【レモンリキュール】の魅力とは?バリエーション豊かなたのしみ方を紹介!
リモンチェッロをご存じですか?デザートやティータイムにも活用できるお酒「レモンリキュール」の代名詞として知られ、国内でも数多くの商品が見られます。今回は、「レモンリキュール」の魅力や多彩なたのしみ方をご紹介します。
- 更新日:
レモンリキュールは南イタリアで愛される爽快なお酒
Patryk Kosmider/ Shutterstock.com
レモンリキュールは、料理やドリンク、フレグランスなどに幅広く活用されているおなじみの果物、レモンを原料にした果実系リキュール。レモンならではのさわやかさや酸味、そしてほろ苦さが調和した風味が魅力です。
レモンリキュールの発祥地や歴史は定かではありませんが、その代表格とされる「リモンチェッロ」の故郷は、南イタリアのカプリ島だと伝えられています。もともとレモンの産地であるカプリ島では、古くからレモンの自家製果実酒がたのしまれていましたが、それが世界的なリキュールとなったのは、20世紀初頭のこと。カプリ島にあるホテルのオーナー、ヴィンチェンツァ・カナーレ氏が宿泊客にふるまい、評判を呼んだといわれています。
やがて、カナーレ氏の子孫がレモンリキュールのメーカー「リモンチェッロ ディ カプリ社」を設立。一族に伝わる技術を受け継ぎ、造り続けているものが、今なおリモンチェッロの代表商品として親しまれている「リモンチェッロ ディ カプリ」です。
現在、リモンチェッロはレモンリキュールの代名詞として、イタリアを中心とする酒造メーカーから販売されており、世界で広く人気を博しています。
レモンリキュールの多彩なたのしみ方
Goskova Tatiana/ Shutterstock.com
レモンリキュールは、幅広いたのしみ方で親しまれているリキュール。カクテルに活用すれば、フレッシュな風味が加わり、さわやかさが際立ちます。
そこで、レモンリキュールを使うカクテルをはじめ、バリエーション豊かなたのしみ方を紹介しましょう。
【アマルフィ】
南イタリアのリゾート地で、上質なレモンの産地でもあるアマルフィが名の由来。イタリア産のスパークリングワイン「プロセッコ」を使うのがポイントですが、入手できない場合は一般的なスパークリングワインで代用できます。
作り方は、氷を入れたタンブラーに、レモンリキュールとカンパリ、ジン各20ミリリットル、オレンジジュース30ミリリットル、プロセッコ適量を注ぎ、軽くかき混ぜます。
【ソーダ割り】
レモンリキュールならではの爽快感を手軽に味わえます。材料はたった2つだけ。ハイボールのように、食中酒として料理と合わせるのもおすすめです。
作り方は、氷を入れたタンブラーに、1:4の割合でレモンリキュールとソーダを注ぎ、軽くかき混ぜるだけ!
【そのほかの味わい方】
レモンリキュールの魅力は、デザートやティータイムにも活用しやすいこと。とりわけ人気なのが、大人のかき氷用のシロップとして使うたのしみ方です。
また、紅茶やレモネードにレモンリキュールを加えれば、いつものドリンクを簡単にアレンジできます。
レモンリキュールのなかでも、リモンチェッロは、ストレートでその風味をダイレクトにたのしむ飲み方がおすすめ。本場イタリアでは、食後酒としてキンキンに冷やして飲むのだそうです。一度、試してはいかがでしょう。
レモンリキュールの定番商品とは?
youri/ Shutterstock.com
レモンリキュールはバリエーション豊かですが、やはり入手しやすいのはリモンチェッロでしょう。なかでも代表的なものを紹介しましょう。
【リモンチェッロ・ディ・カプリ】
前述のとおり、リモンチェッロ・ディ・カプリ社が手がけるレモンリキュールです。原料のレモンは、エッセンスオイルが豊富で、酸味が穏やかな、南イタリアのソレント産フェッミネッロ種。この地の伝統的な製法を受け継いで造られています。
【サッポロ リモンチェッロ イタリアンレモンリキュール】
サッポロ社が伝統的なリモンチェッロをイメージして開発した、国産レモンリキュール。甘味に加え、レモンらしいほろ苦さと酸味が絶妙に調和した風味が魅力です。
【ボッテガ リモンチーノ】
イタリアのワインメーカー、ボッテガ社が造るリモンチェッロ。同社が手がける「グラッパ」をベースに、シチリア産フェミネッロ種レモンを使用した、豊かな香りと奥行きのある味わいが魅力です。ちなみに、グラッパとは、イタリアで食後酒としておなじみのブランデーの一種です。
レモンリキュールの商品は、リモンチェッロのほかに「レモンチェッロ」と名づけられたものも見られるなど、じつに多彩。いろいろと試してみて、お気に入りのレモンリキュールを見つけてください。