「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」は甘さと香ばしさを合わせ持ったバーボンウイスキーの代名詞

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」は甘さと香ばしさを合わせ持ったバーボンウイスキーの代名詞
出典 : バカルディジャパンサイト

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」は、バーボンウイスキーの本場、アメリカ・ケンタッキー州に本拠を構える老舗バーボンメーカーのウイスキーです。世界的な知名度をもつ銘柄ながら、一度は生産中止に追い込まれた過去もあります。ヘヴン・ヒルの魅力とともに、その歴史をたどってみましょう。

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「ヘヴン・ヒル」の造り手は世界有数の老舗バーボンメーカー

「ヘヴン・ヒル」の造り手は世界有数の老舗バーボンメーカー

出典:バカルディジャパンサイト

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」を造るのは、バーボンウイスキーの本場として知られるケンタッキー州のネルソン郡バーズタウンに本拠地を置くヘヴン・ヒル社。1934年、シャピラ家の兄弟たちによって創業されました。日本語で「天国の丘」を意味する蒸溜所名は、建設地となった農場の主、ウイリアム・ヘヴンヒル氏の名前にちなんでいます。
ちなみに、ヘヴンヒルという名前が「ヘヴン・ヒル」と2語に分かれて表記されているのは、もともとは創業当初の印刷ミスだったといわれています。

ヘヴン・ヒル社は、家族経営の独立系ウイスキー蒸溜会社としてはアメリカ最大級であると同時に、ケンタッキー州産バーボンの保有量では世界第2位。さらに、現在流通している他社のバーボンウイスキーのなかにはヘヴン・ヒル蒸溜所の原酒を利用して造られているものもあるのだとか。
現在は40近いブランドを抱える世界有数のスピリッツメーカーですが、なかでも社名をそのまま冠した「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」は、バーボンウイスキーの代名詞といっても過言ではない存在です。

ヘヴン・ヒル蒸溜所の波乱の歴史

ヘヴン・ヒル蒸溜所の波乱の歴史

Frenzel / Shutterstock.com

ヘヴン・ヒル社が現在の地位を築き上げるまで、その歴史はけっして平坦なものではありませんでした。創業からおよそ60年後の1996年、7つの熟成庫が炎上。蒸溜所や原酒もろとも焼失した過去があります。

一時は生産中止に追い込まれたものの、その後1999年に同じくケンタッキー州のバーンハイム蒸溜所を買収。ヘヴン・ヒル社の生産拠点として建て直すことで、みごとに復活を果たしています。
なお、運良く焼失を免れた熟成樽の原酒から、1989年もの、1990年もののビンテージがボトリングされたこともありましたが、マニアからの人気に加え、元々が少量だったこともあり、すでに販売は終了しています。

生産拠点を移したとはいえ、ヘヴン・ヒル社のウイスキー造りに変わりはありません。バーボンウイスキーとして世界No.1の売上を誇る「ジム・ビーム」で知られるビーム一族が代々、蒸溜責任者として伝統的な製法を守り続けており、世界中のウイスキーファンの信頼に応えています。

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」の魅力は、バニラの甘さとナッツの香ばしさ

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」の魅力は、バニラの甘さとナッツの香ばしさ

Oksana Mizina / Shutterstock.com

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」の特徴は、原料の8割近くをトウモロコシが占めるゆえの、濃厚な穀物のアロマ。
バーボンウイスキーを名乗るには、トウモロコシが原料の半分以上を占めることが条件のひとつですが、この基準を大きく上回るトウモロコシの量が、このバーボンの味わいのベースとなっています。

加えて、新樽による熟成によってもたらされたバニラやナッツ、メープルを思わせる濃厚な余韻と、発酵に由来する渋みからきたドライな味わいなどが複雑にからみあって、「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」の魅力を形成しているのです。

「ヘヴン・ヒル オールドスタイル」のやわらかで重くなりすぎない味わいは、食事と一緒に飲んでも邪魔をしません。水割りやオンザロックはもちろん、ハイボールなど、好みの飲み方でたのしんでみてください。

輸入元:バカルディジャパン株式会社
公式サイトはこちら

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