リキュールのおいしい飲み方【スロージン編】

スロージンは、スローベリーという果実を使った、イギリス生まれのリキュール。フルーティな味や鮮やかな赤い色が特徴で、カクテルに使うと、色合いの美しさも目をたのしませてくれます。ここでは、スロージンの魅力と味わい方を紹介します。
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スロージンはイギリス発祥のフルーティなリキュール

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スロージンは、スローベリーと呼ばれる西洋スモモを原料に使った、イギリス生まれのリキュールです。
西洋スモモといえば、日本では一般的にプラムの名でおなじみの果実。ヨーロッパや西アジアなどに自生する品種で、春には、可憐な白い花を咲かせるそうです。
「スロージン」という呼び名は、もともとイギリスの家庭で、スピリッツ(蒸溜酒)の一種、ジンにスローベリーを加えて果実酒を造っていたことが由来といわれています。とはいえ、現在、たのしまれているすべてのスロージンがジンベースとは限りません。
たとえば、老舗のリキュールメーカー、ボルス(Bols)社が販売するスロージンには、ジンは使われていないとか。一方で、ドライジンで知られるメーカー、タンカレー・ゴードン社が造るスロージンは、ジンをベースにしています。
このように、多くのメーカーがさまざまな製法で、個性豊かなスロージンを製造しています。いろいろな商品を手にとって、好みのテイストを探してみてはいかがでしょう。
スロージンでたのしむスタンダードなフィズ2選

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スロージンのスタンダードなたのしみ方といえば、フィズ。
フィズは、一般的にジンをベースとして、甘味や酸味、炭酸水を加えますが、ベリー系の甘味や香りを持つスロージンは、フィズの材料にピッタリです。
さまざまなレシピのなかから、定番の2種類を紹介します。
【スロージンフィズ】
シンプルな材料で簡単にできるカクテルです。
作り方は、3対1の割合のスロージンとレモンジュース、シロップ小さじ2をシェークして、氷を入れたタンブラーに注ぎます。好みの分量のソーダを加え、軽くかき混ぜればできあがり!
【ルビーフィズ】
シロップの甘味に、レモンの風味がマッチ。その名のとおり、宝石のルビーを思わせる色合いも魅力です。
作り方は、3対1の割合のスロージンとレモンジュース、グレナデンシロップとシロップ各小さじ1、卵白1個分をシェークして、氷を入れたタンブラーに注ぎます。好みの量のソーダを加え、軽くかき混ぜれば完成です。
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