シングルモルトウイスキー「バルヴェニー」は伝統の職人技が生んだ逸品

シングルモルトウイスキー「バルヴェニー」は伝統の職人技が生んだ逸品
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「バルヴェニー」は、スコットランドのスペイサイド地方で造られるシングルモルトウイスキーの逸品。その豊かな味わいは、代々受け継がれてきた伝統的な製法と職人技により生み出されています。

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バルヴェニーはスコッチの一大産地、スペイサイドを代表する銘柄

バルヴェニーはスコッチの一大産地、スペイサイドを代表する銘柄

出典:サントリー社サイト

バルヴェニーの故郷は、スコッチウイスキーの6大産地のなかでも、アイラ島と並び“スコッチの聖地”と呼ばれるスペイサイド地方。ハイランド地方の北東部を流れるスペイ川全域にあたるエリアで、スコットランド内のモルトウイスキー蒸溜所のじつに半数近くが集まる、スコッチ最大の生産地です。

スペイサイドで生まれた数ある銘酒のなかでも、シングルモルトの先駆けとして名高いのが「グレンフィディック」。バルヴェニーの造り手であるバルヴェニー蒸溜所は、そのグレンフィディック蒸溜所と同じ敷地内にあり、両者はまさに“兄弟銘柄”ともいえる間柄なのです。

同じ敷地で造られるモルトウイスキーとはいえ、バルヴェニーとグレンフィディックの個性は、まったく異なります。グレンフィディックはさわやかでライトな飲み口が持ち味ですが、バルヴェニーは深みのあるコクが魅力。
そうした個性の違いは、製法や水源の違いからきているのでしょう。バルヴェニーはコンヴァル丘陵にある数十カ所の泉の湧水を使うことで、グレンフィディックとは異なる飲み口を生み出しています。

バルヴェニーの魅力を支える、こだわりの職人技

バルヴェニーの魅力を支える、こだわりの職人技

出典:サントリー社サイト

バルヴェニーの名は、スペイサイドの中心部に位置するダフタウンに建つ古城、バルヴェニー城に由来しています。この古城は中世に建てられたあとに廃城となり、麓に新バルヴェニー城が築かれました。1892年、グレンフィディック蒸溜所の創始者ウィリアム・グラントが新しい城の跡地を購入し、開設したのがバルヴェニー蒸溜所です。

バルヴェニー蒸溜所では、伝統的な製法「フロアモルティング」を受け継ぎ、今もなお職人が手間ひまをかけて、ていねいなウイスキーを手造りしています。熟麦芽の乾燥も自ら行っており、ライトなピート香の麦芽を造るため、ピートの香りづけも調整しています。

さらに、ネックにこぶがついた「バルヴェニーボール」という独特の蒸溜釜を使用。この釜で時間をかけて香りの成分を抽出し、ふくよかで重層的なシングルモルトを造り出します。
このような伝統の製法を継承するため、バルヴェニー蒸溜所は専属の釜職人まで雇って、職人の技を受け継いできたのです。

バルヴェニーとグレンフィディック、兄弟銘柄を飲みくらべ

バルヴェニーとグレンフィディック、兄弟銘柄を飲みくらべ

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バルヴェニーとグレンフィディック、この兄弟銘柄を飲みくらべてみましょう。バルヴェニーの「ダブルウッド12年」はバーボン樽で熟成したあと、シェリー樽に詰め替えて後熟されるため、2種類の樽から醸し出される甘い香りと深いコクをたのしめます。

じつは、この樽の使い分けもバルヴェニー蒸溜所によるウイスキー造りの特徴。バーボン樽、シェリー樽だけでなく、ワインやポートワインの樽など、いろいろと組み合わせて多彩なモルトを少量生産しています。

いっぽうのグレンフィディックは、現在、世界180カ国以上に輸出されるなど、世界でもっとも親しまれているシングルモルトのひとつ。さわやかでライトな味わいのなかに、はちみつやメイプルシロップを想起させる甘味が感じられます。飲みやすく、スコッチ初心者にもピッタリです。

バルヴェニーの魅力は、創業以来1世紀以上、守られてきた伝統の味わい。グラスに注げば、奥行きのある琥珀色に心も躍ります。ぜひ一度、味わってみてください。

国内販売元:サントリー
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