シャンパンのおすすめ銘柄14選!コスパや色、味わい、グレードなど、セレクトポイントも確認
シャンパンのおすすめ銘柄は、価格帯や用途、味わいの傾向などによって変わってきます。ここでは、シャンパンの概要をおさらいしながら、選び方のポイントを確認。コスパや用途、甘口辛口などの味わい、ブランドなどを切り口に、おすすめ銘柄を紹介します。
- 更新日:
目次
シャンパンのおすすめ銘柄は、価格帯や用途、味わいの傾向などによって変わってきます。ここでは、シャンパンの概要をおさらいしながら、選び方のポイントを確認。コスパや用途、甘口辛口などの味わい、ブランドなどを切り口に、おすすめ銘柄を紹介します。
シャンパン選びのポイントを確認しながら、おすすめ銘柄をみていきましょう。
シャンパン(シャンパーニュ/シャンペン)とは
kai / PIXTA(ピクスタ)
シャンパンとは、フランスのシャンパーニュ地方で造られるスパークリングワイン(発泡性ワイン)のこと。この地方で生まれるすべてのスパークリングワインが「シャンパン」を名乗れるわけではなく、フランスのワイン法(原産地名称保護制度 ※2008年まではAOC法)をクリアしたものだけが「シャンパン」と名乗れます。
ちなみに、「シャンパーニュ」「シャンペン」といった呼び方もありますが、どちらも「シャンパン」と同義です。「シャンパーニュ」はシャンパンの正式名称で、フランス語では「Champagne」と表記します。一方、「シャンペン」は「Champagne」を英語的に発音したもの。日本では、シャンパーニュ地方と区別して「シャンパン」と呼ばれることが多いようです。
シャンパン選びのポイント
TheCreativeBrigade / Shutterstock.com
日常的にたのしむというより、結婚式やパーティーなど華やかな場面や、誕生日や記念日といった特別な日に栓を開けることが多いシャンパン。ハッピーなシーンを彩るアイテムでもあるだけに、銘柄は厳選したいですよね。
おすすめ銘柄を確認する前に、シャンパン選びのポイントをみていきましょう。
シャルドネやピノ・ノワールなどブドウ品種で選ぶ
シャンパンは白ブドウと黒ブドウから造られますが、使用できるブドウ品種は限定されています。
おもに使われるのは、白ブドウの「シャルドネ」と、黒ブドウの「ピノ・ノワール」「ピノ・ムニエ」の3種類。これらをブレンドして造られるのが定番ですが、1品種だけ、あるいは2種類で仕込まれるものもあります。
「シャルドネ」だけで造られるものを「ブラン・ド・ブラン」、「ピノ・ノワール」と「ピノ・ムニエ」から造られるものを「ブラン・ド・ノワール」と呼びます。
ブドウ品種は味わいに大きくかかわってくるので、シャンパン選びのポイントとして押さえておきたいですね。
Ktsdesign / Shutterstock.com
色や味わいで選ぶ
シャンパンの色には、イエローからゴールドの印象的な色味を持つ「白」と淡いピンク色の「ロゼ」の2種類があります。「ロゼ」は「白」に比べてやや高価になる傾向があります。
また、シャンパンは甘辛度によって、以下の6つに大別されます。ボトルのラベルに明記されているので、銘柄選びの参考になります。
<甘辛度による分類>
Extra Brut(エクストラ・ブリュット):極辛口
Brut(ブリュット):辛口
Extra Sec(エクストラ・セック)、Extra-Dry(エクストラ・ドライ):中辛口
Sec(セック):中甘口
Demi Sec(ドゥミ・セック):甘口
Doux(ドゥー):極甘口
グレードで選ぶ
シャンパンはその製法によって、以下の3つのグレードに分けられます。
◆プレステージ
各生産者が威信をかけて造った最高級シャンパン。グラン・クリュ(特級畑)で収穫されたブドウを使用したり、熟成年数を長くしたりと、随所にこだわって造られます。
◆ヴィンテージ(ミレジメ)
できのよかった年のブドウ100%で造られたシャンパン。瓶内で最低3年熟成させてから出荷。ラベルには製造年(ブドウ収穫年)が記載されます。
◆ノン・ヴィンテージ(ノン・ミレジメ)
シャンパンのおよそ8割が該当するスタンダードなシャンパン。その年に造ったワインに複数年のワインをブレンドして造られ、最低15カ月瓶内熟成させてから出荷されます。
ブランドで選ぶ
スポーツの表彰式におけるシャンパンファイトや、名作映画のワンシーンで、有名ブランドのシャンパンが登場するのを目にしたことはないでしょうか。誰もがあこがれるブランドの場合は、一度は飲んでみたいと感じている人もいるかもしれません。
心に残るワンシーンを演出した名ブランドや、ご自身のなかでステータスシンボルとなっているブランドがあれば、ハレの日や自分へのご褒美に味わってみたいものですよね。また、大切な人へのギフトとしても喜ばれるでしょう。
ブドウ品種、色や味わい、グレード、ブランドといった各ポイントの詳細については、以下の記事が参考になります。
コスパ最強&お値段以上のおすすめシャンパン
アドリアン・ショパンブリュット NV
Africa Studio / Shutterstock.com
ディディエ・ショパンという家族経営のメゾンがピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ70%で造る「ブラン・ド・ノワール」。2,000円台で入手可能な「旨安シャンパン」のなかでも突出したクオリティを誇る1本です。
