焼酎サーバーが味わいを高める理由

焼酎サーバーが味わいを高める理由

「焼酎サーバー」とは、甕や壺型をした陶器で、下部に蛇口が付いている焼酎専用のサーバーです。お店の店頭で見たことがあるのではないでしょうか?最近では、このサーバーを自宅で使う人もふえているようです。

  • 更新日:

焼酎サーバーの役割

写真/PhotoAC

「焼酎サーバー」は、瓶から直接、酒器に注ぐよりも趣があり、焼酎ライフを一段と盛り上げるアイテムですが、これを使う最大の目的は、焼酎の品質を落とさず長く、さらによりおいしくたのしむためです。

陶器のサーバーは、焼酎保存に大敵な光を完全にシャットアウトするだけでなく、遠赤外線効果で焼酎を適度に温めながら、自然対流を起こしていきます。さらに陶器の内部にある微細な孔により焼酎が呼吸をし、熟成を促進。やがて出荷前に加えた割水とアルコール分がさらになじみ、アルコールが持つとげとげしさもなくなり、瓶から注いだ状態とはまったく異なる、じつにまろやかな口当たりの焼酎へ生まれ変わらせるといわれます。

サーバーに焼酎を注いだら最低でも一日、できれば3日間置けば、熟成効果が期待できます。焼酎ファンならぜひ1家に1サーバー、置いておきたいですね。

焼酎サーバーで前割りを飲む

写真/よかとこかごんま

「前割り(まえわり)」とは、文字通り前もって焼酎を水で割り、しばらく寝かせてから飲む方法です。芋焼酎の本場である宮崎、鹿児島で古くから行われている焼酎を、よりおいしく味わう飲み方です。その場で作って飲む水割りに比べ、時間をかけて焼酎と水がじっくりなじんでいくため、焼酎の口当たりが一層まろやかになります。

この前割りでも「焼酎サーバー」は大活躍。水と焼酎をしっかりなじませ、味わいを一層マイルドにしてくれます。サーバーに焼酎と水を同量入れたら、1~3日寝かしましょう。出来上がった前割り焼酎はそのまま水割りに。また、少し温めてぬる燗でたのしむのもおすすめです。

焼酎サーバーがないときは?

Shark_749/ Shutterstock.com

焼酎サーバーがない場合でも、空いた酒瓶やペットボトルなどを利用して前割り焼酎は作れます。水道水での前割りはカルキ臭さが残るので、軟水のミネラルウォーターがおすすめです。お好みにより焼酎対水を6対4または5対5の比率で割ったら、冷暗所で最低ひと晩置きましょう。よりおいしくまろやかな味わいをたのしみたい人は、2~3日置いてからどうぞ。

最後に瓶の状態での焼酎の保存方法をカンタンに紹介します。なによりも大事なのは、光の当たらない暗く、温度変化が大きくない場所、例えば、押し入れや床下収納などに保管すること。

紫外線の遮断能力に優れた茶色、あるいは黒い瓶に収められているものもありますが、中には光を通す透明瓶入りの焼酎もあります。その場合は必ず箱に入れたり新聞紙などでカバーしたりしてから保管することをおすすめします。また、すでに開封したものは、10度前後の冷暗所へ。冷蔵庫の野菜室がその条件に適しているので、スペースがあれば野菜室で保管するのがよいでしょう。

サーバーで飲む方法や正しい保管方法を知って、よりおいしく焼酎をたのしみましょう。

関連情報

What's New! 新着情報

大人の基礎知識

  • ビールの基礎知識
  • 日本酒の基礎知識
  • ワインの基礎知識
  • ウイスキーの基礎知識
  • 焼酎の基礎知識
  • カクテルの基礎知識