オリジナルレシピでたのしむ、初夏にぴったりな大人のシャンパンカクテル
さっぱりとした飲み口のシャンパンとスピリッツを合わせて作る、初夏にぴったりなカクテルをご紹介。フランスのバーで生まれた由来とは…?
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第一次世界大戦中に生まれたカクテル
シャンパンとスピリッツを合わせて作る、フランス生まれの一風変わった名前のカクテルがあるのはご存知でしょうか? 第一次世界大戦中、パリの「アンリバー」で、当時の新兵器だった75mm口径の大砲の名前がそのままカクテルになった「フレンチ75」は、ジンとレモンジュースとシロップをシェイクし、氷を入れたタンブラーに注ぎ、そこにシャンパンを注いで作る、さっぱりとした飲み口のカクテル。その後、スピリッツを変えたバリエーションも誕生しています。
スピリッツを変えてアレンジを
ジンをバーボンウイスキーに変えて作るのが「フレンチ95」。さらに、ブランデーに変えたものが「フレンチ125」。実際に95mmや125mm口径の大砲は無かったそうですが、フレンチ75のアレンジバージョンとして命名されています。分量は、それぞれのスピリッツを45ml、レモンジュースを20ml、シュガーシロップ1tspをあらかじめシェイクするのが正式な作り方ですが、グラスに入れてよく混ぜ合わせてもOK。シャンパン、あるいはスパークリングワインをお好みの量を注いで完成です。フレンチ95はバーボンウイスキーの独特な風味、フレンチ125はブランデーの上品な香りを感じられて、それぞれのスピリッツの特長が生きています。手軽に作れるので、飲み比べてたのしんでみてはいかがでしょうか。
JulijaDmitrijeva/ Shutterstock.com
<画像・レシピ提供>
Bar Rocaille バーロカイユ
https://www.facebook.com/barrocaille
ライタープロフィール
阿部ちあき
全日本ソムリエ連盟認定 ワインコーディネーター