「写楽(しゃらく)」宮泉銘醸が贈る4年連続金賞受賞の日本酒
福島県を代表する銘酒「写楽」(宮泉銘醸)。全国新酒鑑評会において4年連続で金賞に選ばれているほどの名酒で、非常に人気が高く、いまや「幻の酒」になりつつあります。洗練されたおいしさの秘密は水と米。「五百万石」「山田錦」「雄町」といった酒造好適米を銘柄によって使い分けているそうです。
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「写楽」は会津の酒蔵、宮泉銘醸が生んだ逸品
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「写楽」を生んだ会津若松市は、日本人には幕末の「白虎隊」で知られています。観光地としても有名ですが、城下町だけあって、この一帯には今も昔から続く酒蔵が多く集まっています。
そのひとつが、鶴ヶ城のすぐ近く位置する酒蔵、宮泉銘醸(みやいずみめいじょう)です。現在は4代目の宮森義弘氏が営むこの酒蔵から、「写楽」は生み出されました。
「写楽」といえば、日本酒好きの間では非常に人気が高く入手困難な銘酒。いまや「幻の酒」になりつつある、人気と実力を兼ね備えた銘柄です。この「写楽」は、同じく会津若松市内にあった酒蔵、東山酒造の廃業を機に、宮泉銘醸が引き継いでリニューアルさせたものなのです。
一時はその歴史を終えかけていた「写楽」ですが、「皆に愛される日本酒を造りたい」という宮森氏をはじめ、職人たちの努力とこだわりによって、全国新酒鑑評会において4年連続で金賞に選ばれているほどの名酒として復活。今や会津若松市だけでなく、福島県全体を代表する日本酒となっています。
「写楽」の魅力は、名水とこだわりの米が育んだ味わい
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「写楽」の特徴として、まず挙げられるのが「純米造り」へのこだわりです。
「写楽」を生んだ会津若松は、民謡「会津磐梯山」にもうたわれているように、日本でも有数の名水の地。会津盆地の南東に位置していることから湧水に恵まれており、良質な米が育つ地でもあります。
質量ともに豊かな水と、その水に育まれた地元産の米を用いることで、「写楽」の上品な香り、のど越しの良さ、そして、しっかりとした旨味が生まれています。
「写楽」の原料米は、宮泉銘醸が地元で契約している農家とともに栽培した「五百万石」や「山田錦」「雄町米」「夢の香」といった酒造好適米。これらを銘柄によって使い分けることで、「写楽」は洗練された質の高い日本酒となっているのです。
「写楽」、造り手の愛がこもった「純愛仕込」
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「写楽」は「どんな人にも愛される日本酒」をめざしたというだけあって、多くの銘柄、多くの味がラインアップされています。
なかでも人気を集めている銘柄のひとつが「純愛仕込」です。「純米仕込」の間違いでは? と思う人もいるかもしれませんが、「写楽」には確かに「愛」が込められています。
「米を愛し、酒を愛し、人を愛し、皆様に愛される酒をめざす」という造り手の深い思いを込めて「純愛仕込」と名づけられているのです。
評価の高い日本酒には、やはり造り手の「心意気」や「愛」があふれているのですね。
「写楽」は日本酒好きのためだけでなく、まだ日本酒のおいしさを知らない人にもたのしんでもらえるよう、真心を込めて造られた日本酒です。その「愛」をしっかり受け止めたいものです。
製造元:宮泉銘醸株式会社
公式サイトはこちら
主要販売店:有限会社山武商店 よしのや