大自然の中で育まれる北海道のクラフトビール

大自然の中で育まれる北海道のクラフトビール

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「Beer is Art」を大切にする「ノースアイランドビール」

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北海道には、大手メーカーを除いて19のクラフトビールのブルワリー(2017年10月現在)があるのを知っていますか? 麦や水などの原料が豊富で土地も広い北海道では、個性的な銘柄を造るブルワリーが点在しています。今回紹介するのは、ドイツなど本場の技術を取り入れたり、有機栽培の麦を使ったりして、ビールを醸造しているブルワリーです。

2003年創業で人気の高いのが「ノースアイランドビール」です。ブルーマスター(ブルワリー製造部門のトップ)がカナダでの修行で恩師に教わったのは、「Beer is Art」という言葉。その言葉に象徴されるようにビールの奥深さを伝えたいとの思いから、小さな醸造所を札幌市内に作りました。2009年には江別市に移転し生産量を拡大、今では生産量の半分は道外向けという人気です。

定番銘柄は、ピルスナー、ブラウンエールといった6種類。北海道産「ハルユタカ」を使用し地元の原料へのこだわりのあるヴァイツェン、爽快なフレーバービール、コリアンダーブラックなど、多種多様なビールを生み出しています。とくに代表銘柄のヴァイツェンは、フルーティーな香りと優しい旨味が特徴。 苦味を抑えた爽やかで飲みやすいビールで人気があります。

北海道の地ビール第一号「オホーツクビール」

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元々建設会社勤務だった前社長が視察の際訪れたドイツのバイエルンでは、村ごとに小さな醸造所でビールが造られていました。その地元に根付いたビール文化に触れ、ブルワリーの創業を決意、1994年にオホーツクビールを創業しました。現在は北海道で生まれた第一号の地ビールとして親しまれています。

オホーツクビールは、北見市の隣、端野町産の二条大麦麦芽100%、本場ドイツ産とチェコ産2種類のホップ、水、酵母だけで造られています。これは、今でもドイツ国内の醸造所でビール純粋令の内容を順守して品質の高いビールが造られているのにならっているからです。また、ビールは“生き物である”という考え方から、瓶ビールの賞味期限を製造日の4週間に設定して、常に新鮮な味わいを届けようとしています。

人気のオホーツクエールは、明るい茶色が美しく、麦の甘味と香ばしさの中にやや強めの酸味が感じられる味わいです。

「北海道麦酒醸造」

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小樽高島湾漁港の雰囲気のある煉瓦造りの建物が北海道麦酒醸造の本社。ビールを始め、地元のフルーツを使ったフルーツビールやチューハイなども製造していますが、注目は有機栽培の大麦のモルトとアロマホップで醸造されたオーガニックビールです。「小樽麦酒アーバンエール」は、有機麦芽を使った芳醇な香りと苦味がたのしめる琥珀色のビール。「小樽麦酒ピルスナー」は、有機麦芽、有機ホップを使用し、スッキリとした味わいです。

どのブルワリーも、妥協を許さない醸造技術や原料のこだわりが、個性あふれるビールの味に表れています。ネット通販でも購入は可能ですが、現場に行って地元で味わってみたいですね。

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