美しい山々と自然の水が作る長野のクラフトビール
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地元の原料、そして水が作る特別なおいしさ
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美しいアルプスの山々から湧き出る水に恵まれた長野。日本酒の蔵元も多く点在する長野では、地元の水と原料を使ってクラフトビールを造るブルワリーも数多く存在します。それぞれの個性が香りや味、ラベルに表れ、飲み比べしたくなることでしょう。ここでは、水にこだわる醸造所を紹介します。
雪溶け水が造る味わい「南信州ビール 駒ヶ岳醸造所」
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中央アルプス駒ヶ岳山麓の標高800メートルにあるマルスウイスキー工場・本坊酒造、信州マルス蒸留所内にある醸造所です。仕込み水の大切さは、ウイスキーもビールも同じ。中央アルプスの雪解け水をくみ上げた地下水を使い、澄んだ空気の大自然に囲まれた工場でビールを造っています。口当たりのいいエールビールは、併設する直営レストランでも味わうことができます。
また、ウイスキーの蒸留所内に醸造所があるため、ウイスキーとビールの醸造、蒸留の工程を同時に見学することができます。ウイスキーとビールの製造の違いを感じることができますね。
南信州ビールの詳細はこちら
http://ms-beer.co.jp/brewery/
木曽の湧水が生む「木曽路ビール」
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信州南木曽岳の湧水と麦芽のみを使用し、仕込み、ビン詰めなどほぼすべての工程を手作業で行うこだわりぶり。また、寝かせたビールの鮮度にもこだわり、木曽路ビールの賞味期限は約2カ月。できたての味わいを大切にしています。
定番のビールはブルーの缶が印象的なペールエールで、華やかな香りにフルーティーで芳醇な味わいが特徴。このほか、インターナショナル・ビア・コンペティション銀賞を受賞した「キソジプレミアムラガー」も人気です。芳醇でコクのある味わいですが、キレがあり上品な苦味が後を引くおいしさです。
※残念ながら平成30年3月末を持って廃業するとの発表がありました。
諏訪の杜氏が手掛ける「麗人酒造」
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