スコッチといえばジョニーウォーカー!? 知っておきたい代表銘柄と飲み方

テールコートにシルクハットの紳士という特徴的なロゴが目印の「ジョニーウォーカー」。ウイスキー好きのなかで、その名を知らない人はいないでしょう。今回は、世界中で愛されているジョニーウォーカーの代表銘柄と、おすすめの飲み方について紹介します。
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ジョニーウォーカーは世界No.1※ のスコッチウイスキーブランド!
※IMPACT DATABANK 2019に基づく販売数量

Casimiro PT/ Shutterstock.com
世界中で愛されるジョニーウォーカーの歩み
ジョニーウォーカーの歴史は、スコットランドのキルマーノックという小さな町から始まりました。19世紀初頭に、食料雑貨店を営んでいた創業者ジョン・ウォーカー氏が、当時扱っていたスパイスや紅茶のブレンディングにヒントを得て、ウイスキー造りを開始したのです。
複数の原酒をブレンドしたウイスキーは、瞬く間に高い評価を得ました。ブレンドに魅せられたジョン・ウォーカー氏は、ブレンディング技術を磨き、その技を後世に残すことになります。
産業革命の波に乗って大量生産に取り組み、20世紀初頭にはすでに120か国で販売されていたというジョニーウォーカー。その後も発展を続け、世界中の人に愛され、身近な存在として親しまれています。
また、1934年に英国王室御用達の名誉を授かったジョニーウォーカーは、いまなお英国王室に納められています。
ジョニーウォーカーは高いブレンディング技術が魅力
ジョニーウォーカーの大きな魅力は、その卓越したブレンディング技術にあります。
ジョニーウォーカーは、スコットランドのさまざまな地域の蒸溜所から集めた原酒を、バランスよくブレンドすることで完成します。膨大にストックされている原酒のなかから厳選し、代々受け継がれてきた伝統のブレンディング技術によって、丹念にブレンドされているのです。
そうして、複層的な風味をたのしめるジョニーウォーカーが、生み出されています。
ジョニーウォーカーといえばラベルも特徴
世界的な銘柄であるジョニーウォーカーのラインナップは、ラベルのカラーで表現されています。これには、どの国の人が見ても、複数のラインナップを識別しやすいように、という想いが込められているのだとか。
また、斜めに傾いたラベルの貼り方にもこだわりがあるといわれています。特徴的な四角いボトルに、斜め24度に傾いたラベルを貼ることで、遠くからでもすぐにジョニーウォーカーと見分けることができます。
ジョニーウォーカーを探す際は、ぜひ、このユニークなラベルに注目してみてください。
ラベルで見分けよう! ジョニーウォーカーの代表銘柄

出典:ジョニーウォーカージャパン公式フェイスブック
初心者におすすめのジョニーウォーカー
初めてジョニーウォーカーを飲む人やウイスキー初心者におすすめなのが、とくに飲みやすいといわれる赤と黒のラベルです。
【レッドラベル】
ジョニーウォーカーの名前を世界に知らしめた先駆的なブレンデッドスコッチ。スパイシーで力強い香りと、フルーティーな甘味、スモーキーな余韻が特徴です。過去に30以上もの賞を受賞したレッドラベルは、ジョニーウォーカーの定番銘柄として、世界の180か国以上で販売されています。
【ブラックラベル12年】
29種類ものシングルモルトをブレンドした1本。貯蔵期間12年以上のウイスキーをブレンドしたこのラベルは、バニラのような甘味や、レーズンやオレンジなどのフルーティーな味わいが特徴です。
【ダブルブラックラベル】
「ブラックラベル12年」をより力強くスモーキーに表現したラベルが、「ダブルブラック」。しっかりと焦がした樽で熟成された原酒の味わいを、存分にたのしめます。
ワンランク上のジョニーウォーカー
ジョニーウォーカーをさらにじっくりと堪能したい人には、ワンランク上のラベルがおすすめです。
【グリーンラベル15年】
グレーンウイスキーを使用せず、15年以上熟成したモルト原酒だけをブレンドしたボトル。公表されているキーモルトは、スカイ島の「タリスカー」、アイラ島の「カリラ」、スペイサイドの「リンクウッド」と「クラガンモア」の4種類。ブレンディング技術によって実現した、奥行きのある香りが特徴です。
【ゴールドラベルリザーブ】
あえて熟成年数にこだわらず、華やかな味わいを追い求めて仕上げられた、「ゴールドラベルリザーブ」。フルーツやハチミツを思わせる上品な甘さにはじまり、ジョニーウォーカーらしいスモーキーな余韻へと続きます。ラベルにちなんだ華やかなパッケージは、贈り物にもぴったりです。
ジョニーウォーカーを飲むならどんな飲み方がいいの?

出典:ジョニーウォーカージャパン公式フェイスブック
ジョニーウォーカーのおいしい飲み方1:ハイボール
ジョニーウォーカーをカジュアルにたのしみたいなら、ハイボールがおすすめです。
ハイボールにとくに合うジョニーウォーカーは、「レッドラベル」や「ブラックラベル」です。飲みやすく爽快感抜群に仕上がるので、ウイスキー初心者でもおいしくたのしめます。
なお、ハイボールを作る際は、ジョニーウォーカーならではのスモーキーな香りが飛んでしまわないように、炭酸水やソーダは静かにゆっくりと注ぎ入れ、最後の仕上げにも、1回だけやさしく混ぜるのみに留めましょう。
ジョニーウォーカーのおいしい飲み方2:ロック、トゥワイスアップ
ジョニーウォーカーは、複数の原酒が織りなす複層的な香りに特徴があります。なかでも「グリーンラベル15年」や「ゴールドラベルリザーブ」は、特徴的で贅沢な香りが魅力のボトルなので、香りをたのしめる飲み方がおすすめです。
たとえば、「グリーンラベル15年」をロックスタイルで飲めば、さわやかな草原のような香りが広がります。また、「ゴールドラベルリザーブ」を同量の水で割るトゥワイスアップで飲めば、豊かに立ち上る華やかな香りをたのしめるでしょう。
ジョニーウォーカーおすすめの飲み方【番外編】:パーフェクトサーブ
パーフェクトサーブとは、ウイスキーならではのフレーバーがよりいっそうたのしめるテイスティング方法のこと。以下のような方法で、香りをたのしみます。
【パーフェクトサーブの手順】
1.ストレートの香りを確かめます。
2.香りをイメージしたまま、氷入りの冷たい水を口に含みます。
3.10秒ほど経過したら飲み込みます。
4.すかさずウイスキーを口に含み、舌で転がすように味わいます。
ウイスキーは加水することで香りが開くといわれていますが、あらかじめ舌を湿らせておくことで、口の中で同じような効果を得ることができます。また、冷たい水で舌の感覚を鈍化させることで、さまざまなフレーバーが拾いやすくなるといわれています。
とくに、ジョニーウォーカーの長期熟成ブレンデッドをたのしむ際にぴったりなので、試してみてはいかがでしょう。
世界中で愛されているジョニーウォーカーは、ラベルごとに異なる魅力を持つブランドです。伝統のブレンディング技術によって完成した各ラベルの味わいを、ぜひさまざまな飲み方でたのしんでみてください。
製造元:ジョニーウォーカー
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販売元:キリンビール株式会社
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