【宮崎の焼酎|山ねこ(やまねこ)】自然のなかで造られる芋焼酎の魅力とは!?

【宮崎の焼酎|山ねこ(やまねこ)】自然のなかで造られる芋焼酎の魅力とは!?
出典 : feathercollector / Shutterstock.com

焼酎「山ねこ」を飲んだことはありますか?「百年の孤独」でも知られる黒木本店の尾鈴山蒸溜所で生まれたこの芋焼酎は、自然と人間、微生物が一体となって造り上げられます。この記事では、山ねこの味わいやラベルデザインの魅力にも迫ります。

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「山ねこ」は尾鈴山中の蒸溜所で造られる芋焼酎

「山ねこ」は尾鈴山中の蒸溜所で造られる芋焼酎

shulgenko/shutterstock.com

「山ねこ」を造る尾鈴山蒸溜所が位置するのは、すぐそばを川が流れ、周囲には緑が生い茂る山のなか。ドラマの舞台に迷い込んだように自然豊かな非日常空間で、周囲の景色に溶け込むようにたたずむ、まるで美術館を思わせる建物が蒸溜所です。

尾鈴山蒸溜所では、1988年の設立以来、「少量でもていねいなものづくり」をモットーに、大量生産・大量消費の時代に逆らうように、自然と一体化した焼酎造りを行っています。その根底には「働く人が心地よい環境があるからこそストレスなく焼酎造りができて、よいものが産まれる」という考えがあるのだとか。

この蒸溜所では、麹造りからすべて手作業で行うなど、機械に頼らない焼酎造りが特徴です。麹造りをする室や桶の素材には、適度に水分をコントロールしてくれる木を採用。自然と人間、微生物が一体になって造り上げるものが焼酎と考えて、環境と調和した焼酎造りを行っています。

「山ねこ」は芋焼酎が苦手な人も飲みやすいフルーティさ

「山ねこ」は芋焼酎が苦手な人も飲みやすいフルーティさ

Prakasit Srimangkla/shutterstock.com

「山ねこ」の最大の魅力は、甘味がたのしめる芋焼酎のなかでも、別格的な上品な甘さ。その秘密は、原料とするサツマイモの品種にあります。
芋焼酎の原料芋としては「コガネセンガン」が有名ですが、「山ねこ」の原料は、自社農園で作られた「ジョイホワイト」という品種。サラリとした軽めの焼酎に仕上がり、女性でも飲みやすい果物のような甘味があります。

「芋は苦手」という人にこそ試してほしい、驚くほどの清涼感とまろやかさは、3年以上の貯蔵から生まれるもの。アルコールを感じにくく、どっしり重い焼酎が苦手な人でも飲みやすい銘柄です。

「山ねこ」の味わいを純粋にたのしむなら、ロックもしくはストレート。もともと飲みやすい「山ねこ」ですが、さらにまろやかでクセを感じにくい飲み方を希望する人には、水割りがおすすめです。芋の風味が引き立つ飲み方なら、適度な温度に調整したお湯割りを。
いろいろな飲み方を試してみて、自分にとってのお気に入りを探してみましょう。

「山ねこ」はかわいらしいラベルデザインも魅力

「山ねこ」はかわいらしいラベルデザインも魅力

Vitaliy Krasovskiy/shutterstock.com

「山ねこ」のラベルデザインは、蒸溜所の近くに住む版画家・黒木郁朝氏が作成したもの。丸みを帯びた「山ねこ」の文字の上に、「山」という漢字を模した「尾鈴山」が描かれています。絵本の表紙のようにかわいらしく、女性がよろこぶデザインでしょう。

「山ねこ」のおしゃれなラベルデザインからは、よい焼酎を造るのはもちろん、手に取る人が自然と笑顔になるような心配りが感じられます。女性の友人や恩師、母親など、大切な人への贈り物にもぴったりです。

「山ねこ」は、飲むと芋焼酎に対するイメージが変わるほど、個性的かつ親しみやすい焼酎です。初めてたのしむ芋焼酎にも適していますので、ぜひ、お試しください。

製造元:株式会社尾鈴山蒸留所
公式サイトはありません

監修者

伊東幸一

伊東幸一

(一社)日本ソムリエ協会認定ソムリエ、きき酒師、焼酎きき酒師、日本ビール検定1級、ビアジャーナリスト、フードアナリスト。
好奇心旺盛なため、お酒であれば何でも試してきました。いま最も好きなカテゴリーはビール。時間があれば飲食店や各種お酒関係のイベントに参加。

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