飛騨の恵みいっぱいのビールを嗜む。岐阜のクラフトビール
岐阜は、長良川や飛騨高山、下呂温泉など海外からも観光客が訪れる美しい場所です。とくに飛騨高山は、最近、アニメ映画のロケ地としても話題。歴史ある街には、日本酒や焼酎の酒蔵と同様、ビール醸造を行う酒蔵も存在します。
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岐阜のクラフトビール
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ゆったりと景色を見たり、観光したり、温泉街でのんびりできる岐阜。なかでも飛騨高山は有数の観光地です。温泉はもちろん、散策やお祭りなどをたのしむことができます。最近ではアニメ映画のロケ地巡りも盛んなようです。ここでは、飛騨高山のこだわりのブルワリーを2軒紹介します。
理想のリサイクルから始める「飛騨高山麦酒」
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地下180メートルから汲み上げた天然水と麦芽100%にこだわる飛騨高山麦酒。もともとは、飛騨牛を飼育する農家の循環型農業の視点からスタートしています。産業廃棄物扱いになる麦芽やホップのカスを牛の飼料として再利用することを考え、ビール造りと飛騨牛とのリサイクル農業を実現しています。
さまざまなビールを醸造しているブルワリーの人気の1本はヴァイツェン。フルーティーな香りとキリッとした飲み口で、グラスが進んでしまいます。
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飛騨の恵みいっぱいの「地ビール飛騨」
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飛騨産の米や大麦などを使うことにこだわりを持つ工房「地ビール飛騨」。米や大麦のほかに、スイートコーン、桃やリンゴを使ったオリジナリティーあふれるビールが目を引きます。
メインは、小麦麦芽と飛騨白河郷で育った米を使った飛騨ホワイトビール。ほのかな米の甘味とかすかな酸味、爽やかな後味が特徴のビールです。
また、飛騨高山のおみやげ店で見かける“さるぼぼ”の名前のついた“さるぼぼ”ラベルも人気。“さるぼぼ”とは飛騨の言葉で猿の赤ちゃんの意味。全身真っ赤で黒い頭巾をかぶった小さな人形は、悪霊や疫病除けとして地元の人に親しまれてきました。その“さるぼぼ”がボトルに描かれたさるぼぼラベルは、飛騨産の大麦を使った淡い黄金色のケルシュ。華やかな香りとさっぱりとした飲み口です。
地ビール飛騨では、ガラス越しにタンクが並ぶブルワリー内を見ることができます。また、ショップで買ったクラフトビールを飲むテーブルとグラスの用意もあるので、ぜひ、試してみてください。
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散策がたのしい飛騨高山。観光の合間にクラフトビールの直売店に寄ってみてはいかがでしょうか?