北海道のビール【帯広ビール】十勝・帯広ならではの個性をたのしむビール
「帯広ビール」は、ベルギービールの伝統的な製法にならって造られた、十勝・帯広を代表する地ビールです。地ビールは、その土地で飲むのがもっともおいしいという造り手の想いをふまえて、現地に行って飲むのがおすすめ。そんな「帯広ビール」の魅力と特徴を紹介します。
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「帯広ビール」のヒントは個性を大切にするベルギービール
出典:ランチョ・エルパソサイト
「帯広ビール」は、十勝・帯広の大自然のなかで自ら育てた放牧豚「どろぶた」を提供するレストラン「ランチョ・エルパソ」が醸造する地ビールです。
2018年現在、帯広で唯一の地ビールですが、残念ながら、帯広市内と札幌・手稲の2店舗でしか飲めない希少なビール。地元でしか飲めないという稀少性もあって、ビールファンの注目を集めています。
「帯広ビール」の醸造エンジニアは、もともとドイツビールの製造に携わっていましたが、ドイツから材料を輸入し、国内で醸造する手法に疑問を感じていたといいます。「その土地でとれたものを使ってこその地ビール」という想いを実現すべく独立したころ、ランチョ・エルパソのオーナーと出会いました。
ベルギー旅行を機に、個性豊かなベルギーの地ビールに興味を抱いていたオーナーは、二人の想いを実現しようとレストランの敷地内に醸造所を開設。こうして、帯広ビールが産声を上げたのが1996年のことでした。
「帯広ビール」の個性をひと言であらわすとしたら、「ワインのようにたのしむビール」。ワインが地域産のブドウの個性を活かしているように、「帯広ビール」もまた、十勝・帯広産の材料の魅力を十二分に活用したビール。この地でしか味わえない、まさに“地ビール”を造り続けています。
「帯広ビール」の二本柱、「麦日和」と「玄人」
出典:ランチョ・エルパソサイト
「帯広ビール」ブランドの代表的な商品は、「麦日和」と「玄人」の2種類。それぞれの魅力を紹介しましょう。
麦日和(むぎびより)
黄金色に輝くウインナータイプのビール。アロマホップの香りが引き立ち、心地よく酔いたい人におすすめです。すっきりしたキレがあり、レストラン自慢のハムやソーセージともよく合います。
玄人(くろうと)
焙煎麦芽のほろ苦さを引き出したシュバルツタイプのビールです。「シュバルツ」とはドイツ語で「黒」を意味しており、その名が示すとおりに真っ黒。黒ビールといってもどっしりとした重さがあるわけではなくクリアな味わいで、ビール通に支持されます。
レストランでは、「麦日和」と「玄人」を半分ずつ割った「ハーフ&ハーフ」も味わえます。ビールらしい苦味もアロマホップの香りも捨てがたい、という人におすすめ。それぞれのよさがグラスのなかで混じり合い、絶妙のハーモニーを奏でます。
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