日本酒の原酒は濃厚な味わいが魅力!おすすめの飲み方と銘柄を紹介

日本酒の原酒は濃厚な味わいが魅力!おすすめの飲み方と銘柄を紹介
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日本酒の原酒は、水を加えてアルコール度数を調整する「加水」という工程を経ずに出荷されるお酒です。アルコール度数が高く、日本酒本来の濃厚な香りや味わいをたのしめるため、人気があります。今回は、原酒の特徴やおすすめの飲み方、人気銘柄を紹介します。

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日本酒の原酒とはどんなお酒か?

日本酒の原酒とはどんなお酒か?

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日本酒の原酒とは?

日本酒の製造工程では、通常、瓶詰めの前にお酒に水を加えてアルコール分を調整する、加水という作業が行われます。日本酒の原酒では、この加水調整が行われず、発酵させて搾ったお酒をそのまま瓶詰めして出荷されます。瓶のラベルなどには「原酒」のほか「無加水」などと表記されることもあります。

なお、近年よく見かける「無ろ過生原酒」とは、加水だけでなく「ろ過」や「火入れ(加熱処理)」も行われていない日本酒のことを指します。ほかに、加水と火入れを行わずに出荷される「生原酒」という種類もあります。

火入れされていない生酒系の原酒は品質管理が難しいものの、新鮮で濃厚な味わいがたのしめるため、日本酒ファンの間で人気となっています。

日本酒の原酒の特徴

原酒は通常の日本酒よりもアルコール度数が高く、日本酒本来の香りや味わいを強く感じられるのが魅力です。大きな特徴を2つ確認しましょう。

◇アルコール度数が高い
一般的な日本酒は加水によってアルコール度数が15度前後に調整されていますが、原酒のアルコール度数は20度前後が中心。アルコール度数が高いため、パワフルな飲み口が特徴です。

◇濃厚な香りや味わいをたのしめる
加水されていない原酒は、エキス分が濃く、お酒本来が持つ濃厚な香りや味わいがたのしめるのが特徴です。力強く個性的な味わいは原酒ならではの魅力といえるでしょう。

◇アルコール度数が低めの原酒もある
近年では、日本酒の「原酒」や「生原酒」などのなかにも、アルコール度数が15度以下、なかには10度を切る銘柄も登場しています。特殊な酵母を利用するなどしてアルコール度数が高まらないようにし、甘さを残したタイプなど、新しい原酒スタイルにも注目です。

日本酒の原酒が出回る時期

一口に原酒といっても、さまざまな種類があります。

日本酒の新酒のなかでも、搾ってすぐに出荷される新酒を「しぼりたて」といいます。おもに晩秋から3月ころに出回る「しぼりたて」は、フレッシュな味わいがたのしめる生原酒など原酒タイプが多いのが特徴です。

「しぼりたて」の生原酒のなかでも、日本酒を搾る工程で最初に搾り出されるお酒を「あらばしり」といいます。にごりがあり、豊かな香りと旨味を味わえるあらばしりは、一般的に搾りの工程が始まる11月ごろから出荷されます。

冬に仕込んで春先に搾った新酒に火入れを一度行い、ひと夏を冷たい蔵で貯蔵・熟成させた「ひやおろし」という原酒もあります。熟成されたまろやかで深い味わいが魅力のひやおろしは、夏の終わりから秋ごろに出荷されます。


日本酒本来の味が生きている原酒を味わってみよう

日本酒の原酒のたのしみ方

日本酒の原酒のたのしみ方

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原酒のたのしみ方1:オン・ザ・ロックで飲む

濃厚な味わいの原酒は、もちろんそのまま味わうのが王道なのだと思います。一方で、原酒を飲むなら、グラスにたっぷりと氷を入れてたのしむオン・ザ・ロックもおすすめです。日本酒はそのまま飲むのが一般的ですが、アルコール度数が高く濃厚な味わいの原酒は、氷を入れてキリッと冷やしてもおいしくたのしめます。

ロックの魅力は、原酒ならではの風味を活かしつつ、飲みやすくすることができること。氷がゆるやかに溶けるにつれて口当たりがまろやかになっていき、味の変化もたのしめます。

なお、ロックに使う氷は、溶けにくい大きめのロックアイスがベターです。

原酒のたのしみ方2:カクテルにして飲む

日本酒の原酒は、カクテルベースにもぴったりです。濃厚な香りと味わいを持つ原酒なら、フルーツジュースや炭酸などで割っても日本酒の風味を損なうことなくおいしいカクテルが作れます。

ライムやレモンの果汁と合わせればさっぱりとした飲み口のカクテルが、乳酸飲料などと合わせれば甘酸っぱくマイルドなカクテルに仕上がります。フルーツの果肉を入れれば、見た目も華やかになるでしょう。

また、原酒とトマトジュースを1:1で合わせて「レッドサン」にするのもおすすめです。


ビールじゃなくて日本酒で!? 意外にもトマトと好相性の「レッドサン」

日本酒の原酒のおすすめ銘柄

日本酒の原酒のおすすめ銘柄

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原酒のおすすめ銘柄1:ふなぐち菊水 一番しぼり

新潟県の菊水酒造による「ふなぐち菊水 一番しぼり」は、フルーティな香りと濃厚な旨味が特徴です。火入れを行わない「生原酒」のため、搾りたてのフレッシュ感が味わえます。

日本で初めて開発されたアルミ缶入りのほか、スマートパウチやキャップ付きボトル入りの商品もあり、手軽に生原酒の味わいをたのしめるのも魅力です。

製造元:菊水酒造株式会社
公式サイトはこちら

原酒のおすすめ銘柄2:加賀鳶(かがとび) 純米大吟醸 極上原酒

石川県に蔵を置く、寛永2年(1625年)創業の福光屋が醸す「加賀鳶 純米大吟醸 極上原酒」は、「山田錦」のみを使用した純米大吟醸の原酒です。

華やかな吟醸香があり、さわやかな旨味とキレのある味わいがたのしめます。化粧箱入りのため、贈答用にもぴったりです。

製造元:株式会社福光屋
公式サイトはこちら

日本酒の原酒は、濃厚な香りや味わいが魅力のお酒です。そのままでは飲みにくいと感じる場合は、ロックやカクテルにするなどアレンジを加えることで飲みやすくなるでしょう。力強く個性豊かな味わいの原酒は、自分好みのスタイルでたのしみたいですね。

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