兵庫のビール【有馬麦酒】 日本有数の温泉街を代表する地ビール
「有馬麦酒」は、日本を代表する温泉街、有馬温泉でしか飲むことができない地域限定の地ビールです。地元の観光協会が“温泉の湯上がりにゴクゴクと飲めるビール”をコンセプトに企画・開発したもので、全国のビールファンのあいだで大きな注目を集めています。
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「有馬麦酒」は有馬温泉限定の地元を代表する地ビール
出典:有馬温泉観光協会サイト
「有馬麦酒」は、日本三古湯として知られ、数多くの観光客が訪れる有馬温泉を代表する地ビールとして、2014年に誕生しました。現在も、地元の旅館やホテル、飲食店、商店などでしか流通しておらず、有馬麦酒を目当てにこの地を訪れる地ビールファンも着実に増え続けているようです。
そんな有馬麦酒は、“温泉の湯上がりにゴクゴクと飲めるビールを”と地元の有馬温泉観光協会が企画・開発したもので、実際の製造は兵庫県伊丹市の蔵元、小西酒造に委託しています。
小西酒造は天文19年(1550年)に創業した老舗で、「白雪」などの銘柄で全国的な知名度をもちますが、1998年にはビール製造にも着手。「スノーブロンシュ」などの銘柄で、地ビールメーカーとしても人気を集めています。
「有馬麦酒」は、こうした小西酒造の酒造りの技と、有馬温泉街の人々の情熱が融合して生まれた、温泉街ならではのビール。日本有数の温泉街としての知名度に頼るのでなく、その品質にも定評があり、2014年に横浜で開催された「インターナショナル・ビア・カップ」では見事金賞を獲得。これを機に多くのビールファンの注目を集めるようになり、今や兵庫県を代表する人気銘柄へと成長しています。
「有馬麦酒」の清酒酵母を使った米と麦の豊かな香り
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「有馬麦酒」として最初に販売されたのが、「有馬麦酒 JAPAN ALE」という銘柄。そこには「日本特有のビール」という意味が込められているように、ビール造りにおいても小西酒造が培ってきた「日本特有の酒造りの伝統と技」が最大限に活かされています。
たとえば、仕込み水には小西酒造の日本酒にも使用されている六甲長尾山系の伏流水を使用。また、原料にはホップと麦芽に加えて“酒米の王様”とも称される酒造好適米「山田錦」を使用し、清酒酵母を使って発酵させる独自の製法を採用しています。
こうして完成する「有馬麦酒」は、米と麦の香りが絶妙にマッチングしたビールとなり、後味もすっきりとした味わいに。和食との相性もバツグンで、温泉につかったあとで料理とともにたのしめるビールとなっています。
「有馬麦酒」の2種類の定番ビールを紹介
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「有馬麦酒」には現在、販売開始以来の主力商品となっている「有馬麦酒 JAPAN ALE」と、新たに加わった「有馬麦酒 BLACK ALE」の2種類がラインナップされています。ここでは、それぞれのビールの特徴を簡単に紹介します。
【有馬麦酒 JAPAN ALE】
清酒酵母と清酒技術を駆使して造り出された、淡い黄金の色合いのエールビール。適度な苦味がありつつ、きめの細かいフルーティな味わいが特徴です。米の旨味と豊かな香りが和食にもよく合い、さっぱりとした飲みやすいビールに仕上がっています。
【有馬麦酒 BLACK ALE】
「BLACK」という名のとおりの黒ビール。濃厚で独特な味わいが苦手という人もいるようですが、有馬麦酒の黒ビールはゴクゴクと飲めるすっきりとした味わいが特徴。軽やかな飲みごこちがたのしめます。
紹介した2種類のビールは、味わいこそ異なりますが、すっきりとした飲みやすさは共通。湯上がりにまずは1杯! まさに温泉の街にふさわしい地ビールです。
有馬温泉でしか飲むことができない「有馬麦酒」。みなさんも有馬温泉を訪れたさいに、ゆったりと湯船につかったあとに、料理とともに有馬麦酒をぜひ試してみてください。
販売元:有馬温泉観光協会
製造元:小西酒造株式会社
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