朱鷺のいる島で造る佐渡の日本酒

朱鷺のいる島で造る佐渡の日本酒

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佐渡の日本酒とは

Kanuman/ Shutterstock.com

米どころである新潟には大小の酒蔵がひしめいています。どこも米や水、醸造技術にこだわりを持ち、個性的な味わいを持つ日本酒を造り続けています。

「佐渡島」と聞くと朱鷺を思い浮かべますが、朱鷺はきれいな水の田んぼでえさを捕るといわれています。以前は、日本にたくさん生息していた鳥ですが、今は佐渡島のみ。日本固有種が絶滅した後は、中国などの協力を得て新たに朱鷺を育て放鳥を行いましたが、現在、朱鷺は餌を求めて佐渡の田んぼに飛来してきます。

2008年からスタートした「朱鷺と暮らす郷づくり認証制度」にそった栽培方法で作られた米は、農薬や化学肥料を通常の半分以下に抑えることや、田んぼの生き物たちを育む農法であることなど、厳しい基準をクリアしたブランド米「朱鷺と暮らす郷」として佐渡市が認証している安全、安心な米です。

こういった米作りの精神が、佐渡の日本酒造りにも生きています。
佐渡には5つの酒蔵がありますが、地元の人々にも親しまれている3蔵を紹介します。

杜氏の経験と最新の技術が生む「天領盃」

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杜氏の長年の経験と最新鋭の技術の導入、経験と微妙な勘を数値化したことで、おいしいお酒を安定的に造ることを目指す天領盃酒蔵。

地元の原料にこだわっており、水は、大佐渡山脈のほぼ中央に位置し佐渡の中でも最も高い名峰「金北山」の伏流水を使用。40年の歳月を経て流れ出た雪解け水は、口当りがよくやわらかで、スッキリとした味わいの酒になります。

また、先に紹介した朱鷺認証米コシヒカリを使った純米酒「天領盃 朱鷺ロマン」もあります。本来は酒米に向かないコシヒカリから、蔵人が丁寧に麹を作り、吟醸酵母を使って、ゆっくり低温発酵させた純米酒。フルーティーな香りで自然な甘さを持つ味わいです。米の旨味を感じながら飲みたいですね。

新しい試みと世界を見据える「北雪」

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明治5年に創業、昔からの伝統的な酒造りを守りながら、音楽演奏や超音波振動、遠心分離機などのこれまでになかった技術を生み出し新しい日本酒を造る一面もあります。

また、日本酒の味を世界へ広めるため、アメリカなどにレストランを展開するNOBUのオーナー、ノブ・マツヒサ氏をパートナーに、北雪大吟醸「NOBU」を誕生させました。この1本を飲んで、ノブ・マツヒサ氏のビジネスパートナーでもある日本通の俳優、ロバート・デニーロ氏が、「佐渡は”Sado Island”ではなく”Sake Island”だ」という言葉を残したほどです。佐渡産越淡麗を40%まで磨きあげた大吟醸は、フレッシュでまるでメロンや花のような香りがします。新しい試みのある日本酒は、いつも日本酒通の注目の的です。

地元の米にこだわる「加藤酒造」

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