「J.S.A. SAKE DIPLOMA」って?あなたの日本酒知識が試される!
日本酒をもっと学びたいという人のために、さまざまな資格が存在しています。そのなかでも、日本酒の専門家になりたい、と思う人は、2017年から始まったこの検定にチャンレジするとよいかもしれません。
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J.S.A. SAKE DIPLOMAとは?
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ソムリエとして有名な田崎真也氏が会長を務める「一般社団法人日本ソムリエ協会(以下J.S.A.)」が、2017年に第1回目の認定試験を行った「J.S.A. SAKE DIPLOMA」。まだ新しくできたばかりの資格ですが、すでに各方面から注目されています。J.S.A.は、ワインに携わる人の資質と向上、ワインを中心とする飲料の普及などを行ってきました。その中で、和食と日本酒の環境の変化を踏まえ、日本酒の知識向上と日本の食文化の普及を考え、日本酒に特化した認定制度「J.S.A. SAKE DIPLOMA」を立ち上げました。
試験は一次試験が筆記試験、二次試験はテイスティングと論述です。受験資格は、20歳以上であれば誰でも受験可能です。
一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)
どんな問題がでるの?模擬問題をチェック
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さて、この新しい認定資格、どんな問題がでるのでしょうか? まずは、腕試しに模擬問題を解いてみてください。
問1
日本酒製造業界において、醸造用水の条件として細菌酸度は何ml 以下が基準とされている
か、次の中から1つ選び解答欄にマークしてください。
1・2ミリリットル
2・3ミリリットル
3・5ミリリットル
4・10ミリリットル
問2
搾った日本酒を割り水し、ろ過後そのまま火入れせずに瓶詰め出荷される酒として適当なものを1つ選び、解答欄にマークしてください。
1・生貯蔵酒
2・無ろ過生原酒
3・生酒
4・生原酒
問3
上方から「下り酒」と尊ばれ、一大酒造地として繁栄した場所を1つ選び解答欄にマークしてください。
1・広島
2・伏見
3・灘
4・宮城
問4
樽酒の木の香りをさらに引き立てるのに効果的な飲み方に用いる器として適している物を1つ
選び、解答欄にマークしてください。
1・ぐい呑み
2・切子の器
3・升
4・錫の器
<解答>
問1=1・2ミリリットル、問2=3・生酒、問3=3・灘、問4=3・升
いかがでしたか? この検定では分厚い「J.S.A. SAKE DIPLOMA 教本」がありますので、そちらをしっかり読み込む必要があります。日本酒の専門家を目指して、ぜひ挑戦してみてください。学ぶことによって、さらに日本酒をたのしめるようになりたいですね。