世界中で愛される「グランツ」ウイスキーの魅力とたのしみ方

世界中で愛される「グランツ」ウイスキーの魅力とたのしみ方
出典 : 三陽物産株式会社

三角形ボトルで知られる「グランツ」は、ウィリアム・グラント&サンズ社製のブレンデッドスコッチウイスキー。多彩な飲み方がたのしめコスパも抜群。今回はその魅力やおすすめのたのしみ方、ラインナップをご紹介します。

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「グランツ」は世界中で親しまれているブレンデッドウイスキー

「グランツ」は世界中で親しまれているブレンデッドウイスキー

出典:三陽物産株式会社

「グランツ」は革新的な経営者が生み出したブランド

世界中で親しまれているスコッチウイスキー「グランツ」は、スコットランド最大級の独立系蒸溜業者、ウィリアム・グラント&サンズ社の創始者であるウィリアム・グラント氏が誕生させたブランドです。

同社は、創業から今日に至るまで5代にわたって家族経営を続けている世界的な企業で、スコットランドやアイルランドに複数の蒸溜所を所有しています。

ウイスキー「グランツ」は、ウィリアム・グラント&サンズ社が経営の危機に直面した際に、創始者自らがブレンダーとなってオリジナルのブレンデッドウイスキー「グランツ・スタンド・ファスト」を生み出したのが始まりだといわれています。

「グランツ」は姉妹蒸溜所の原酒をブレンドして造られている

ウィリアム・グラント&サンズ社では、2021年1月現在、以下の蒸溜所を所有しています。

◇グレンフィディック蒸溜所(スコットランド・スペイサイド地方)
◇バルヴェニー蒸溜所(スコットランド・スペイサイド地方)
◇キンヴィ(キニンヴィ)蒸溜所(スコットランド・スペイサイド地方)
◇アイルサベイ蒸溜所(スコットランド・ローランド地方)
◇タラモアデュー蒸溜所(アイルランド)


このうち、スコットランドの4つの蒸溜所の原酒が「グランツ」のキーモルトに使われています。

「グランツ」の特徴と飲み方

「グランツ」の特徴と飲み方

出典:三陽物産株式会社

「グランツ」はウィリアム・グラント&サンズ社の総合力の結晶

「グランツ」が大麦からグラスに注がれるまでには、じつに198人もの人の手が加わっているといわれています。独自の蒸溜技師、樽職人、マスターブレンダーが、一か所で協働している唯一のブレンデッドウイスキーが「グランツ」なのです。

職人のノウハウを集結して造られる「グランツ」は、世界第3位(2019年時点 DRINKSINT.COM ミリオネアズクラブ参照)の売上を誇ります。なかでも「グランツ18年」への評価は高く、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2020」で最高金賞のダブルゴールドに選ばれるなど、数多くの賞を獲得しています。

「グランツ」の特徴的なボトルが意味するものとは?

グランツといえば、特徴的な三角形のボトルを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。この三角形は、ウイスキー造りに欠かせない以下の3つを表現しているといわれています。

◇火:石炭による直火焚き
◇水:良質な軟水
◇土:大麦とピート


現行のボトルは1957年に考案されたもので、「グランツ」の魅力を引き立てるためだけでなく、世界に輸出するための効率的な積み重ねを可能にした、画期的なデザインとなっています。

「グランツ」は、どんな飲み方もたのしめる万能ウイスキー

「グランツ」は、幅広い飲み方でたのしめるウイスキーです。

日本でも発売されているスタンダード商品の「グランツ」は、よく冷やして飲めば、爽やかな風味のなかにバニラの甘さや華やかな香りが感じられます。ドライでキレもあるので、ハイボールにすれば爽快な飲み心地が、ロックや水割りにすればよりなめらかな口当たりがたのしめます。

また、グレープフルーツやライムなどの柑橘を加えたり、コーラやアップルジュースなどで割ったりと、カクテルにしても「グランツ」のおいしさをたっぷり堪能できます。

ブレンデッドウイスキー「グランツ」のラインナップ

ブレンデッドウイスキー「グランツ」のラインナップ

出典:三陽物産株式会社

「グランツ トリプルウッド」

「グランツ トリプルウッド(旧ファミリーリザーブ)」は、「グランツ」のスタンダード商品です。その名のとおり、3つの樽で熟成させた原酒がブレンドされていて、それぞれの樽から付与された、以下のようなキャラクターをたのしむことができます。

◇ヴァージンオーク樽:スパイシーなたくましさ
◇アメリカンオーク樽:ほのかなバニラ香による口当たりのよさ
◇リフィルバーボン樽:濃厚でスムース、かつまろやかなブラウンシュガーの味わい


さらに、複雑でクリーンな香りに、かすかなスモーキーさも併せ持っています。

複層的な味わいをたのしめる「グランツ トリプルウッド」も、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2020」にて金賞を受賞している逸品。まさに、世界で愛されるにふさわしい、バランスの取れたブレンデッドウイスキーといえるでしょう。

「グランツ 18年」

「グランツ18年」は、高品質のシングルモルトウイスキーとシングルグレーンウイスキーをブレンドさせ、オーク樽で18年間じっくり熟成させ、ポートカスクに6か月間貯蔵して仕上げられた贅沢な商品です。

超長期熟成させているため、濃厚でフルボディ。口当たりはなめらかで、甘くリッチで深みのある味わいに魅了されます。ハニーやスパイス、ナッツに加え、フルーティーさも感じられる複雑な香りや、長く続くエレガントな余韻もたのしめる、極上の1本です。

「グランツ」には日本未発売の商品も多くある

日本では「グランツ トリプルウッド」と「グランツ18年」の2種類が販売されていますが、ほかにもいくつか種類があります。

<数量限定発売>
◇グランツ トリプルウッドスモーキー

ピーティーな原酒をブレンドした「グランツ トリプルウッド」の新ラインナップ。やわらかい燻香が心地よく広がるウイスキーです。2021年2月16日より、日本国内でも数量限定で発売されています。

<日本未発売>
◇グランツ ラム・カスク・フィニッシュ
◇グランツ エールカスク リザーブ
◇グランツ 8年 シェリー・カスク・フィニッシュ
◇グランツ 25年


数量限定商品や日本未発売のものもありますが、機会があれば、ぜひほかのボトルも味わってみてくださいね。

ウイスキー界では盤石の地位を築いている「グランツ」。クセが少なく飲みやすい銘柄なので、何を買おうかと悩んだときは、「グランツ」を選んでみてはいかがでしょう。

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