世界中で愛される「ジョニーウォーカー」の魅力に迫る!

世界中で愛される「ジョニーウォーカー」の魅力に迫る!
出典 : Casimiro PT / Shutterstock.com

世界中で愛されるウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」。飲んだことはなくても、その名をまったく聞いたことがない人は少ないでしょう。今回はその「ジョニーウォーカー」の歴史や銘柄、おいしい飲み方などを紹介します。

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ジョニーウォーカーってどんなお酒?

ジョニーウォーカーってどんなお酒?

出典:ジョニーウォーカージャパン公式Twitter

ジョニーウォーカーの歴史

テールコートにシルクハット、ヘシアンブーツにステッキというジョニーウォーカーを象徴するロゴは、創業者のジョン・ウォーカー氏をモチーフにしたものです。

ジョニーウォーカーの歴史は1800年代に遡ります。スコットランドのキルマーノックという小さな町で食料雑貨を営んでいたジョン・ウォーカー氏が、紅茶やスパイスのブレンディングにヒントを得て、ウイスキー造りを開始したのがはじまりです。

1860年代にはスコットランドから世界へと歩み出したジョニーウォーカー。1934年には英国王室御用達の名誉を授かるまでのウイスキーブランドになりました。

ジョニーウォーカーの製造方法

ジョニーウォーカーの特徴は、膨大なストックから厳選された原酒をブレンドしていることです。

ジョニーウォーカーは、スコットランドのさまざまな地域の蒸溜所から原酒を集めています。この原酒を、どの地方でいつ仕込まれたものか、何の樽を使い、どのくらいの期間熟成したかといったことを徹底管理することで、バランスよく飲みやすい味わいを実現しています。

そして、卓越したブレンディング技術は、代々のブレンダーに受け継がれています。

ラベルごとに味わいが異なるジョニーウォーカー

ジョニーウォーカーのもうひとつの特徴が、製法や年代によってラベルの種類を分類していることです。ラベルには以下のような種類があります。

◇レッドラベル
◇ブラックラベル
◇ブルーラベル
◇グリーンラベル
◇ゴールドラベル

どのラベルも、バランスよく飲みやすい味わいに仕上げられていることから、初心者におすすめのスコッチとして、名前が挙がることの多い銘柄です。

では、次の項目で、ラベルごとの特徴を詳しくみていきましょう。

ジョニーウォーカーはラベルの色によって分類されている

ジョニーウォーカーはラベルの色によって分類されている

出典:キリンホールディングス株式会社公式サイト

ジョニーウォーカー レッドラベル

レッドラベルは、ジョニーウォーカーの名前を世界に知らしめた先駆的なスコッチウイスキーです。その特徴は、スパイシーで力強い香りとスモーキーな味わい。フルーティーな甘味にバニラのメロウなコクが続きます。

世界中で称賛されているレッドラベルは、日本でも手に入りやすいジョニーウォーカーの定番銘柄。コストパフォーマンスも高いため、スコッチ初心者にうってつけの一本です。

ジョニーウォーカー ブラックラベル12年

29種類ものシングルモルトをブレンドしたジョニーウォーカーのブラックラベルは、貯蔵期間12年以上のウイスキーをブレンドしたウイスキーで、オレンジやレーズンなどのフルーティーな味わいや、バニラのような濃醇な甘味がたのしめます。

ブラックラベルをより力強くスモーキーに表現したものが、「ダブルブラック」というラベルです。「ブラックラベルの力強さをもっとたのしみたい」「しっかり焦がした樽で熟成された原酒をたのしみたい」、ダブルブラックはそんな人におすすめのウイスキーです。

ジョニーウォーカー ブルーラベル

「ジョニーウォーカーの最高峰」といわれているのが、創業者ジョン・ウォーカーが残した「ブレンディングレシピ」をもとにブレンドされたブルーラベルです。“一万樽に一樽”ともいわれる希少な原酒のみを用いたブルーラベルは、芳醇で重厚な味わいが特徴のエレガントな銘柄。高級感漂うボトルにはシリアルナンバーが刻まれています。
スモーキーな味わいと心地よい余韻が続くブルーラベルは、ウイスキー愛好家への贈り物としてもぴったりです。

ジョニーウォーカー ブルーラベルの魅力!最高峰と呼ばれる理由とは?

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

ジョニーウォーカーのグリーンラベルは、グレーンウイスキーを使用せず、15年以上熟成のモルトだけをブレンドしたラベルです。複層的でバランスの取れた味わいは、スカイ島唯一の蒸溜所「タリスカー」、アイラ島の「カリラ」、スペイサイドの「リンクウッド」と「クラガンモア」という個性豊かな4種類のキーモルトをブレンドして造られています。

ブラックラベルに比べてクセは少し強め。草のような香りとさわやかな風味が鼻腔を駆け抜けます。単一のモルトウイスキーにはない奥行きのある香りが特徴です。

ジョニーウォーカー ゴールドラベルリザーブ

ジョニーウォーカーのゴールドラベルリザーブは、熟成年数にこだわらず、スムーズで華やかな味わいを追い求めたウイスキーです。味わいは、ハチミツやフルーツを連想させる繊細な甘さにはじまって、ジョニーウォーカーらしいほのかなスモーキーさに終わります。

ゴールドの華やかなパッケージは贈り物にしても喜ばれます。

ジョニーウォーカーのおいしい飲み方

ジョニーウォーカーのおいしい飲み方

まずはストレートで飲んでみよう

ジョニーウォーカーの魅力を存分に味わうなら、まずはストレートで飲んでみましよう。ウイスキーの原液をグラスに注ぎ、色と香り、味をそのままたのしみます。

せっかくストレートで飲むなら、ストレートグラス(テイスティンググラス)で、味や香りをしっかり確認しながら飲むのもおすすめです。

ストレートで飲むときは、チェイサーも忘れずに用意しましょう。口の中の感覚がわかりにくくならないよう、冷水ではなく常温の水を用意することもポイントです。

ロックで飲むなら溶けにくい大きめの氷を使おう

ジョニーウォーカーの「グリーンラベル」や「ゴールドラベルリザーブ」を飲むなら、ロックがおすすめです。氷が溶けるたび、ジョニーウォーカーの個性的な香りが豊かに広がります。

ロックで飲むときのポイントは、溶けにくい大きめの氷を使うこと。味が薄まらないよう、飲んでいる最中も混ぜ過ぎには注意しましょう。グラスをあらかじめしっかり冷やしておくと、氷が溶けにくくなります。

食事と一緒にたのしみたいハイボール

「レッドラベル」や「ブラックラベル」など、ジョニーウォーカーをカジュアルにたのしみたいときにおすすめなのがハイボールです。氷の入ったグラスにウイスキーと炭酸水を注いで作るハイボールは、ひんやりしていて爽快感も抜群。飲みやすいので、ウイスキー初心者でも、ジョニーウォーカーを気軽にたのしめるでしょう。また食中酒として、料理に合わせることもできます。

ハイボールを作るときは、勢いよく何度もかき混ぜないよう注意しましょう。ジョニーウォーカーにおなじみの、スモーキーさが飛んでしまいますよ。

世界中で愛されるジョニーウォーカー。まずは基本となる「レッドラベル」や「ブラックラベル」などからはじめて、自分好みのラベルを探してみてはいかがでしょう。また、2021年には、環境に配慮した紙製ボトルで販売。リサイクル可能なプラスチックフリーボトルにも注目したいですね。

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