「佐藤(さとう)」は「3M」に匹敵するプレミアム焼酎ブランド その魅力や極上の飲み方に迫ります

「佐藤(さとう)」は「3M」に匹敵するプレミアム焼酎ブランド その魅力や極上の飲み方に迫ります
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「佐藤」は芋と麦からなる鹿児島の人気焼酎ブランド。なかでも芋焼酎は、プレミアム芋焼酎「3M(スリーエム)」に匹敵するクオリティと評されています。今回は「佐藤」の基本情報から蔵元のこだわり、特徴や味わい、おいしい飲み方、価格や入手方法までを紹介します。

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「佐藤」とはどんな焼酎?

「佐藤」とはどんな焼酎?

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まずは「佐藤」という焼酎ブランドの基本情報を紹介します。

「佐藤」は黒・白・麦の3種が支えるプレミアム級の人気銘柄

「佐藤」は黒麹仕込みと白麹仕込みの芋焼酎2種と、麦焼酎からなる本格焼酎ブランドです。

2000年代初頭の本格焼酎ブーム(第三次焼酎ブーム)以降、クオリティの高さで人気が炸裂し、需要に供給が追いつかないケースが相次ぎました。なかでも入手が困難なものは「プレミアム焼酎」と呼ばれ、おもにインターネット上で定価の数倍もの高値で取り引きされるようになりました。その代表格とされる鹿児島の芋焼酎「魔王」「村尾」「森伊蔵」は、それぞれの頭文字を取ってプレミアム芋焼酎「3M」と称され、現在も多くの焼酎ファンの間で重宝されています。

「佐藤」は、この「3M」に匹敵すると評される本格焼酎。「幻の焼酎」と呼ばれることもあるほどの入手困難さにくわえ、クオリティ的にも「3M」に引けを取らない、プレミアム級の人気銘柄として知られています。

「佐藤」を手掛ける老舗蔵元、佐藤酒造とは?

「佐藤」の造り手は、霧島連山のふもとで焼酎蔵を営む佐藤酒造。1906年(明治39年)鹿児島県の姶良郡加治木町で創業し、終戦にともなって霧島市牧園町へ移転しました。その後、一時休業していた時期もありましたが、1984年(昭和59年)に復活。本格焼酎を生んだ鹿児島の歴史と蔵、焼酎を支えてきた人々の思いを大切にし、敬意を払いながら、妥協のない焼酎造りを行っています。

「佐藤」というブランドが誕生したのは、平成3年(1991年)のこと。「佐藤 白」の愛称で親しまれている「白麹仕込 佐藤」が世に送り出された約2年後に「黒麹仕込 佐藤」(通称「佐藤 黒」)が登場し、これが焼酎業界に新風を吹き込みました。

「佐藤」が愛される理由

「佐藤」が愛される理由は、いずれも素材の香りと風味をストレートに表現した厚みのある味わいにあります。

原料芋「コガネセンガン」の香りや甘味を封じこめた芋焼酎「黒麹仕込 佐藤」と「白麹仕込 佐藤」、麦特有のやわらかさや甘さを素直に表現した麦焼酎「佐藤 麦」。どれも飲みやすさや切れ味はもちろんのこと、素材の本来の旨味が味わえる逸品です。

蔵元が代々受け継いできた製法はもちろんですが、素材本来の魅力を引き出すのに一役買っているのが、仕込み水に使われているおいしい水です。
霧島山麓牧園町といえば名水の里。霧島連山で長い時を経てろ過された湧水を仕込み水に用いることで、サツマイモや麦の素材感が生きてくるといいます。

一方、飲みやすさや切れ味の秘密は、熟成にあります。
原料の個性を素直に引き出した「佐藤」の原酒は、数年かけて貯蔵・熟成されます。一般的な焼酎は貯蔵・熟成後、割り水、瓶詰めという工程を経て出荷されますが、「佐藤」は加水してアルコール度数を整えたあとも一定期間寝かされます。こうして焼酎と水をなじませることで、なめらかな口当たりと切れ味のよさを引き出しているのです。

「佐藤」シリーズの種類とそれぞれの味わい

「佐藤」シリーズの種類とそれぞれの味わい

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「佐藤」シリーズの商品とそれぞれの特徴を紹介します。

「黒麹仕込 佐藤」(通称:佐藤 黒)

「佐藤」の名をプレミアム焼酎「3M」に次ぐ「次世代プレミアム焼酎」として世に知らしめたのが、黒麹仕込みの「佐藤 黒」です。

原料芋「コガネセンガン」の香ばしい香りとインパクトのある甘味をあわせ持つ「佐藤 黒」は、黒仕込み特有の力強さとしっかりとしたボディが特徴。ガツンと重厚な味わいをもたせる一方で、ていねいな熟成によって繊細でなめらかな舌ざわりを実現し、飲みごたえのある1本に仕上げています。

