今飲んでおきたい、岩手の注目の日本酒銘柄

今飲んでおきたい、岩手の注目の日本酒銘柄
出典 : kazoka/Shutterstock.com

日本最大の杜氏集団、南部杜氏発祥の地、岩手。この地の気候風土が造り上げる上質の米や水、そして南部杜氏が磨いてきた酒造りの技術が融合し、旨い日本酒を造り上げています。昔の酒造りを思い浮かべながら飲んでみたい、岩手で注目の日本酒を紹介します。

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あさ開/あさ開

あさ開/あさ開

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南部藩士であった七代目村井源三が武士を辞め、1871年に酒造りを始めたのがあさ開の創業。商人としての再出発と明治という新しい時代の幕開けにかけて「あさ開」の名づけたといわれているそう。「あさ開」とは、万葉集に収められた和歌に因んだもので、船が早朝に漕ぎ出す歌の枕詞です。

岩手で開発した米を使い、研究をかさねた独自酵母で作った日本酒は、全国新酒鑑評会などさまざまな鑑評会での多数の受賞歴があります。根強い人気を誇る「純米酒あさ開き」は、ふくよかで良質な旨みがありながら、さらりとした優しい口当たり。お米の旨みが口に広がります。シンプルな味わいだから魚にも肉料理にも合います。
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南部美人/南部美人

南部美人/南部美人

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南部美人を醸しているのは、国内外で高い評価を受ける若き南部杜氏の松森淳次氏。五代目蔵元の久慈浩介氏とともに、「現代の名工」といわれた先代杜氏の故山口一氏の技術と酒造りへの心をしっかりと受け継ぎ、「温故知新」を合言葉に日々酒造りに励んでいます。

2017年ロンドンで開催されたIWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)において、日本酒部門最高賞を受賞した「南部美人 特別純米酒」は、岩手県二戸市の風土や技術、人、米すべてが相まった味わいです。またSAKE CONPETISIONで2017年から新設された発泡清酒部門では、シャンパンと同じ瓶内二次発酵にチャレンジした「南部美人 あわさけスパークリング」が、見事1位を獲得しています。
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月の輪/月の輪酒造店

月の輪/月の輪酒造店

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南部杜氏発祥の地で蔵元の家に生まれ育ち、杜氏として酒造りに腕を振るうのは、5代目の娘である横沢裕子氏。女性杜氏の醸す酒は、柔らかな味わいの中にもお米の旨味と風味がしっかりと感じられ、旨味と酸味のバランスが非常によくて飲みやすいと評判。平成28酒造年度全国新酒鑑評会で金賞に選ばれた「金賞受賞酒 大吟醸 月の輪」は、すっきりまろやかな飲み口の味わい深いお酒です。一方「大吟醸 宵の口」は、華やかでボリュームがある吟醸酒。どちらも毎日の晩酌におすすめです。
月の輪酒造店の詳細はこちら

人気銘柄が揃う岩手の日本酒で乾杯したいですね。

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