「閻魔(えんま)」名前もラベルもその味もインパクト超ド級の麦焼酎【大分の焼酎】

「閻魔(えんま)」名前もラベルもその味もインパクト超ド級の麦焼酎【大分の焼酎】
出典 : 老松酒造サイト

「閻魔」は、一度その名を見聞きすれば、手に取らずにはいられなくなるほど印象的な、大分産の麦焼酎シリーズ。モンドセレクションをはじめとする国内外の品評会で多数の賞に輝くこだわりの銘柄です。その人気の秘密を探ります。

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「閻魔」は寛政元年創業の老松酒造の代表銘柄

「閻魔」は寛政元年創業の老松酒造の代表銘柄

出典:老松酒造サイト

「閻魔」を製造する老松酒造は、大分県日田地方において、江戸時代中期の寛政元年(1789年)に創業した老舗蔵。日田が天領(幕府の直轄地)として栄えた当時から、豊かな自然に育まれた麦や米、天然のフィルターである杉林にろ過された清冽な水を原料に、焼酎や日本酒を造り続けてきました。

老松酒造では、長期貯蔵麦焼酎「麹屋伝兵衛」や地元産の良質な米で造る日本酒「山水」、喜界島の原生黒麹で仕込んだ麦焼酎「魔界」、独特な焦げた香りが魅力の麦焼酎「おこげ」など、多数の銘柄を手がけていますが、なかでも代表格とされるのが「閻魔」です。

「閻魔」のボトルに掛けられた木札には「古い酒蔵には決して人の近づけない場所がある。そこには歳月を経て今も何かが眠っている…」と書かれています。
その言葉のとおり、歴史ある酒蔵のなかで3年以上も長期熟成された閻魔は、ふくらみのある味わいと、豊かな余韻がたのしめる逸品。その品質は、国際的な品評会でも高く評価されています。

「閻魔」シリーズの代表作「赤閻魔」と「黒閻魔」

「閻魔」シリーズの代表作「赤閻魔」と「黒閻魔」

出典:老松酒造サイト

「閻魔」シリーズのなかでも根強い人気を誇るのが、「赤閻魔」の名で知られる「閻魔(樽)」と「黒閻魔」です。

【閻魔(樽)】

「赤閻魔」の名で親しまれている樽熟成麦焼酎。地元産の麦と麦麹(白麹)を原料に、ホワイトオーク樽のなかでじっくりと寝かされた、淡麗かつまろやかな味が魅力です。2010〜2018年まで9年連続でモンドセレクション最高金賞に輝いた逸品です。

【黒閻魔】

「黒閻魔」は一次仕込みから二次仕込みまで、すべて黒麹を使用した全量麹仕込みの麦焼酎。スッキリとした飲み口ながら、キレのある深い味わいに仕上がっています。こちらも2015〜2018年まで4年連続でモンドセレクション金賞に輝いています。

「「閻魔」シリーズを飲みくらべ

「「閻魔」シリーズを飲みくらべ

出典:老松酒造サイト

「閻魔」シリーズには、「赤閻魔」や「黒閻魔」のほかにも、それぞれ異なるこだわりから生まれた麦焼酎がラインナップされています。

【常圧(じょうあつ)閻魔】

緑のラベルの「常圧閻魔」は、常圧蒸溜で造られた麦焼酎。クリアでマイルドに仕上がる減圧蒸溜にくらべて、原料の風味をしっかりと引き出せるのが常圧蒸溜の強み。麦特有の香ばしさとコクをたのしみたい人におすすめです。

【ゴールド閻魔】

アルコール度数20度とやや低めですが、樽熟成が育む豊かな香りと、黒麹が醸し出す甘味とまろやかさ、常圧蒸溜ならではのしっかりとした飲みごたえを兼ね備えた逸品。大分県限定販売です。

【プラチナ閻魔】

「黒閻魔」をベースに、「赤閻魔」をオーク樽に貯蔵する前の減圧蒸溜焼酎と常圧蒸溜焼酎をブレンドしたもの。主張しすぎない甘味と、ほどよい重圧感が味わえる珠玉の1本で、こちらも大分県限定販売です。

「閻魔」シリーズは、名前やラベルもさることながら、味のインパクトも絶大。「赤閻魔」と「黒閻魔」を中心に飲みくらべて、長期熟成焼酎の魅力を堪能してください。

製造元:老松酒造株式会社
公式サイトはこちら

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