今飲んでおきたい、青森の注目の日本酒銘柄
世界遺産の白神山地や、リンゴの産地としても有名な青森。寒冷な気候に加え、清涼な雪解け水や奥入瀬川の清流、豊かな大地で育った酒米など、自然の恵みあふれる理想的な酒造りの場所といえるでしょう。今回はそんな青森で注目の日本酒を紹介します。
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田酒/西田酒造
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「酒は田んぼからなる」という原点にたちかえり、一切の添加物を排除し、米に感謝して醸されたこだわりの純米酒。蔵元の西田酒造は、幻の米といわれた地元青森の古城錦を復活させ、県産の酒造好適米「華想い」を使用するなど、青森の地酒の立ち位置を貫いています。
「田酒 特別純米酒 山廃仕込」は、穏やかな香りと米の旨味がしっかりと感じられ、山廃らしい酸味もある飽きのこない一本。「田酒 純米大吟醸 百四拾」は、華やかな吟醸香とまろやかなふくらみが特徴です。
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陸奥八仙/八戸酒造
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1775年創業、地元の漁師町で愛されている辛口酒「陸奥男山」で知られる八戸酒造。そんな老舗で「自分たちだけの酒をつくりたい」と立ち上がったのが、9代目の長男の駒井秀介氏と、弟の伸介氏。そんな若いふたりが中心となって打ち出したのが「陸奥八仙」です。経験がものをいう世界で、日本酒ファンの目線にたって醸した酒は、青森の米や水、酵母を使い、なめらかな口当たりとみずみずしい甘さ、キレのある後味が評判。「陸奥男山」と肩をならべる主力商品となりました。
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豊盃/三浦酒造
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若き5代目の三浦剛史氏と、弟の文仁氏が活躍する、家族経営の小さな蔵で醸される「豊盃」。戦場で兵士の士気を鼓舞するために唄った歌「ホウハイ」節の明るくユーモアな歌詞と勝利にあやかって名付けられました。地元岩木山の伏流水に、契約農家に栽培を委託している専用の「豊盃米」を使用、丁寧に醸されています。また、冬季限定の新酒「豊盃 ん おりがらみ生酒」は、澱をからめて仕上げた搾りたて生酒。爽やかな青リンゴのような香りと、ほどよい酸味がたのしめます。
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如空/八戸酒類
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