バラエティ豊かな日本酒利き酒まつり!『第9回 和酒フェス in 中目黒』取材レポート
3月24・25日の2日間、日本酒利き酒イベント『第9回 和酒(わしゅ)フェス in 中目黒』が開催。全国から選りすぐりの日本酒に加えて、三菱食品がチルドでお届けする生酒の新ブランドもお披露目。大いに盛り上がった当日の様子をレポートします。
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46蔵156種類の“和酒”が大集合
会場の『中目黒GTタワー前広場』はたいへんな熱気に包まれました。
“和酒(わしゅ)”とは、「日本の風土と文化から造られた、人と人とをつなぐお酒」のこと。今回で9回目を迎える『和酒フェス』では、「季節を感じながら、旬の和酒と食をたのしむ利き酒祭」をテーマに、和酒・食・エンターテインメント・セミナーなどを通じて、和酒と食のマリアージュ、日本文化のたのしみ方を提案していました。
3月24(土)・25(日)の両日ともに晴天に恵まれたのに加え、ちょうど桜も満開。会場近くには桜の名所・目黒川があることも手伝って、みなさんのテンションが最高潮に達していました。毎年好評なこのイベント、今回も3240円(税込)のチケットが完売。2日間でなんと2000人が来場したそうです。
今回のテーマは“春の新酒、吟醸酒で、花見酒を楽しもう!”と、まさに桜の満開を予想していたかのよう。実行委員長の「乾杯!」のかけ声とともに、全国から集まった46蔵、156種類の和酒が並ぶブースの前には、あっという間に人だかりができ、蔵元・蔵人と来場者との交流が始まりました。
実行委員長のあいさつ後、「乾杯!」でスタート!
うかがった2日目のMCは、日本酒スタイリストの島田律子さん。
利き酒しやすいように、和酒が分類されたプログラム。
みなさん、お目当てのブースを目指していきます。
各ブースお酒の減り方のスピードが、ハンパじゃありません。
女性客が明らかに多く、そこかしこで作戦会議をする姿が。
お酒を飲んだら同量の水を。多くの蔵元さんから仕込み水(和らぎ水)が提供されていました。
鮮度を味わう生酒の新ブランド、満を持して登場!
これからリリースされる新しい生酒が、会場でお披露目されました。
注目を集めていたのは、三菱食品がチルドで届ける生酒の新ブランド『J-CRAFT SAKE(ジェイ-クラフト サケ)』と『生冷(KIREI)』の専用ブース。試飲開始から「生酒ってどんなお酒?」と興味津々の人たちがひきもきらず。一切火入れをしないお酒に「とてもフレッシュ!」「フルーツのような香りがするね」とみなさん笑顔に。対応するスタッフも忙しいながらも、お客様の反応に表情がほころんでいます。
ちなみに飲食店で提供されるのが、『J-CRAFT SAKE』。個人で購入でき、プライベートでたのしめるのが『生冷』。それぞれネーミングやラベルが個性にあふれていて、目を輝かせながらボトル撮影に励む人も少なくありませんでした。
大切に冷蔵されて運ばれてきたお酒をテイスティングして、その風味に感激。「生酒ってなに?」というパネルを熱心に読み込んだり、ラベルを撮影して記録したりする人も。一般的な火入れを施した日本酒とは異なる魅力を、味と香りで体験できた貴重な機会になったようです。
分かりやすく生酒の説明がされています。
実行委員長と『2018ミス日本酒準グランプリ』の堀井雅世さんも応援に。
キャラクターが愛らしい『J-CRAFT』シリーズ。
会場には『J-CRAFT 山吹てんにょ』を醸した三和酒造さんの姿が。
同じく『J-CRAFT 青墨おしどり』の月山酒造さんも上京されていました。
気温が高かった当日、『生冷』の透明感あふれるポスターは一服の清涼剤に。
名前を指さして、「かわいい!」とはしゃぐ女子が続出です。
盛り上がる出し物や、多彩な販売ブースも
もちろん和酒には、購入できるものもあります。
おたのしみは利き酒だけではありません。ステージでは漫才や日本の伝統芸能が披露されたほか、物販や飲食のブースなども充実。おいしい食べ物と合わせることで、利き酒にさらに拍車がかかるようです。
いつしか来場者同士が仲良しになって、「●▲のお酒飲みました? とってもシャープで好みでした」「チーズをかじりながら飲むと、味がまろやかになりますよ」といった会話もちらほら。和酒という絆で、会場のみなさんが結ばれていくのが感動的でした。
漫才コンビ『にほんしゅ』さんが、お酒にちなんだネタを披露。
25日には、和太鼓と篠笛のデュオ『朋郎(TOMORO)』さんのステージ。
匂いで来場者を惹きつける、フードカーも多数参加していました。
和酒にぴったりのツマミもたくさんあって迷います。
『忍者カクテル』なるブースを出していた大妻女子大学のみなさん。かけ声は「待ってるニンニン、ドロン!」。
2時間15分に及ぶ利き酒マラソンも無事に終了。まだ飲み足りなさそうな人たちは、これから川沿いの屋台に向かうのでしょうか? あちこちで名残惜しそうに蔵人と記念撮影をする姿も…。もう次回が待ち遠しくなってしまう充実したイベント。みなさま、お疲れ様でした。
外国からの陽気なゲストも! 日本酒が世界中で愛されていることを確信しました。