岡山の日本酒【燦然(さんぜん):菊池酒造】燦然とした輝きを放つ倉敷の地酒

岡山の日本酒【燦然(さんぜん):菊池酒造】燦然とした輝きを放つ倉敷の地酒
出典 : 菊池酒造サイト

「燦然」という輝かしい名を持つ日本酒を知っていますか? 岡山県倉敷市の蔵元、菊池酒造の代表銘柄で、音楽家としての顔も持つ蔵元が、モーツァルトの流れる酒蔵で醸す酒として知られています。倉敷を代表する地酒、「燦然」の魅力を紹介します。

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「燦然」という酒名に込めた、菊池酒造の想い

「燦然」という酒名に込めた、菊池酒造の想い

出典:菊池酒造サイト

「燦然」の蔵元、菊池酒造の歴史

「燦然」の蔵元、菊池酒造が蔵を構える倉敷市玉島は、江戸時代、千石船が行き交い備中綿などの交易でおおいに繁栄しました。
菊池酒造が、この港町の問屋街の一角に誕生したのは明治11年(1878年)のこと。以来、約140年、5代にわたって倉敷の地酒を造り続けています。

「燦然」は地元・岡山県産米で造られる、輝ける酒

「燦然」を育んだ岡山県は、酒造好適米「雄町」の原産地として知られる米処で、ほかにも“酒造好適米の王様”と呼ばれる「山田錦」、飯米ながらも酒造りに適した「朝日」「アケボノ」など、多彩な米が育つ土地。これら良質な岡山県産米を原料に「幅のあるなめらかな旨さと、キレのあるお酒」をコンセプトに造られたのが「燦然」です。
その特徴ある酒名は、「数多(あまた)ある日本酒のなかで、一段と輝く素晴らしいお酒でありたい」との願いを込めて命名されたもの。その名のとおり、品質本位を追求した「燦然」の輝きは、今や地元・岡山はもちろん、広く全国、さらには世界にまで届いています。

「燦然」の蔵元、菊池酒造と「音楽」とのつながり

「燦然」の蔵元、菊池酒造と「音楽」とのつながり

出典:菊池酒造サイト

「燦然」の蔵元、菊池酒造の5代目の酒造り

「燦然」の蔵元、菊池酒造の現当主は、5代目となる菊池東(きくち・とう)氏。「一度飲んだら忘れられないような理想の酒を、自分の手で実現したい」と考え、自らが酒造りの責任者である杜氏に就任。洗米から仕込み、搾りまで、蔵元杜氏として全工程に携わり、きめ細かな酒造りを行っています。

「燦然」の蔵元、菊池酒造5代目の、音楽家としての酒造り

「燦然」を醸す菊池酒造の酒蔵では、モーツァルトの音楽が流れています。これは、蔵元杜氏である菊池東氏の音楽家としての一面が現れたものです。
5歳からヴァイオリンを始めた菊池氏は、大学の合奏団や市民交響楽団でオーケストラ活動を展開し、現在も自ら設立した倉敷管弦楽団の常任指揮者として、地元はもとより海外でも演奏。この音楽家としての素養を酒造りにも活かそうと、音楽の響きのなかで醸造する試みを開始しました。
また、毎年春には「新酒祭り内」にて酒蔵ミニコンサートを開催し、演奏と合わせて新酒を紹介するなど、酒造と音楽を融合した取り組みが話題を集めています。

「燦然」の輝きは海外にも届く

「燦然」の輝きは海外にも届く

出典:菊池酒造サイト

「燦然」のキレのある味わいは国境を越えて人気

「燦然」の蔵元、菊池酒造は、日本が誇る酒造りの文化を広く世界に発信すべく、海外市場の開拓にも積極的に取り組んでいます。2013年のアメリカへの輸出開始を皮切りに、中国、オーストラリア、シンガポール、カナダなど各国に「燦然」を販売。商社任せにするのでなく、蔵元自ら現地を訪れ、日本酒の魅力や「燦然」のたのしみ方を紹介しています。
蔵元杜氏が理想とする「旨味があってキレのよい」飲み口は、海外の人々からも称賛を集め、倉敷の地酒の輝きを世界に届けています。

「燦然」は、その酒名に恥じない輝きを持った日本酒として、多くの地酒ファンの支持を集めています。クラシックの調べのもとに育くまれる豊かでなめらかな飲み口を、ぜひ、味わってみてください。

製造元:菊池酒造株式会社
公式サイトはこちら

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