アイリッシュウイスキー入門!「ブッシュミルズ」と「ジェムソン」を飲む
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初心者にも飲みやすいアイリッシュウイスキー
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アイリッシュウイスキーは、ウイスキー発祥の地ともいわれるアイルランドで造られるウイスキー。その魅力はなめらかでオイリーな味わいとライトなボディです。3回蒸留すること、スコッチウイスキーのようなピート(スモーキーフレーバーを与えるための燃料)を使用しないことで、非常にマイルドな仕上がりになっています。
アイリッシュウイスキーには、大麦麦芽だけを使ったモルトウイスキー、トウモロコシやライ麦、小麦などを原料にしたグレーンウイスキーのほか、色々な蒸留所のウイスキーを混ぜ合わせたブレンデッドウイスキーがあります。初心者はバランスのよいブレンデッドから始めるとよいでしょう。
世界最古の蒸留所として名高い「ブッシュミルズ」
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400年以上の歴史を持つブッシュミルズ蒸溜所は、アイリッシュウイスキーの代表銘柄です。ブレンデッドの「ブラックブッシュ」は、シェリー樽とバーボン樽で最長7年熟成させたモルト原酒を80%以上使用。アプリコットのような果実香があり、甘みが強く熟成感があります。
「ブッシュミルズ10年」は、こだわりの3回蒸留により造りあげるシングルモルト。ブッシュミルズの看板商品で、香りは蜜がたくさん詰まったリンゴ、味は若い麦を強く感じさせます。ストレートやロック、ハーフロックといった飲み方で伝統的な味わいをたのしんでみてください。
クセがなくカクテルベースにもぴったりな「ジェムソン」
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すべてがブレンデッドウイスキーで、軽く飲みやすいのが特徴。世界でもっとも売れているアイリッシュウイスキーといわれています。
カラメルやバニラの香りをもち、クセのないスムーズな味わいなので、カクテルのベースにもぴったり。アイリッシュコーヒーにはジェムソンを使うのが定番です。ハイボールやジンジャーエールで割る飲み方もおすすめ。あまりウイスキーを飲んだことがない人でもいろいろたのしめる、アイリッシュウイスキーの優等生といえるでしょう。
アイリッシュウイスキーを試したいという人は、ぜひ、このふたつから始めてみてはいかがでしょうか?