壱岐焼酎の魅力・代表3蔵

壱岐焼酎の魅力・代表3蔵

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壱岐焼酎ってどんなもの?

焼酎初心者にも飲みやすいと人気の麦焼酎ですが、そのルーツは長崎県壱岐島にあるといわれています。古くは卑弥呼の時代から大陸文化を伝える中継地として、対馬とともに重要な役割をはたしてきた壱岐島。穏やかな気候や平坦な土地は米や大麦を育てるのに適していたのですが、年貢米の取り立てが厳しかったそう。そのため、島民は大麦を主食としていました。その中で、大麦を利用して焼酎造りを始めました。

壱岐島の麦焼酎の特徴は、米麹を用いる点。原料の大麦は米麹の2倍の量を加えます。これは、米麹のふくよかな旨味と大麦の香ばしい香りの両方を活かすための割合なのだそうです。長年、受け継がれてきた製法で丁寧に、かつ壱岐市で造られた麦焼酎のみに「壱岐焼酎」の表示が許されます。

また、壱岐焼酎は「球磨焼酎」「琉球泡盛」と共に、1995年酒類では日本で初めてWTO(世界貿易機関)の「地理的表示」が認められています。

本格焼酎「天の川」

写真/PhotoAC

ここでは、代表的な壱岐焼酎を紹介していきましょう。
天の川酒蔵を代表する銘柄「天の川」。この銘柄名は、初代が四国讃岐今比羅様の奉納俳句で最高位に入賞した句の一節をとったものだとか。

大麦を使用し、米麹と地下水で仕込んだ醪(もろみ)を常圧蒸留してあります。麦のやさしい風味に米の甘味とコクがあります。アルコール度数は25度(2年貯蔵)、35度(3年貯蔵)、40度(3年貯蔵)と3タイプ。麦の濃厚な味を感じたいのなら、40度をロックで味わうのがおすすめです。

「壱岐っ娘」「壱岐の島」

写真/PhotoAC

壱岐の蔵酒造(旧・壱岐焼酎協業組合)は、1984年に壱岐焼酎を全国に発信する、をテーマに、歴史ある6つの蔵元の協業化によって誕生しました。江戸時代から壱岐に伝わる常圧蒸留の焼酎に加え、島内で初めて減圧蒸留による焼酎も造っています。

「壱岐の島」は、壱岐の蔵酒造の代表的銘柄。麦と米麹のバランスがよく、食中酒としてもおすすめです。どんな料理とも相性がよく、料理の味を引きたてます。

「壱岐っ娘」は、女性の顔のラベルが印象的。減圧蒸留を取り入れることで雑味のないスッキリした飲みやすい味に仕上がっています。

「壱岐」

写真/PhotoAC

壱岐で一番高い山の麓にある玄海酒造。麦焼酎発祥の地を印象づけるためと壱岐の発展を願って代表銘柄に「壱岐」とつけたそうです。

中でもおいしいと評判の「壱岐スーパーゴールド」は、ウイスキーのように、スペイン産シェリー酒に使用したホワイトオーク樽で貯蔵。オークの成分が麦焼酎に溶け出し、ほんのり琥珀色に。深みのある香りと旨味が、麦焼酎の印象を変えることでしょう。

それぞれの酒蔵が個性的な麦焼酎を生み出している壱岐。手に入れて飲んでみたくなりますね。

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