和食にも合わせやすいウイスキーのお茶割りに挑戦!
ウイスキーは、水割りやハイボールにすると飲みやすくなりますが、お茶割りも「すっきりしていて飲みやすい」と人気があります。ウイスキーとお茶はなぜ合うのでしょうか。今回は、ウイスキーのお茶割りの魅力や作り方などについて紹介します。
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ウイスキーのお茶割りって知ってる?
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ウイスキーのお茶割りってどんな飲み方?
ウイスキーのお茶割りとは、ウイスキーをお茶で割る飲み方のこと。お茶割りで使うお茶の種類は厳密に定義されておらず、煎茶やほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、ジャスミン茶などを使っても、「お茶割り」と呼ばれます。
お店などでは、ウイスキーをウーロン茶で割ったものを「お茶割り」、緑茶で割ったものを「緑茶割り、緑茶ハイ」と区別されていることが多いようです。
ウイスキーとお茶は相性のよい組み合わせ
ウイスキーとお茶には、いくつか共通点があります。それは、どちらも「水」と「造る場所(土地)」にこだわって造られ、味わいだけでなく繊細な香りをたのしめる飲み物であるということです。
「独自の個性を持つウイスキーとお茶を合わせたら、それぞれが持つ魅力を打ち消してしまうのでは? 」と心配になる人もいることでしょう。
しかし、意外にもウイスキーとお茶はよく合い、両者をうまく組み合わせることで調和した味わいと香りがたのしめます。ストレートやロックなどでは飲みにくいと感じるウイスキーでも、お茶で割ることで中和されて、飲みやすい一杯に仕上がります。
ウイスキーのお茶割りは和食に合わせやすい
ウイスキーのお茶割りのなかでも緑茶割りは、和食と合わせやすいのが魅力です。
緑茶(煎茶)には、グルタミン酸やアスパラギン酸、テアニン、セリン、アルギニンなどのアミノ酸が含まれていて、お茶に旨味や甘味をもたらしているといわれています。
旨味成分であるアミノ酸は、昆布や鰹節にも多く含まれています。和食には、昆布や鰹節の出汁を使った料理が多いので、似たような旨味を持つ緑茶割りと和食は、相性のよい組み合わせといえます。
お茶割りにはどんなウイスキーやお茶を選べばよいの?
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お茶割りはどんなウイスキーで作ればよい?
お茶割りを作るなら、ウイスキーは基本的にはあまりクセのない穏やかなタイプがおすすめです。個性の強いシングルモルトよりも、やさしい味わいのブレンデッドやグレーンのほうがさまざまなお茶に合わせやすいでしょう。
また、ウイスキーの産地とその地域でよく親しまれているお茶を合わせるのもおすすめ。たとえば、緑茶割りを作るのに最適なのは、ジャパニーズウイスキーです。日本のウイスキーと日本でよく飲まれている緑茶は相性抜群。繊細な香りや味わいが、互いに引き立て合います。
また、紅茶割りを作るなら、紅茶文化が根づくスコットランドのスコッチウイスキーを選んでみてはいかがでしょう。ウイスキーは、ピート香やスモーキーさが少ない、穏やかなタイプがベター。ウイスキーと紅茶の香りの相乗効果で、華やかな香りをたのしめます。
お茶はどんなものを用意すればよい?
お茶割り用のお茶は、緑茶や紅茶、ウーロン茶など、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
お茶の味わいのタイプは、渋味や苦味が強いものよりも、まろやかで甘味のあるもののほうが、ウイスキーに合わせやすいといわれています。
手軽に作るなら、お茶は茶葉で煎れたものだけでなく、たとえば緑茶なら粉末状のものを利用してもOK。ティーバッグ、缶・ペットボトルのお茶を使用してもよいでしょう。
こだわって作るなら、「シングルオリジン」のお茶を選ぶのも手。シングルオリジンとは、単一の農園で作られた単一品種の茶葉のみを使用した贅沢なお茶のことです。こちらも、まろやかな香りと甘味のあるものを選ぶのがポイントです。
ウイスキーのお茶割りを作ってみよう!
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ウイスキーのお茶割りに使うお茶を煎れて準備
お茶割りのなかでも緑茶割りを作る際は、低温でじっくりと抽出した「水出し」や「氷出し」の煎茶がとくにおすすめです。時間をかけてていねいに抽出した煎茶は、渋味や苦味が抑えられて、やさしくまろやかな味わいになります。
紅茶割りやほうじ茶割り、ウーロン茶割りは、茶葉を煮出してから冷やしてもよいですが、お湯で茶葉を蒸らしてから氷でじっくり抽出する「氷出し」にすれば、甘くまろやかな味わいになります。
いずれの場合も、前もって準備して、冷蔵庫などで冷やしておく必要があります。
ウイスキーのお茶割りの作り方
用意するものは、ウイスキー、冷茶(煎茶、紅茶など)、グラスいっぱいの氷、グラス(タンブラーなど)、マドラーの5つだけ。さっそく、ウイスキーのお茶割りを、以下のステップで作ってみましょう。
<作り方>
1.氷をたっぷり入れたタンブラーにゆっくりとウイスキーを注ぐ
2.マドラーで何度かかき混ぜて、ウイスキーをよく冷やす
3.ウイスキーが冷えたら、冷茶を注ぎ入れる
4.マドラーで軽くかき混ぜたら完成
ウイスキーとお茶の割合は、1:3くらいがベスト。おいしく作るポイントは、グラスやお茶をしっかり冷やしておくことです。また、小さな氷はすぐに溶けてお茶割りが薄まってしまうため、市販のかちわり氷など大きめサイズの氷を使うとよいでしょう。
ウイスキーのお茶割りと相性のよいおつまみは?
ウイスキーのお茶割りは、それぞれのお茶との相性がよい料理やおつまみによく合います。
たとえば、緑茶やほうじ茶、ウーロン茶割りなどは、和食や中華にぴったり。また、ウイスキーのおつまみとして定番の、レーズンやいちじくなどのドライフルーツ、スモーキーな燻製ピスタチオなどのナッツ類は、どんなお茶割りにも合わせやすいでしょう。
ほかにもいろいろと合わせてみて、好みの組み合わせを探してみてください。
ウイスキーのお茶割りは、ぐいぐい飲みそうになるほどすっきりと飲みやすいのが魅力です。とはいえ、アルコール度数の高いウイスキーを使用しているので、飲みすぎには十分注意してたのしみたいですね。