【ビールde バトンリレー】　クラフトビアバル IBREW　新橋駅前店　店長　赤羽根　優衣さん

ビールを愛する、IBREW　新橋駅前店　店長　赤羽根　優衣さん

ビールを愛する、IBREW　新橋駅前店　店長　赤羽根さん

心理学からクラフトビールの世界へ

将来カウンセラーの仕事に就きたいと思っていたので、大学では、発達心理学の勉強をしていました。その時に、先輩から誘われたアルバイトがクラフトビールを扱っているお店で、そこで初めてクラフトビールを知りました。

クラフトビールのアルバイトをしていく中で、“やるんだったらちゃんとやりたい”という思いが強くなり、クラフトビールの勉強を始めました。このビールを飲んで感動したからクラフトビールを勉強しようではなく、仕事をやるうえで知らないといけないことだなという思いの方が先だったと思います。

クラフトビールの初歩的な知識は学ぶことはできましたが、当時はまだ深く学ぶことができる書籍などはなかったので、モヤモヤしていたことはありましたね。

将来は、カウンセラーになるんだと勉強していたので、現在、飲食店で、しかもクラフトビールのお店で店長をやっているなんて、自分もそうですが、親も驚いていましたね！

全国から集まるクラフトビール

今お店には30タップにクラフトビールがつながっています。他のIBREWの店舗には、海外のクラフトビールがあるのですが、新橋駅前店では国産だけを取り扱っています。(2019年7月現在)新橋駅ということで、全国各地からお客様が集まってきます。

どの都道府県から来た人でも、楽しんでもらえるように、全国のブルワーさんからクラフトビールを集めるようにしています。関西のお客さん、関東のお客さんで知っているクラフトビールが違うので、反応が面白いですね。

ラフに飲んでほしい

クラフトビールが、ラフに空間を楽しむためのツールであってほしいなと思っています。1杯飲むのに、“あれにしようかな、これにしようかな”と深く考えることなく、チャレンジして色々なクラフトビールを飲んでほしいなと思っています。

IBREWは、他のビアバーに比べて価格が安いんです。1人で、飲み会前に立ち寄ってくれたり、滞在時間が1時間だったり、ふらっと寄って1杯飲んで帰られるお客さんも多いですね。

左：Pint、右：Half

知らない人同士でも楽しく

お店に入ってくるビールは、毎日変わるので、メニューは毎日変えています。メニュー表は、ビアスタイル別に記載していますが、ビールの名前の下には、ビールの色で線を付けているんです。ビールの説明は詳しく書いていないので、まずは色で、判断できるようになっています。

お客さんが“こういうビールを飲みたい”というリクエストをされた時は、どんな飲み物が好きかを聞くことがあります。例えば、ミルクティーをよく飲む、微糖でも甘いなど、甘さのさじ加減が違うんですよね。甘さのさじ加減が分かれば、30種類の中から、オススメするビールをご提供することができます。なので、ビールを選ぶ時に迷ったら、スタッフに聞いてほしいなと思っています。

メニュー表は、1つの席に、1つではありません。隣に座った人とメニューを共有してもらって、知らない人同士でも話しながら楽しく飲んでもらいたいと思っています。

好きなビールがベストビター

私が好きなビールは、モルティ―なビールが好きなので、ベストビターとかが好きです。クラフトビール知った最初のころに衝撃を受けたのは、ドイツのラオホビールですかね。今まで知っているビールとはとは全然違う！と思ったことがありました。

今お客さんの中で、人気があるビールは、IPA、ペールエールが多いです。季節もあって、フルーティーでスッキリしているビールが好まれている気がします。ペールエールは度数もあまり高くないので、飲み続けるお客さんもいらっしゃるので、すぐに無くなってしまいます。

自分が見たものをお客さんに伝える楽しさ

クラフトビールに携わる前は、一人でどこかに行くことはありませんでした。でも、クラフトビールが好きになり、大阪の醸造所に一人で行くことがありました。自分の足で行き、体験して、知識を得たことをお客さんに話せるっていうのが、嬉しかったですね。お客さんが色々質問してくれたことは、行ってよかったなと思う瞬間でした。

