福井の日本酒【梵(ぼん)】は世界で評価される酒

福井の日本酒【梵(ぼん)】は世界で評価される酒
出典 : 加藤吉平商店サイト

「梵」は国内外で多くの賞を獲得し、乾杯酒などにも採用されている日本酒です。サンスクリット語で「汚れなき清浄」「真理をつく」を意味するこの銘柄には、どんなこだわりが秘められているのでしょうか。世界中で愛される「梵」の秘密を探っていきます。

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「梵」が貫く3つのこだわり

「梵」が貫く3つのこだわり

出典:加藤吉平商店サイト

「梵」は、万延元年(1860年)に創業した福井の老舗蔵、加藤吉平商店が醸しています。この蔵元は、昭和44年(1969年)に商品としては日本で初めて大吟醸酒を市場に出したことでも有名です。

加藤吉平商店は、日本酒造りにおいて3つのこだわりを掲げています。
ひとつめは「無添加の純米酒のみを造る」こと。米は兵庫県特A地区産の「山田錦」と福井県産の「五百万石」、水は地下約184メートルから汲み上げた井戸水を使用。無添加にこだわることで、100パーセント国産のピュアな日本酒となっています。

2つめは「米を徹底的に磨く」こと。加藤吉平商店の精米歩合は、平均して34.5%と国内トップクラスの磨き具合。徹底的に磨くことで、雑味のない、澄んだ味わいを実現しています。

3つめは「氷温熟成させる」こと。すべての日本酒をマイナスの温度帯で熟成させてから出荷しています。梵の魅力であるなめらかな口当たりと芳醇な香りは、この氷温熟成が理由です。

「梵」は世界に通用するおいしさ

「梵」は世界に通用するおいしさ

出典:加藤吉平商店サイト

「梵」という言葉は、サンスクリット語で「汚れなき清浄」「真理をつく」を意味しています。「梵」という銘柄には、これに加えて英語の「BONE(誕生)」など、さまざまな意味が込められています。

「梵」はもともと加藤吉平商店の日本酒のなかでも最高級のものだけに冠されていましたが、昭和38年(1963年)以降は、すべての銘柄を「梵」に統一。「すべての酒を最高品質に」との想いが込められた「梵」は、やがて国内外から脚光を浴びることになります。

昭和天皇の御大典の儀で、地方選酒として初めて用いられたことを皮切りに、国賓を招いての晩餐会での乾杯酒として採用。海外での式典からも出酒依頼を受けています。また、日本航空(JAL)でも国際線ファーストクラスとビジネスクラスにおいて「梵」が機内種に選ばれています。

その受賞歴も華々しく、全国新酒鑑評会では福井県下で最多の金賞獲得数を誇ります。また、全米日本酒鑑評会でも純米部門において金賞の常連。2018年には「ロサンゼルス国際ワイン・スピリッツコンペティション」で最高賞、「ロンドン酒チャレンジ」でプラチナ賞、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞と、国内外の多くのコンテストですばらしい成績を収めました。

現在、「梵」は約100以上の国と地域で商標登録されており、民間へは40カ国以上、在外公館へは90カ国以上に輸出されています。まさに世界に誇れる日本酒といえるでしょう。

「梵」ブランドを代表する主力商品

「梵」ブランドを代表する主力商品

出典:加藤吉平商店サイト

「梵」は気軽に飲める定番の銘柄から、ここぞというときに飲みたい高級銘柄まで、幅広いラインナップも魅力です。

なかでも代表商品といえるのが「梵・特撰純米大吟醸」。精米歩合38パーセントまで磨き抜いた「山田錦」を原料に、0度以下で1~2年氷温熟成させた、なめらかな口当たりと柑橘類のような芳醇な香りをたのしめる「梵」の定番品です。

高級品として挙げられるのは「究極の純米大吟醸酒」と称される「梵・超吟」でしょう。精米歩合はなんと20パーセント。極限まで磨き上げた米を使い、マイナス10度で約5年間熟成させた珠玉の逸品です。深い香りと、上品でやわらかな味わいをたのしめます。

また食事と一緒にたのしむなら「梵・純米55」が定番品。キレのある軽快な味わいと、さわやかでコシのある香りが料理を引き立てます。

国内外で高い評価を獲得する「梵」は、まさに世界に通用する日本酒といえるでしょう。手造りにこだわった奥深い味わいを、ぜひ一度試してみてください。

製造元:合資会社加藤吉平商店
公式サイトはこちら

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