【人気の国産ウイスキー】「戸河内(とごうち)ウイスキー8年」がウイスキーマニアをうならせる理由

【人気の国産ウイスキー】「戸河内(とごうち)ウイスキー8年」がウイスキーマニアをうならせる理由
出典 : donfiore/ Shutterstock.com

「戸河内ウイスキー8年」は、100年近く培われてきた焼酎造りの技術と、年間を通じて低温を維持する理想的な貯蔵庫に育まれたブレンデッドウイスキーの逸品です。マニアをうならせる味わいは、どのようにして生み出されるのか、その理由を探ります。

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「戸河内ウイスキー」を生んだ「戸河内貯蔵庫」とは?

「戸河内ウイスキー」を生んだ「戸河内貯蔵庫」とは?

Tyler W. Stipp / Shutterstock.com

「戸河内ウイスキー8年」は、広島県の総合酒類メーカー、中国醸造(株)が生み出している地方発のウイスキー、いわゆる“地ウイスキー”の逸品です。
スパイシーな香りのグレーンスピリッツと、ほどよくスモーキーなピート香のモルトウイスキーを、8年以上かけてじっくり熟成させてブレンドした、ドライな味わいのブレンデッドウイスキーです。

戸河内ウイスキーが所有している貯蔵庫は2カ所。本社のある廿日市の貯蔵庫と、銘柄の由来にもなっている「戸河内貯蔵庫」です。戸河内貯蔵庫が位置しているのは、県北西部の山間部、安芸太田町戸河内。国指定特別名勝の「三段峡」にも近い、自然豊かなエリアです。

戸河内貯蔵庫は、もともとは昭和40年代に試掘されたトンネルでした。年間を通じて気温約15度、湿度約80%を保つこのトンネル跡は、お酒の貯蔵に理想的な空間です。そこに着目した中国醸造が、樫樽に詰めたウイスキー原酒を、この珍しい貯蔵庫のなかで熟成させることで、「戸河内ウイスキー」の奥深い味わいを実現しているのです。

「戸河内ウイスキー」の奥深い味わいを生む焼酎造りの技術

「戸河内ウイスキー」の奥深い味わいを生む焼酎造りの技術

Artem Markin/Shutterstock.com

「戸河内ウイスキー」の生みの親である中国醸造は、大正7年(1918年)創業という、1世紀にわたる歴史をもつ総合種類メーカーです。
「総合」というだけに、戸河内ウイスキー以外にも、清酒、焼酎、みりん、リキュールなど、多種多様なお酒を製造して、この地の酒文化の一翼を担ってきました。
伝統的な酒造りの技術を大切にしながらも、世界初となる紙容器入りの日本酒「はこさけ一代」を開発するなど、時代の変化を見据えたパイオニア精神には定評があります。

戸河内ウイスキーには、そんな中国醸造の多様な酒造りの技術がふんだんに活用されています。なかでも象徴的なのが、創業以来の焼酎造りのノウハウ。焼酎はウイスキーと同じく蒸溜酒であり、芋焼酎や麦焼酎で培われた技術が、戸河内ウイスキーに存分も活かされています。
「達磨」の銘柄で知られる中国醸造の焼酎は、地元・広島産の原料へのこだわりに加え、戸河内貯蔵庫を活かした長期熟成が、その味わいを支えています。
徹底した温度管理のもと、長い年月を熟成させた味わいこそ、中国醸造のお酒の、そして「戸河内ウイスキー」の最大の魅力といえるでしょう。

「戸河内ウイスキー」の新たな挑戦

「戸河内ウイスキー」の新たな挑戦

Clara/Shutterstock.com

「戸河内ウイスキー」でウイスキー愛好者を魅了してきた中国醸造ですが、2017年12月、酒造りの新たな可能性への一歩を踏み出しました。それが、クラフト蒸溜所「SAKURAO DISTILLERY(桜尾蒸溜所)」の新設です。

中国醸造では、この新しい蒸溜所で、広島初となるシングルモルトウイスキーの製造を開始しており、3年以上かけて熟成させたあと、2021年に世界へ向けて発売する予定です。
また、それに先駆けて2018年3月には、柑橘類など厳選した地元産の素材を使用した純国産クラフトジン「SAKURAO GIN」を発売。革新的な味わいで話題を呼んでいます。

国産ウイスキーの人気が高まりを見せるなか、ジャパニーズウイスキーの新たな担い手として注目を浴びる「SAKURAO DISTILLERY」。3年後のシングルモルトのデビューが待ち遠しいものです。

「戸河内ウイスキー」と、新たな蒸溜所「SAKURAO DISTILLERY」発のシングルモルトウイスキー。数々の試みで日本のウイスキー文化、酒造り文化を盛り上げてきた中国醸造の取り組みに、これからも目が離せません。

製造元:中国醸造株式会社
公式サイトはこちら

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