新橋駅前店では国産のクラフトビールが中心に繋がっています

コラボビールをつくれることは嬉しい

大阪のビアバーとコラボして、ビールをつくったことがあります。大阪と東京のビアバーのあり方が違うなと思っていて、大阪は、知識量が多く、色んな角度から面白く説明できるバーテンダーさんのようなイメージがあるんですよね。感性が違う2つが重なり、ビールをつくれたことは、勉強になりました。自分が言ったものが形になるのは、とても達成感がありました。

2019年8月9日の私の誕生日にブルワーさんがbirthday Beerをつくってくださったのは、すごく嬉しかったですね。

1 MARCA‐Marca Brewing‐【AKB NE-IPA】
2 Tambaji Brewery / Terano South-【二十七ちゃいぴーえー】
3 Vector Brewing/ベクターブルーイング【バネ・バースデー・ビア】

好きなことを仕事にしているので、大変だったことは、あまり思いつきません。1つ挙げるとしたら、お店の中の冷蔵庫に入っている、30種類以上の樽の出し入れですね。ピークの時には、歩けないくらいになっています。自分の背より高く積みあがった時は、体力的に大変ですし、危ないので、気を付けながらやっています。

休日は、一旦クラフトビールを忘れる

休みの日は、ゴルフに行ったり、友人と飲み行ったりすることが多いですね。その時には、クラフトビールを飲むというよりかは、フードメニューを気にしてみています。IBREW新橋駅前店が、大衆居酒屋をイメージしているお店なので、手軽に食べることができるおつまみなどを見ています。

クラフトビールが当たり前の世の中になってほしい

クラフトビールが当たり前に飲める世の中になってほしいなと思っています。“生ひとつ”とかじゃなく、みんなが自分の好きなスタイルがあって好きなものを選んで飲めるようになっていったらいいなと思います。若い人達は、クラフトビールを飲んでいる人は増えていると思いますが、色んな人にクラフトビールに触れてもらい、色んな人の感覚を取り入れていきたいなと思いますね。

人気メニューの自家製おばんざい3種盛り490円、もつ煮込み290円/税抜

平日夜7時までがお得です！

平日の13時から、19時まで、「ちょい呑みセット」をやっています。
Aセットは、お好きなクラフトビール3種（90ml×３）＋おばんざい1種（選べません）、柿の種。
Bセットはお好きなクラフトビールハーフ1杯＋もつ煮込み、おばんざい2種（選べません）。
どちらを選んでも1,000円とお得なセットとなっています！

クラフトビールを堪能できる飲み放題コースがあります！

3,000円コース【もつ煮込・おばんざい2種付】
3,500円コース【もつ煮込・おばんざい2種・盛り合わせプレート・マルゲリータ付】
4,000円【もつ煮込・おばんざい2種・バカ盛りポテトフライ・盛り合わせプレート・マルゲリータ・鳥釜飯付】
（8月中は税込、9月より税抜き）

３つのコースがあり、すべてのコースで30種類のクラフトビールハーフサイズと、ビール以外のドリンクを楽しめます。

【赤羽根　優衣さん　プロフィール】

大学では、発達心理学を学ぶ。大学時代にアルバイトでクラフトビールを扱っているお店で働く。2017年10月にIBREW新橋駅前店の立ち上げと同時に、IBREWに入社。現在、IBREW新橋駅前の店長。

＜取材協力＞IBREW 新橋駅前店

銀座2店、秋葉原にもお店を構える人気店IBREW。2017年にJR新橋駅徒歩1分の場所に新橋駅前店をオープン。13：00のオープンで、お昼からクラフトビールを飲むことができます。樽生クラフトビール30種類！クラフトビールに合う大衆酒場料理も楽しむことができます！

・TEL
03-3573-2777

・所在地
〒105-0004
東京都港区新橋2-10-15　新橋駅前ビル1号館１F

・アクセス
JR新橋駅・汐留口より徒歩1分

・営業時間
13：00～23：30（L.O　23：00）

・定休日
なし

・公式Facebook
https://www.facebook.com/ibrewshinbashi/

・公式instagram　　
https://instagram.com/ibrew.shinbashi?igshid=n83puoj47m4k

※本記事は「ビアパレット」で掲載していた記事を再編集しています。
お店の情報や商品の価格は取材当時の情報となっています。ご了承ください。