【ジン編】スピリッツの飲み方を紹介

【ジン編】スピリッツの飲み方を紹介
出典 : bogdanhoda / Shutterstock

ジンは多くの定番カクテルに用いられており、バーでは欠かすことができないお酒です。ジンの特徴である「ボタニカル」が、オシャレ女子のキーワードになっていることから、若者世代からの注目が急上昇中! そんなジンの魅力を紹介しましょう。

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ジンの魅力とオシャレなイメージを支える「ボタニカル」って?

ジンの魅力とオシャレなイメージを支える「ボタニカル」って?

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ジンは4大スピリッツのなかでも、その個性の多彩さ、幅広さが際立っています。というのも、ジンとは、ベースとなるグレーン・スピリッツ(大麦やライ麦、トウモロコシなど穀物を原料とした蒸留酒)に、「ボタニカル」と呼ばれる香草・薬草類を加え、再び蒸留して造られるものだからです。

このボタニカルの組み合わせによって、ジンの香りや味わいが大きく変化します。ボタニカルとして使用されるのは、ハーブやスパイスといった香草・薬草だけでなく、果実や果皮、種子、樹皮、根など、じつに多彩です。それらを数種類組み合わせて使用しますから、ジンのレシピはまさに無限大! 今も世界各地で、新たなジンが生まれ続けているのです。

ジンの特徴であるボタニカルとは、もともと「植物」という意味で、近年では、ファッションやライフスタイルの分野で人気のキーワードとなっています。
植物モチーフをオシャレに採り入れた「ボタニカル女子」がちょっとしたブームとなっていることから、その一環としてジンをたのしもうという若者が増えているのだとか。
きっかけはどうあれ、ジンの奥深さに魅了される方が増えるというのは、よろこばしいことですね。

ジンに新時代到来!個性豊かなクラフトジンが世界的なブームに

ジンに新時代到来!個性豊かなクラフトジンが世界的なブームに

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ジンは17世紀にオランダで薬用酒として誕生し、オランダ商人によって世界中に広められました。
なかでも大流行となったのがイギリスで、現在でもオランダ式の「ジュネバ」と、イギリス式の「ドライ・ジン」が、ジンの2大潮流となっています。

ジンは、オランダ、イギリスだけで造られるわけではありません。ドイツでも「シュタインヘーガー」という独自のジンが造られています。
さらに近年では、世界各地で「クラフトジン」と呼ばれる独創的なジン造りが流行しています。

クラフトジンとは、造り手ごとの個性があらわれる少量生産のジンのこと。その個性を決定づけるのは、やはりボタニカルです。
これまでのジンになかったユニークなボタニカルや、産地特有のボタニカルを使用して、誰も見たことのないジンを産み出そうという動きが、世界各地で活発化しています。

たとえば日本では、玉露やゆずなど、日本特有のボタニカルを使ったクラフトジンが生まれており、和のテイストあふれるジンとして、海外からも大きな注目を集めています。

ジン・ベースのカクテルといえばジン・トニック! 単純だからこそ奥深いその魅力

ジン・ベースのカクテルといえばジン・トニック! 単純だからこそ奥深いその魅力

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ジンはマティーニやギムレット、ネグローニなど、数々の有名なカクテルに用いられます。
ジン・ベースのカクテルの代表格といえば、やはりジン・トニック。あまりに定番すぎて、「今さら・・・」と思う人もいるかもしれませんが、それは早合点というもの。
酒好きの間では、「ジン・トニックを頼めばバーテンダーの腕が分かる」とまでいわれているように、ジン・トニックは非常に奥の深いお酒なのです。

ジン・トニックのレシピは、ジンとトニックウォーターを混ぜ合わせて、ライムやレモンを添えるだけという単純なもの。その単純さが、逆に難しさでもあるのだとか。
ジンやトニックウォーターの銘柄はもちろん、その配分、ライムやレモンの量、さらには最後に少量のソーダを足したりするなど、バーテンダーごとの工夫によって、ジン・トニックの味は大きく変化します。

ジン・トニックは、最近では、バーだけでなく、居酒屋やカラオケ店などでも定番メニューとなっています。
ジンをたのしむ機会が増えるのはうれしいことですが、ときには本格的なバーで、バーテンダーの熟練の技を、目と舌で味わってみたいものですね。

ジンの奥深い魅力は「ボタニカル女子」に独占させてしまうのはもったいないというもの。自分の舌で、その魅力を味わってみてください。

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