輸入販売元:株式会社ドラジェ
公式サイトはこちら
キュベ デクルベルト NV シャンパーニュ ヴェシエ
Stockcreations / Shutterstock.com
お手頃価格ながら、「フランス版新幹線」ともいわれる国営鉄道「TGV」のファーストクラスで提供されたこともあるというシャンパン界の超新星。シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエを均等にブレンドしています。
シャンパーニュ・グルエ ブリュット・セレクション
出典:キリンホールディングス株式会社サイト
家族経営でありながら、本場フランスのワインガイドブックに毎年掲載されるシャンパン・ハウス、グルエ。ピノ・ノワール70%、シャルドネ20%、ピノ・ムニエ10%で造る辛口シャンパーニュ「ブリュット・セレクション」はけっしてお安い商品ではありませんが、コスパがよいとの定評があります。
輸入販売元:メルシャン株式会社
公式サイトはこちら
プレゼントにも最適! おすすめブランドのシャンパン
大切な人へのギフトや自分へのプレゼントには、あこがれのブランドから選びたいもの。おすすめの3商品をセレクトしました。
モエ・エ・シャンドン モエ アンペリアル
出典:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社公式サイト
フランス皇帝のナポレオン1世やイギリスのヴィクトリア女王に愛されたことで知られる「モエ・エ・シャンドン」。1743年の創業以来、世界中で親しまれています。「モエ アンペリアル」は、モエ・エ・シャンドンの代表的なブリュット(辛口)シャンパン。20世紀終盤にはF1のシャンパンファイトに使われたことで話題を呼びました。
輸入販売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ブランドサイトはこちら
ヴーヴ・クリコ イエローラベル ブリュット
出典:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社公式サイト
「ヴーヴ・クリコ」は1772年にフランスのランスで創業したシャンパーニュ・メゾン。ルミュアージュ(動瓶)台を発明したり、世界で初めてブレンド法によるロゼ・シャンパーニュ造りに成功したりと、シャンパン全体の品質向上に貢献したことでも知られています。2010年には、バルト海から引き揚げられた難破船から19世紀に造られた「ヴーヴ・クリコ」の未開栓ボトルが見つかり、奇跡のシャンパーニュとして脚光を浴びました。
定番商品ながら、確かな品質を誇る「イエローラベル ブリュット」は、大切な人へのギフトにぴったりです。
輸入販売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ブランドサイトはこちら
シャルル・エドシック ブリュット・レゼルヴ
Billion Photos / Shutterstock.com
「シャルル・エドシック」は、1851年に創立された歴史あるシャンパーニュメゾン。確かな品質と贅沢な味わいで世界中の王室や宮廷を魅了し、19世紀後半には英国王室御用達となりました。
ブリュット・レゼルヴは、シャルル・エドシックのフラッグシップともいうべき辛口シャンパーニュ。贈る相手を選ばない一押しの1本です。
ブランドサイトはこちら(英語版)
セック(やや甘口)? ブリュット(辛口)? 味わいで選ぶおすすめシャンパン
味わいで選びたいおすすめシャンパンを紹介します。
ヴーヴ・クリコ ホワイトラベル ドゥミ・セック
出典:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社公式サイト
「ヴーヴ・クリコ」の半甘口シャンパーニュは、バランスのとれた甘味とフルーツの風味が魅力の逸品。デザートとの相性が抜群です。
国内販売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ブランドサイトはこちら
パイパー・エドシック ブリュット
出典:KIRIN(キリン)公式通販DRINXサイト
「パイパー・エドシック」は全豪オープンの公式シャンパーニュで、古くは王妃マリー・アントワネットに献上され、20世紀には女優のマリリン・モンローを魅了したことで知られています。「パイパー・エドシック ブリュット」はピノ・ノワールを主体に、シャルドネ、ピノ・ムニエバランスよくブレンドし、リザーヴワインも10〜15%加えた辛口シャンパーニュです。
国内販売元:日本リカー株式会社
KIRIN(キリン)公式通販DRINXサイトはこちら
ポメリー ブリュット・ロワイヤル
asife / Shutterstock.com
1836年にフランスのランスで創業した「ポメリー」は、甘口が主流だった1874年に史上初のブリュット(辛口)を造り上げたシャンパーニュメゾン。それまで食後酒とされていたシャンパーニュが、食前や食事中にもたのしめるようになったといいます。
「ポメリー ブリュット・ロワイヤル」は、ポメリースタイルの象徴ともいうべき1本。ブリュットが誕生した瞬間に想いを馳せながら、エレガントな香りとフレッシュで快活な味わいを堪能してみては?
