ウイスキー検定の過去問に挑戦!VOL.1 (解答と解説)
2018年9月16日に実施される「第7回 ウイスキー検定」。受験する皆さんやウイスキーがお好きな方はぜひ問題に挑戦してみてください!
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ウイスキー検定 3級問題 解答と解説
問題1
酒は醸造酒(発酵酒)、蒸留酒、混成酒の3つに分類できるが、ウイスキーと同じ蒸留酒に分類される酒はどれか。
①ビール ②ジン ③シェリー ④ワイン
【解答】
②
【解説】
ビール、シェリー、ワインはいずれも醸造酒です。酵母により発酵させてお酒を造っていますが、その後蒸留を行っていません。
問題2
発酵槽のことを英語で何というか。
①サラディンバック ②ウォッシュバック
③グリストホッパー ④セットバック
【解答】
②
【解説】
発酵槽は、温水で粉砕麦芽の糖分を抽出した糖化液に酵母(イースト)を加え、アルコールを含むモロミ(ウォッシュ)を造り出す際に使う巨大な桶のような形状をした容器です。材質はステンレス製か木製です。アメリカンウイスキーの製造で使われる発酵槽はファーメンターとも呼ばれます。
ウイスキー検定 2級問題 解答と解説
問題3
ウイスキーについて述べた次の文章で正しいのはどれか。
①穀物、水、酵母を基本の原料とする。
②大麦麦芽に含まれる酵母の力によって発酵させる。
③銅製の蒸留器の使用が義務づけられている。
④歴史は醸造酒より古く、混成酒より新しい。
【解答】
①
【解説】
②酵母は大麦麦芽に含まれていないので不正解です。③銅製のポットスチルでモルトウイスキーを造るところがほとんどですが、義務づけられてはおらず、連続式蒸留器など銅製でないものもあるため不正解です。④人類が初めて口にしたのは、自然界で発酵してできた醸造酒との偶然の出会いと考えられます。蒸留の技術を飲料に応用したウイスキーはこれより新しい酒であるといえます。
問題4
「修道士ジョン・コーに8ボルの麦芽を与え…」というスコッチ最古の文献が書かれたのはいつのことか。
①1263年 ②1320年 ③1404年 ④1494年
【解答】
④
【解説】
1494年に仔牛革の巻物にラテン語で書かれたスコットランド王室財務省の記録にこの記述があり、スコッチウイスキーに関する最古の文献であるという根拠となっています。
ウイスキー検定 1級問題 解答と解説
問題5
アイラ島の蒸留所と、そこが出している製品の組み合わせで間違っているものはどれか。
①ブルックラディ ―― X4
②ボウモア ―― テンペスト
③アードベッグ ―― コリーヴレッカン
④ラフロイグ ―― クォーターカスク
⑤ブナハーブン ―― キルダルトン
【解答】
⑤
【解説】
キルダントンはアードベッグのブランドのため、間違いです。
ウイスキー検定 シングルモルト級問題
問題6
旧UD社の「花と動物シリーズ」でカワウソがシンボルとなっているハイランドの蒸留所はどこか。
①ベンリネス ②ダルユーイン ③カリラ ④ブレアアソール ⑤ピティヴェアック
【解答】
④
【解説】
ブレアアソール蒸留所の仕込水は、蒸留所内を流れるオルトダワー・バーンという小川を使用しています。オルトダワーとはゲール語で「カワウソの小川」のことで、カワウソがシンボルとなっています。
ウイスキー検定実施日
2018年9月16日(日)
主催
一般社団法人 ウイスキー検定実行委員会
https://whiskykentei.com/
運営
ウイスキー文化研究所
http://scotchclub.org/
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*当記事は、ウイスキー文化研究所の協力を得て作成しています。