのタイミングで自家精米することで、米の風味を存分に引き出しています。

米を作る農家と、その米の魅力を引き出す杜氏の技術。多くの人を魅了する「真澄」の味わいは、この両者がそろって初めて生まれるもの。まさに、農家と杜氏の共同作業であり、そのカギを握っているのが自社精米なのです。

「真澄」は「ハレ」の日も「ケ」の日も飲みたい酒

「真澄」は「ハレ」の日も「ケ」の日も飲みたい酒

出典:宮坂醸造

「真澄」は宮坂醸造が造るお酒すべてに共通する銘柄で、「極上の真澄」とされる大吟醸から、「ちょっと贅沢な真澄」とされる吟醸、「季節の真澄」とされる「うすにごり」「生酒」「ひやおろし」、さらにはリキュールや限定品と、幅広いラインナップがたのしめます。

なかでも、全国的に浸透しているのが「日々の真澄」とされる定番酒。全国燗酒コンテスト2017「お値打ちぬる燗部門」で金賞を獲得した「本醸造 特選真澄」、同コンテスト2018で最高金賞に輝いたベストセラー「銀撰真澄」、そして淡麗な味わいがたのしめる「辛口ゴールド 真澄」。いずれも、その品質からすれば驚くほどのコストパフォーマンスの高さで、「真澄」ファン、さらには日本酒ファンの拡大に貢献しています。

大吟醸、吟醸などの特定名称酒から、日常的に飲む普通酒まで、「真澄」のスピリットはどの酒にも等しく注がれています。ハレの日もケの日もおいしい日本酒が飲める、そんな日本酒文化に欠かせない酒が「真澄」なのです。

信州の厳しい気候と豊かな自然が生み出す妙が「真澄」の味わいです。「きょうかい7号」酵母の発祥蔵という看板に恥じない実力と、酒造りへの想いが注ぎ込まれた「真澄」、ぜひ一度味わってみてください。

製造元:宮坂醸造株式会社
公式サイトはこちら

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