国内販売元:ヴランケン ポメリー ジャパン株式会社
ブランドサイトはこちら
ヴランケン ブリュット・ナチュール
出典:三菱食品株式会社サイト
「シャンパーニュ・ヴランケン」は、ベルギー王室唯一の御用達シャンパーニュブランド。ラベルの上部には、王室御用達の紋章があしらわれています。
「ヴランケン ブリュット・ナチュール」は、素直で実直な味わいが魅力の極辛口シャンパーニュです。
国内販売元:三菱食品株式会社
ブランドサイトはこちら
一度は飲んでみたい高級シャンパン! おすすめ銘柄はこれ
シャンパンのなかでもとくに高級な銘柄を紹介します。いつか叶えたい夢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか。
ドン ペリニヨン ロゼ
出典:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社公式サイト
「シャンパーニュの父」「シャンパンの祖」などの異名で語り継がれるドン・ピエール・ペリニヨンは、シャンパーニュ造りにおいて数々の偉業を残したベネディクト派の修道士でした。彼の神聖な精神を受け継ぐドン ペリニヨンでは、作柄のよい年に収穫されたブドウだけで造られたシャンパーニュのヴィンテージにこだわり、芸術品ともいうべき逸品を生み出しています。
「ドン ペリニヨン ロゼ」は、ピノ・ノワールの赤をまとった最高級シャンパンです。
国内販売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ブランドサイトはこちら
ペリエ ジュエ ベル エポック 2013
出典:PR TIMES
「ペリエ ジュエ」は、200年以上の歴史を持つシャンパーニュメゾン。「ペリエ ジュエ ベル エポック」は、1964年に登場した「ベル エポック」のヴィンテージ・キュヴェで、最高醸造責任者が作柄がよいと判断した年にしか生産されない希少な逸品です。
ボトルに描かれたアール・ヌーヴォーの巨匠、エミール・ガレによる白いアネモネが優美さを際立たせています。
国内販売元:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
ブランドサイトはこちら
ルイ・ロデレール クリスタル
Iakov Kalinin / Shutterstock.com
「ルイ・ロデレール」は、自社畑で育成するブドウの土壌や手作業にこだわる希少なシャンパーニュメゾン。「ルイ・ロデレール クリスタル」は、シャルドネ40%、ピノ・ノワール60%をブレンドし、優良年のみ造られるプレステージ・キュヴェです。
その歴史は1876年までさかのぼります。ロデレールの愛好家だったロシア皇帝アレクサンドル2世から自分専用のメゾン最高キュヴェを造るよう依頼を受け造り上げた至高の逸品です。
国内販売元:エノテカ株式会社
ブランドサイトはこちら
クリュッグ グランド・キュヴェ 171 エディション
出典:PR TIMES
「クリュッグ」は「シャンパンの帝王」とも称される、世界中の愛好家を魅了し続ける高級ブランド。1903年にその卓越した品質で英国王室御用達のシャンパーニュメゾンに認定されて以来、各国の王室で親しまれています。
「クリュッグ グランド・キュヴェ 171 エディション」は、2015年に収穫されたブドウを中心に構成。2000年から2015年の131種類のワインをブレンドし、7年以上熟成させたプレステージ・キュヴェの逸品です。エレガントで多様な芳香を表現しており、時間の経過とともに味わいの深みが増します。
国内販売元:MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社
ブランドサイトはこちら
シャンパンのおすすめ銘柄や商品をコスパやギフト向け、味わい、人気ブランドなどの観点から紹介してきました。気になるシャンパンがあったら、ぜひ一度味わってみてください。