「白麹仕込 佐藤」(通称:佐藤 白)

白麹で仕込まれた芋焼酎「佐藤 白」は、しっかりとしたボディの「佐藤 黒」とは対照的に、口当たりはやわらかくスッキリしていて、味わいはとてもマイルド。主原料は「佐藤 黒」同じ「コガネセンガン」を使用していますが、「佐藤 白」はおやだかで素直な甘さが感じられます。そのためとても飲みやすく、芋焼酎初心者から焼酎通まで幅広い層の支持を集めています。

「幻の焼酎」の呼び声が高いのは「佐藤 黒」ですが、入手の困難さでは「佐藤 白」が上との説もあるようです。

「佐藤 麦」(通称:佐藤 麦)

「佐藤 麦」は、白麹で仕込まれた麦100%の麦焼酎。無ろ過で造られているため、麦らしい香ばしさや風味もしっかりと感じられます。麦特有の素材感ややわらかさ、素直な甘さを引き出した「佐藤 麦」も、ぜひ試してみてください。

「佐藤」のおいしい飲み方

「佐藤」のおいしい飲み方

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「佐藤」はロックや水割りなどさまざまな飲み方でたのしめますが、おすすめは断然お湯割りです。

本格焼酎は温めると香りが立つ一方、雑味などの粗も目立ってしまいますが、「佐藤」はお湯割りでもっともおいしさが際立つ酒質を目指して造られているため、原料特有の香りはもちろん、繊細な味わいを心ゆくまで堪能できるのです。

一押しは、あらかじめ前割りしておいた「佐藤」を黒千代香などでお燗にして飲む方法。前割りすることで、よりまろやかになった「佐藤」の魅力を存分に味わってみてください。

「前割り」の焼酎は一度飲んだらクセになる!? 【焼酎用語集】

「佐藤」の価格と入手方法

「佐藤」の価格と入手方法

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「佐藤」の価格と入手方法をみていきましょう。

「佐藤」の価格

「佐藤」の蔵元では、流通にかかる費用を考慮に入れた各商品の地域別希望小売価格を公式ホームページ上で公開しています。

「黒麹仕込 佐藤」には1,800mlと720mlの2種類ありますが、たとえば1,800mlでは、地元鹿児島で3,540円、北海道で3,740円、その他の県でもエリアごとに価格が設定されています。

ちなみに、関東甲信越における720ml(四合瓶)の希望小売価格はそれぞれ「佐藤 黒」1,840円、「佐藤 白」1,750円、「佐藤 麦」1,490円となっています。詳しくは公式サイトで確認してみてください。
※価格はすべて税込です。

「佐藤」の入手方法

最近は以前ほど、どこでも見かけない、ということはなくなりましたが、どこのお店にもある、というわけではありません。それでもほしいという場合は、いくつか入手する方法があります。

手っ取り早く入手できるのが焼酎専門販売店のサイトや大手ネット通販ですが、問題は値段です。以前は1万円超に上がった時期もあった人気の「佐藤 黒」1,800mlも、現在は5,000〜7,000円程度で安定しているますが、これは蔵元が想定する価格より割高です。「価格は気にせず、スピードを優先したい」という人はネットで探すのも一手かもしれません。

とはいえ、佐藤酒造と直接取引のある酒販店(特約店・正規販売店)は、インターネットでの販売を控えているのが実情。蔵元の想いも含めて「佐藤」の魅力を味わいたい人は、蔵元と提携しているリアル店舗を探して定価(希望小売価格)で買うことをおすすめします。出会ったら即購入がよさそうです。

「まずは味見してみたい」という人には、「佐藤」を扱っている飲食店を探すことをおすすめします。焼酎専門店はもちろんのこと、シチューや煮物など濃いめの味つけの料理を扱うレストランや居酒屋などでも飲める可能性があるほか、「佐藤さん」が経営する店で扱っていたり、立ち飲み屋の目玉商品として並んでいたりというケースもあるので、根気強く探してみてください。

「佐藤」を取り扱っている飲食店を見つけたら、「佐藤 黒」と「佐藤 白」をぜひ飲み比べてみてください。「佐藤 麦」を含めた3種の飲み比べもおすすめです。いずれも基本はお湯割り。口の中をリセットするためのチェイサーも忘れずに注文してくださいね。

製造元:佐藤酒造有限会社
公式サイトはこちら

※紹介した商品情報は記事執筆時点のものです。購入・サービス利用時に変更になっている場合がありますのでご注意ください。

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