紅芋で造る紅芋焼酎は、焼酎女子やワイン通もたのしめる

紅芋で造る紅芋焼酎は、焼酎女子やワイン通もたのしめる
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紅芋焼酎は、近年、人気を集める焼酎のひとつ。紅芋タルトや紅芋チーズケーキなど、「紅芋」スイーツが熱い視線を浴びるなか、女性やワイン通を中心に注目を集めています。その人気の秘密は、やわらかな甘味と華やかな香りにありました。

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紅芋焼酎人気の秘密は香りにあり

紅芋焼酎人気の秘密は香りにあり

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紅芋焼酎は、その名のとおり「紅芋」を原料とした焼酎

紅芋焼酎は、肉色が赤みを帯びた紅芋を原料とした焼酎です。紅芋は沖縄や種子島の名産品として有名。甘くて舌触りがよく、もともとはそのまま食用にされていましたが、SNS映えする色味から人気に火がつき、タルトやチーズケーキ、シェイク、クッキーなど、さまざまなスイーツに使われています。

紅芋焼酎は女性から大注目!

紅芋スイーツ人気が沸騰するなか、焼酎女子やワイン好きの間では紅芋焼酎の注目度が急上昇しています。その理由は、紅芋ならではのやさしい甘味と香りにあるようです。なかでも沖縄産の紅芋に豊富に含まれるポリフェノール「アントシアニン」がもたらす華やかな香りは、ワイン好きにも定評があります。

「紅芋」ではなく「紅色のサツマイモ」で造る紅芋焼酎も

一方、鹿児島などの地域では「紅さつま」や「紅あずま」など、品種名に「紅」のつくサツマイモを「紅芋」と呼ぶことがあります。これらを原料に造った焼酎もまた、華やかな風味に特徴があり、紅芋焼酎として焼酎ファンに愛されています。

紅芋焼酎がレアな理由

紅芋焼酎がレアな理由

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紅芋焼酎は入手が困難?

紅芋焼酎を飲んでみたいけれど、近所のお店では見かけたことがない、という人もいるのでは? 実際、紅芋焼酎は商品数が少ないうえに、数量限定、あるいは販売店限定で販売されているケースも多く、いつでも手に入れられるというわけではないようです。

紅芋はそもそも生産量が限定

紅芋焼酎の原料となる紅芋には、さまざまな品種がありますが、沖縄産の紅芋に関していえば、生産地が狭い範囲に限定されているうえに、出回る量が少ないことから、手がける酒蔵が限られているのが実情です。

紅色のサツマイモは、焼酎にするには工夫が必要

一方、紅芋のなかでも鹿児島県産の「紅」のつくサツマイモは、ほとんどが食用として広く親しまれている、甘味の強い品種。「黄金千貫(こがねせんがん)」に代表される酒造用に品種改良されたサツマイモとくらべて、アルコールの元となるデンプンの含有量がやや少ないため、足りない分を麹で補うなど、製法上の工夫が必要になります。こうしたことも、紅芋焼酎が希少な理由のひとつなのでしょう。

紅芋焼酎のおすすめ銘柄

紅芋焼酎のおすすめ銘柄

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紅芋焼酎は、原料となる紅芋と同様に、沖縄や鹿児島で生産されているものが中心です。そのなかから、おすすめの3銘柄を紹介します。

【本格いも焼酎 紅一粋(べにいっすい) 25度】

泡盛造りで有名な沖縄の酒造メーカー・ヘリオス酒造が、沖縄・八重瀬町産の良質な紅芋だけを使って造り上げた沖縄初の本格いも焼酎。芳醇な味わいもさることながら、黒麹仕込みならではのコクと華やかな香りは、芋焼酎ファンのみならず、ワイン好きの味覚も満足させてくれることでしょう。
紅芋独特の甘味と重厚なコクをたのしみたい人には、「紅一粋 37度原酒」もおすすめです。

製造元:ヘリオス酒造株式会社
公式サイトはこちら

【紅芋 五郎25度】

明治41年(1908年)より鹿児島県・甑島(こしきしま)で酒蔵を営む吉永酒造の主要銘柄「五郎」から登場した、紅芋で醸した特別な1本です。紅芋(高系14号サツマイモ)を黒麹で仕込み、かめ壺で貯蔵熟成して仕上げたその雫は、しっかりした甘美な香りと甘味のある味わいが絶品です。

製造元:吉永酒造株式会社
公式サイトはありません

【大和桜 紅芋】

嘉永年間に創業した小さな蔵が、手造りの麹を用い、全量かめ壺仕込みでていねいに造り上げた数量限定の紅芋焼酎。原料には甘味が十分に乗った鹿児島県産の「紅さつま」と国産米を使用。華やかな風味が心地よい1本です。

製造元:大和桜酒造株式会社
公式サイトはこちら

紅芋焼酎はどんな飲み方でもおいしくいただけますが、まずはそのまま口に含み、香味とコクを味わってみてください。華やかな香りをたのしむならロックが、素材由来の甘味を堪能するにはお湯割りがおすすめです。

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