「レモネードサワー」って何? 人気の理由やレモンサワーとの違いを解説

「レモネードサワー」って何? 人気の理由やレモンサワーとの違いを解説
出典 : vanillaechoes/Shutterstock.com

「レモネードサワー」はレモンサワーと違うことをご存知ですか?レモネードサワーは、2020年に発売の「サンキスト レモネード・サワー(JINRO)」をきっかけに注目を集めています。今回は、レモネードサワーの魅力やおいしい作り方を紹介します。

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レモネードサワーの魅力

レモネードサワーの魅力

Joshua Resnick/ Shutterstock.com

レモネードサワーに使うレモネードとは?

レモネードサワーは、焼酎をレモネードと炭酸水で割って作るサワーです。レモネードサワーに使うレモネードとは、一般的にレモン果汁に砂糖やシロップ、はちみつなどの甘味料と水などを加えて作る清涼飲料水のことを指します。

アメリカとイギリスでは作り方が少し異なり、アメリカでは炭酸なし、イギリスでは炭酸入りのものがレモネードとされています。

なお、アメリカではイギリス式のレモネードのことを「レモンスカッシュ」と呼んでいます。

市販の「レモネード・サワー」が注目のきっかけ

レモネードサワーが注目されるきっかけとなったのは、2020年夏に登場した、「サンキスト(R)レモネード・サワー」という商品です。

総合酒類メーカー「JINRO」と、アメリカのソフトドリンクブランド「サンキスト(R)」がコラボして誕生した缶チューハイで、サンキスト(R)としては初めての公認アルコール飲料となります。

サンキスト(R)社公認のレシピで作ったレモネードが使われているため、バランスがよくフレッシュな味わいで飲みやすさも抜群。どこか懐かしさも感じさせる、大人のレモネードです。


販売元:眞露株式会社(JINRO INC.)
公式サイトはこちら

レモネードサワーは、レモンサワーやレモンハイと違う?

レモネードサワーは、レモンサワーやレモンハイと違う?

Simon Bratt/ Shutterstock.com

レモンサワーとの違いとは?

レモン味のお酒というとレモンサワーが代表的ですが、レモネードサワーとはどう違うのでしょうか。

レモンサワーは、一般的に焼酎などを炭酸水で割ったものにレモン果汁を加えて作ります。砂糖などで甘味を加えることもあり、その場合はレモネードサワーとほぼ同じものともいえますが、レモネードの原液で作る場合は味わいが違ってきます。

レモネードの原液で作るレモネードサワーは、レモンサワーよりも甘味がやや強く、酸味にやさしさがあって、より飲みやすい味わいに仕上がる傾向があります。

レモンハイとの違いは?

レモンチューハイの略称であるレモンハイは、レモンサワーとほぼ同じ意味合いで使われていて作り方もほぼ同じですが、使用するお酒が少し異なります。

厳密にいうと、チューハイ(酎ハイ)とは焼酎ハイボールのことなので、レモンハイに使われるお酒は焼酎に限定されます。一方、レモンサワーの場合は、焼酎以外にもジンやウォッカなどを使って作ることもあります。

いずれにしても、レモン果汁と焼酎に砂糖などの甘味を加えて作る場合は、レモンハイもレモンサワーも、レモネードサワーとほぼ同等のものといえそうです。

レモネードサワーのたのしみ方

レモネードサワーのたのしみ方

Anton Chernov/ Shutterstock.com

日本では自家製レモネードの人気でレモネードサワーを飲む人が増加

レモネードの甘酸っぱくさわやかな飲み心地が好まれ、日本でも近年、自宅でレモネードを手作りする人が増えています。

レモンを砂糖漬けなどにしてレモネードの原液(レモンシロップ)を作り置きしておけば、飲む直前に水などで割るだけでかんたんにたのしめるのが魅力。「自家製レモネードの素」という商品もあり、カットレモンをレモネードの素で1日漬け込むだけでレモネードの原液を作れると人気です。

レモネードの原液は、水で割るだけでなく、お湯で割ってホットレモネードにも、炭酸水やソーダで割ってイギリス式のレモネード(レモンスカッシュ)にしてもたのしめます。

このように身近になったレモネードで、焼酎サワーを作ってたのしむ人がじわじわと増えているようです。

レモネードサワーの基本的な作り方

用意するものは、レモネードの原液、甲類焼酎、炭酸水、氷、グラスです。レモネードの原液がない場合は、レモン果汁またはレモンジュースと、砂糖・シロップ・はちみつなどの甘味料を用意します。焼酎は、スッキリとしていてクセのない甲類がおすすめです。

作る手順は、まずグラスに氷を入れ、適量の焼酎を注ぎます。そこへ、レモネードの原液またはレモン果汁と砂糖などを加えて混ぜ、炭酸水を静かに注いで軽くかき混ぜます。

焼酎、レモネードの原液、炭酸水の割合は、2:1:2を目安にするとよいでしょう。レモネードの原液の代わりにレモン果汁などを使う場合は、あらかじめレモン果汁に砂糖などを溶かしておくと作りやすいかもしれません。

レモネードサワーを作るときのポイント

味のポイントとなるのは、やはりレモネードの原液です。こだわる場合は、手作りに挑戦してみましょう。レモネードの素などを使えばよりかんたんに作れます。レモネードの原液を作るために漬けた輪切りレモンをレモネードサワーに入れれば、華やかな見た目もたのしめるのでおすすめです。

手間をかけずにたのしみたい場合は、博水社の「ハイサワー」を使うのも手。レモンサワーやレモンハイによく使われていますが、レモンと水飴、炭酸ガス入りなので、じつはレモネードのような割り材なのです。「ハイサワー」は甘味が少ないので、さっぱりした味わいのレモネードサワーに仕上がりますが、物足りない場合は、お好みでシロップなどを加えてもよいでしょう。

自宅でもかんたんに作れるレモネードサワーは、甘酸っぱくて飲みやすいのが魅力。レモネードの原液を作っておけば、いつでもおいしいレモネードサワーをたのしめます。レモンサワーやレモンハイとは異なる、どこか懐かしい味わいを、ぜひ試してみてくださいね。

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